2026 Rd.1FUJI
KYOJO CUP 2026年 第1戦 富士

KYOJO Final
今シーズンから周回数が15周に変更されたKYOJO Finalは14時15分からのフォーメーションラップを経て、ローリングスタートで開始。Sprintを制した富下が序盤から好走を見せた。
昨日以上の緊張感に襲われていたという富下はスタート直後こそ後続に接近を許したが、気持ちを立て直して自身の走りに集中。徐々にペースを上げた富下は独走状態となり、後続に対して2.7秒もの大差をつけてトップチェッカーを受ける。Sprintに続く今季2勝目を飾り、開幕戦を制した。
富下に劣らず、安定したペースを見せていたのはルーキーの#10 ジョアンヌ・チコンテ(FLEET KDDP KC-MG01)だった。自身初のローリングスタートに挑んだSprintではオープニングラップで富下に後れをとったものの、前日の経験を活かして1周目のコカ・コーラコーナーへの侵入で富下に接近。オーバーテイクは叶わなかったものの速さを見せつけ2位を独走し、後続に追い立てられることなく2戦連続の2位表彰台を獲得した。
若手やルーキーが頭角を現す一方、3位を獲得したのは例年チャンピオン争いを展開しているベテランの#36 斎藤愛未(SCS TOM'S KYOJO KC-MG01)だった。スタートでは8番手に後退するも、ペースの良い斎藤は着実に他車をとらえて6番手に浮上。次なるターゲットは斎藤の手の内を知り尽くした#18 三浦愛(Team ReFa KC-MG01)となり、かつてのチーム監督とのバトルに少々プレッシャーを感じていた斎藤だったが、4周目のGRコーナーでアウト側からオーバーテイクに成功。5番手を奪取した。後半を迎えるも勢いの衰えない斎藤は7周目に更なるポジションアップを果たし、3番手を走行する#7 翁長実希(nat KDDP KC-MG01)との間合いを詰めていく。ペースの違いを感じた斎藤はパナソニックオートモーティブコーナーで一気に迫り、11周目には激しい接近戦を展開。翌12周目のホームストレートでスリップストリームを使って近づくとGRコーナーで翁長とのバトルを制し、今季初となる3位表彰台を手にした。
優勝:#39 富下李央菜(OPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01)
「(トップを獲ることができて)すごく嬉しいです。今日も最初は緊張していて、スタート直後のGRコーナーではブレーキングポイントに悩みましたし、前に誰もいないのでレースペースを作ることに苦戦しました。ただ、クルマの状態もペースも良かったので、良いラップタイムを出せるように気持ちを切り替えて走りました。今回についてはメンバーの位置関係が去年とは違っていて、追い上げてきた斎藤選手が上位グリッドにいたらどのような展開になっていたかわかりません。今年はシリーズチャンピオンを狙っているので、気を抜かずに次戦でも1位を目指します」
「(2位獲得に対しては)とても嬉しいです。シーズンのスタートとしては良いスタートを切れたと思いますし、とても頑張ってくれたチームにも満足しています。ポジションを守るために一生懸命走りましたが、とてもタフなレースでした。ただ、他のドライバーたちは良いペースで走っていたので、さらにスピードを上げられると思うとワクワクします。次戦のレースと予選では、できる限り速く走ることを目標に頑張ります」
「スタートで失敗して後方に沈んでしまいましたが、なんとか巻き返すことができたので価値のある3位だと捉えています。ペースがあっただけにスタートでのミスには悔しさもありますが、新人さんの気持ちに立ち返って1周1周を大切に走るという目標はクリアできたと思いますし、良いクルマを作ってくださったチームにも感謝しています。(上位勢の)メンバーが一新され、新たなシリーズが開幕したことをひしひし感じていますが、私も負けずに次戦も食らいついていきたいです」