2026 Rd.2FUJI

KYOJO CUP 2026年 第2戦 富士

    スーパーフォーミュラ併催大会のKYOJO Finalは斎藤愛未が優勝、翁長実希が待望の今季初表彰台を獲得

    KYOJO Final

    スーパーフォーミュラ併催大会のKYOJO Finalは斎藤愛未が優勝、翁長実希が待望の今季初表彰台を獲得

     2026年のKYOJO CUP Rd.2のKYOJO Finalが7月19日(日)に富士スピードウェイで開催され、#36 斎藤愛未(SCS TOM'S KYOJO KC-MG01)が今季初優勝を獲得。全日本スーパーフォーミュラ選手権との併催大会は#18 三浦愛(Team ReFa KC-MG01)と斎藤の師弟コンビが勝利を分け合うこととなった。

    KYOJO Final

     ときおり晴れ間がのぞくも依然として曇は分厚く、どんよりとした空模様となった決勝日。しかし午後を迎えても天候は崩れることなく、15周のKYOJO Finalは定刻に開始。Sprintに続いてスタンディングスタートが切られた。
     1周目のTGRコーナーを首位で通過したのはまたも三浦だったが、8周目に斎藤の先行を許して2番手に後退する。「リザルトが重視されるこの世界でどうにか結果を出したかった」という三浦は、ペース不足に悩まされながらも#7 翁長実希(nat KDDP KC-MG01)と2番手を争うが、ここでの押し出し行為により5秒のタイムペナルティが科されることに。順位を維持して2番手でレースを終えるも、正式結果は13位となった。
     一方、序盤から三浦にプレッシャーをかけ続けた斎藤は、8周目のTGRコーナーで首位を奪取。Sprintでは達成できなかった三浦の攻略を成功させると、ファステストラップを記録しながら後続を引き離していく。ところが11周目に3台が絡む接触が発生。セーフティーカー(SC)導入により、約3秒ものタイムギャップを失うこととなった。しかしSCランは最終ラップまで続き、トップでレースをフィニッシュ。SC先導でのゴールに若干の悔しさを感じつつも、初のKYOJO Final優勝に笑顔を見せた斎藤は、ランキングリーダーの座を手にした。
     4番グリッドからレースに臨んだ翁長は、スタートで出遅れるも着実に順位を上げ、8周目に三浦に接近。サイド・バイ・サイドの状態まで三浦を追い詰めるが、バトルの中でコース外に押し出されてしまう。縁石に乗り上げた翁長のマシンは一瞬浮き上がるも走行に影響するダメージはなく、3番手でフィニッシュラインを通過。三浦の後退によって2位となり、待望の今季初表彰台を獲得した。
     Finalでも3位表彰台に登壇したのは#38 佐藤こころ(OPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01)となったが、パルクフェルメでの表情は暗く、続いて行われた記者会見では悔しさのあまり涙を見せた。スタートでは抜群の蹴り出しを決めるも斎藤、翁長の先行を許して4番手でレースを終了した佐藤は「(バトル中の)ひとつひとつの要素が上手く嚙み合えば、優勝は狙えた」と語り、ベテランドライバー達の壁の高さを改めて実感した様子だった。

    Driver’s Voice
    優勝:#36 斎藤愛未(SCS TOM'S KYOJO KC-MG01)

    「これまででいちばん嬉しい優勝でした。昨日は1コーナーで抜ききれなくて悔しい思いをしましたが、いろいろな方に攻略法の案を出してもらい、それを全部試しました。昨日は冷静さを欠いていて、仕掛けるポイントがやや速かったと分析していました。ペースがあることはわかっていましたし、(得意としている)後半になればなるほど有利になると思っていたので、無理せずにタイヤを温存してベストなタイミングで仕掛けました。三浦選手を抜けたときは、ほっとしましたね。(次戦に向けて)やることはいつもと変わりませんけど、みんなも努力してさらに速くなってくると思います。なので私もそれ以上に速く走れるように努力して、チャンピオンを目指して頑張りたいです」

    2位:#7 翁長実希(nat KDDP KC-MG01)

    「開幕戦では表彰台に上がることができず、ずっと悔しい思いをしてきました。こんなに表彰台が遠く感じたことはなかったです。スピードもなかったので不安を抱えながら予選を迎えましたが、すごく良い方向に行ったので、自信を持ってレースに挑みました。スタートでは出遅れましたが、その後は焦らず冷静に状況を分析してバトルをすることができたと思います。誰かを抜いての2位ではないので、悔しい部分もあります。次のレースでは絶対に這い上がって見せますし、自信を持って良いところもあるので、シーズンをとおしてチャンピオンを獲得するという強い気持ちでまたレースに挑みたいです」

    3位:#38 佐藤こころ(OPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01)

    「すごく悔しいです。ベテランの方々と比べて、足りない部分がかなりあることを実感しました。バトルそのもの仕方もそうですが、抜いた・抜かれた後の対処法や、攻め時・引き時など、経験の差を感じました。そういった要素が嚙み合っていれば優勝は狙えていたので、余計に悔しさを感じています。今日はスタートが成功したのですが、1コーナーでは行き場を無くしてグラベルにタイヤを落してしまいました。そういった部分ももう少し冷静に考えられたと思います。今回やっとトップ争いに食い込むことができましたが、そこに加われたからこそ分かる難しさが出てきたので、一度自分の走りを見つめ直して、Rd.3では優勝したいです」