2026 Rd.4FUJI

KYOJO CUP 2026年 第4戦 富士

    Rd.4のKYOJO Sprintは翁長実希がポール・トゥ・ウイン、ランキング3位のジョアンヌ・チコンテが表彰台獲得

    予選/KYOJO Sprint

    Rd.4のKYOJO Sprintは翁長実希がポール・トゥ・ウイン、ランキング3位のジョアンヌ・チコンテが表彰台獲得

     2026年のKYOJO CUP Rd.4のKYOJO Sprintが10月10日(土)に富士スピードウェイで開催され#7 翁長実希(nat KDDP KC-MG01)がポール・トゥ・ウインで今季初優勝を飾った。
     ぐずついた天候が続いた前戦Rd.3から一転、秋晴れの空が広がる行楽日和となったRd.4。全日本スーパーフォーミュラ選手権との併催となった今大会では、ラリー参戦のためにRd.3を欠場した#4 平川真子(NTT docomo Business ROOKIE KC-MG01)が復帰を果たし、2戦ぶりに今季のレギュラードライバー全員が顔を揃えた。

    予選

     8時55分から開始された公式予選では、木曜日から行われた6本の練習走行で総合トップタイムをマークした翁長がポールポジションを獲得した。ピットの位置を考慮し、スリップストリームを上手く使えるタイミングを狙って走行を開始した後はコースオフを喫する場面も見られたが、残り8分前後にトップタイムを記録する。翌周は自身のトップタイムを0.01秒更新し、1分44秒155をマークした。最後のアタックラップではセクター2で全体ベストを刻んだが、#57 ジャオ・ユン・チェン(ATEAM Buzz Racing KC-MG01)が13コーナーで停止したことで赤旗終了となり、タイム更新は叶わず。「さらにタイムをあげられた可能性もあった」とやや表情を曇らせたが、4年ぶりのポール獲得に笑顔を見せていた。チームメイトの#8 佐々木藍咲(nat KDDP KC-MG01)が2番手を獲得し、今季ベストグリッドを獲得。#38 佐藤こころ(OPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01)が3番手に続いた。

    Driver’s Voice
    ポールポジション:#7 翁長実希(nat KDDP KC-MG01)

    「練習走行で調子が良くても予選やレースで取りこぼしている部分があったので、ポールを獲得できたことはすごく大きいですし、ずっと獲りたかったので嬉しいです。ただミスがあったりして、最高な1周だったとは言えないのが悔しいですね。 タイムが出たのは、タイヤのパフォーマンスを引き出すために内圧や自分のドライビングを1、2周に合わせこめたというところが大きいと思います。2番手はチームメイトですし、すぐ後ろにはランキング上位の選手がいるので油断せず、スタートを決めた後のレースペースを意識して、練習どおりミスのないアベレージの高い走りができるように頑張ります」

    KYOJO Sprint

     10周のKYOJO Sprintは、13時5分に開始。金曜日に実施されたスタート練習でギアが1速に入らない車両が数台見受けられたため、スタートは安全を考慮してローリング方式に。
     Sprintでも速さを発揮したのは翁長だった。抜群の加速でスタート早々に後続との間合いを築き、その後はライバル達を着々と引き離していく。「今日はあまり無理せず明日にフォーカスしていた」という翁長だったが、後続の接近を許すことなくポール・トゥ・ウインでレースをフィニッシュし、今季初勝利を手にするとともにSprint初優勝を飾った。
     翁長とともに表彰台に登壇したのは、開幕戦からトップ3入りした佐藤、#10 ジョアンヌ・チコンテ(FLEET KDDP KC-MG01)だ。スタート後の加速で順位を上げた佐藤は、佐々木と2周に渡ってバトルを展開。限界ぎりぎりの攻防戦を制し、キャリア最高位となる2位を獲得した。2周目のアドバンコーナーで佐々木をパスしたチコンテは3位を掴み、3戦ぶりにトップ3に名を連ねた。
     毎戦各所で白熱のバトルが展開されるKYOJO CUPだが、今大会は前戦を上回る攻防戦が繰り広げられ、2周目のGRコーナーでは4台による8番手争いが勃発。フォーワイドのバトルを#3 松井沙麗(KeePer KONDO RACING KC-MG01)が制した。さらにチェッカー直前のホームストレートでは、#86 下野璃央(Dr.Dry with Team IMPUL KC-MG01)と佐々木がサイド・バイ・サイドの接近戦を繰り広げる。佐々木がわずか0.008秒の僅差で前年王者を退け、現地に駆けつけたファンを大いに賑わせていた。

    Driver’sVoice
    優勝:#7 翁長実希(nat KDDP KC-MG01)

    「自分のできることをやり切ったところで、結果がついてきてくれました。すごく嬉しいですし、練習から続く調子の良さを維持することができてよかったです。今週は純粋に速さだけを追求してレースに臨むことができたのですが、その速さをしっかり発揮できるかという緊張感は今まで以上にありました。序盤のレースペースは良かったですし、2番手、3番手の攻防のあいだに築いたギャップを維持できたことが今回の結果に繋がったのだと思います。明日はまた良い順位からスタートできるので自分を信じてチャレンジを続け、全力を出し切れるようなレースがしたいです」

    2位:#38 佐藤こころ(OPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01)

    「やっと3位以上の順位を獲れたので嬉しさはありますが、レースペースが良かっただけに、序盤にバトルをし過ぎてしまったことは残念です。思ったよりもタイヤが冷えていたので、(佐々木選手を)1周目に抜いたあとは結構ミスをしてしまいました。2周目の1コーナーで順位を奪い返されかけたり、いろいろなミスが重なって(翁長選手との)差が開いてしまったので、ちょっと悔しいですね。ただ、スーパーフォーミュラ走行後の路面の感触や、スタート直後のタイヤの温度感などを学ぶことができたのは大きかったと思います。今回はマシンのセットもドライビングもかなり仕上がってきていると思うので、落ち着いてミスすることなく初優勝をゲットできるように頑張りたいです」

    3位:#10 ジョアンヌ・チコンテ(FLEET KDDP KC-MG01)

    「4番グリッドからひとつ順位を上げることができたので、結果は前向きに捉えています。(3番手争いは)難しいバトルでした。後ろには何台もマシンがいたので、(佐々木選手を)追い越さなければ自分が抜かされてしまう状況でしたけれど、良いポジションに自分のマシンを置くことができたので、危険を冒すことなくオーバーテイクをすることができたと思います。ライバル達も同じだと思いますが、明日の目標は勝つことです。トップ3のまま終わるというのも良いのですが、チャンピオンシップのこともあるので、しっかりポイントを稼ぎたいと思います」