- Round1
- ラリーチャレンジ 2017年 第1戦 富士山すその
レポート
初開催の裾野ラウンドからラリチャレ2017年シリーズ開幕!
富士の麓で史上最多の85台がエントリー!
4月2日(日)2017ラリーチャレンジ開幕戦を飾るのは、初開催となる静岡県裾野市。記念すべき本戦には規定の75台を超える85台が特例としてエントリー。ラリーチャレンジ史上最多エントリーとなった。
本戦は公園内で観戦できる観戦コース(タイムアタック区間)2本と林道コース4本の計6本のタイムで競われる。難易度が上がる下り区間や狭い路面幅での鋭角カーブなどもあり、各エントラントにとっては初戦からチャレンジし甲斐のあるコース設定となった。
メイン会場となった裾野市運動公園では朝からイベントが目白押し。一台ずつスタートしていくセレモニアルスタートに始まり、公園内に設置されたライブステージでは地元シンガーソングライターのフルヤトモヒロさんのライブパフォーマンスや、往年のベテランドライバー津々見友彦さん、竹平素信さん、自動車評論家の国沢光宏さんを迎えてのトークショーを開催。大いに観客を沸かせた。
公園内では、TOYOTA GAZOO Racingブースの全日本ラリー選手権車両のTGR Vitz CVT、TGR Vitz GRMN Turboを初めとして各ブースで多くの車両展示、地元の特産物やグルメを楽しめる飲食ブースも充実。裾野市のゆるキャラ、「すそのん」「すぅちゃん」「ファイゴン」も会場を練り歩き、子供たちの人気を集めていた。ラリー走行の合間の時間もご家族そろって存分に楽しめる一日となった当日は、会場に5,500人もの観客が訪れた。
PICK UP20台での混戦の中、地元ドライバーがC-2クラス(トヨタ ヴィッツ)で奮闘!
様々なチームが参戦した富士山すそのラウンド。地元静岡から参戦の藤井 晴行/石井 啓介組トヨタ ヴィッツ限定のチャレンジクラスとなるC-2クラスに参戦。本戦最大台数の20台のエントリーの中で林道コースで速さをみせ、優勝も狙える好走を見せる。2本目の公園内観戦コースで惜しくも5秒のペナルティとなるパイロンの接触を喫したが、見事3位表彰台を獲得した。
また、参加者の中でも注目を集めたのが、トヨタ アクア限定のC-1クラスに参戦するクロエリ/槻島もも組。高崎くす子ちゃんとしてチームのイメージガールを務める二人は、レースやラリーにも参戦する本格派。トヨタ アクアの特性を活かし終始無駄のないスムーズな走りを見せ、距離が短い公園内観戦コースでは上位クラスに割って入るタイムを記録。最終的には同クラスの2位に15秒以上の差をつけての圧倒的な勝利を飾った。
Entrant interviewクルマが中心の生活。
楽しむことを最優先に、マイペースで参戦を続ける。
チーム名:Team-BRIDE86 YH
ドライバー:村木 佐千子
コ・ドライバー:佐々木 康行
夫婦で参戦する村木・佐々木組。康行さんは2003年から10年以上参戦を続けるベテランラリチャレドライバー。ドライバーとして参戦する中、同じラリーチームメンバーの紹介で佐千子さんと出会いコンビを組み始めて結婚。その後お子さんが生まれてからも精力的に参戦を続けている。
Q:競技を始めるきっかけは?
A(佐千子さん):子供の頃から車が好きで、競技に必要なBライセンスも「カッコイイよね」という軽いノリで取得。その時に出会ったショップの紹介でジムカーナやラリーに参戦しました。
Q:お子さんが生まれてからの参戦は大変ではないですか?
A(佐千子さん):家族やチーム員の方がすごく協力してくれるので、娘を一緒に会場に連れて行けています。
Q.趣味が同じで仲が良さそうですが?
A(康行さん):夫婦で参加してるとラリーのことで喧嘩したりもするんですけど、仲直りするきっかけもラリーです(笑)。
Q:ラリーを続ける秘訣は?
A(康行さん):無理して車を壊してしまっては参戦を続けられないので、あまり勝負に拘らず楽しむことを最優先に。
Q:年間の参戦費用はどのくらい?
A(康行さん):なるべく、数十万単位におさまるように部品の取り付けや整備はできるかぎり自分で行うように努力しています。
Q:これからラリーを始めたい方へのアドバイスをお願いします。
A(康行さん):ぜひサービス員としてラリー会場に遊びに来てみたらいかがでしょうか?ラリーは二人で参加する競技なので、最初はコ・ドライバーとして助手席に座ってるだけでも可。ラリーが得意なショップに遊びに行ってみればいろいろ教えてもらえますよ。
今年はシリーズ中にドライバーを入れ替えて参戦しシリーズ上位を狙いたいと宣言した二人の活躍に期待したい。
クラス:E-2
シリーズ:東シリーズ
車種:トヨタ86
型式:ZN6
Rally DataTOYOTA GAZOO Racing ラリーチャレンジ in 富士山すその
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主催
チーム・プロクルーズ(T-PROCREWS)
チームテイクス(TAKE‘S)
裾野市運動公園(HQ) -
開催日
2017年4月2日(日)
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セレモニアルスタート会場
裾野市運動公園
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サービスパーク
裾野市運動公園
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ゴール会場
裾野市運動公園
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セクション数/SS本数
2/6本
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SSトータル距離/総走行距離
約15km/約90km
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参加台数
85台
C-1 10台/C-2 20台/C-3 11台
E-1 13台/E-2 12台/E-3 10台/E-4 7台/オープン 2台 -
出走台数/完走台数
84台/83台
クラス別順位
E-2
順位 | ドライバー / コ・ドライバー / 車名 |
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1 | 伊豆野 康平/東山 徹大/トヨタ 86 |
2 | 長﨑 雅志/秋田 典昭/トヨタ 86 |
3 | 小倉 康宏/高田 高志/トヨタ 86 |
E-4
順位 | ドライバー / コ・ドライバー / 車名 |
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1 | ユウ/ 稲玉 秀幸/トヨタ 86 |
2 | 山口 忍/坂田 智子/トヨタ 86 |
3 | 中村 英一/山口 達雄/トヨタ カルディナ |
E-3
順位 | ドライバー / コ・ドライバー / 車名 |
---|---|
1 | 吉田 信宏/前川 富哉/トヨタ ヴィッツ |
2 | 中村 祐太/新井 祐一/トヨタ ヴィッツ |
3 | 清水 和夫/高波 陽二/トヨタ ヴィッツ |
E-1
順位 | ドライバー / コ・ドライバー / 車名 |
---|---|
1 | 野村 長/山田 実歩/トヨタ ヴィッツ |
2 | 西村 邦夫/仲野 篤/トヨタ ヴィッツ |
3 | 白洲 剛/河合 勇喜/トヨタ ヴィッツ |
C-3
順位 | ドライバー / コ・ドライバー / 車名 |
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1 | 山地 浩生/加藤 隆弘/トヨタ 86 |
2 | 中野 勝文/鍋嶋 一憲/トヨタ 86 |
3 | 與座 健/大矢 啓太/トヨタ 86 |
C-2
順位 | ドライバー / コ・ドライバー / 車名 |
---|---|
1 | 牧野 達哉/別所 雄治/トヨタ ヴィッツ |
2 | 大塚 聡太/大塚 文香/トヨタ ヴィッツ |
3 | 藤井 晴行/石井 啓介/トヨタ ヴィッツ |
C-1
順位 | ドライバー / コ・ドライバー / 車名 |
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1 | クロエリ/槻島 もも/トヨタ アクア |
2 | 和田 利明/花川 俊一/トヨタ アクア |
3 | 堤 真一郎/水谷 大介/トヨタ アクア |
OPEN
順位 | ドライバー / コ・ドライバー / 車名 |
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1 | 村松 勝/津田 宗一郎/スバル インプレッサ |
2 | 竹岡 圭 箕作 裕子/ルノー ルーテシア |