スーパーフォーミュラ 2021年 第4戦 SUGO関口雄飛が3位表彰台フィニッシュ

2021.06.20(日)- 19:45配信

 スーパーフォーミュラの第4戦がスポーツランドSUGOで行われ、雨の予選でポールポジションを獲得した関口雄飛(carenex TEAM IMPUL)が3位表彰台フィニッシュ。宮田莉朋(Kuo VANTELIN TEAM TOM'S)が7位、阪口晴南(P.MU/CERUMO・INGING)が8位、ジュリアーノ・アレジ(Kuo VANTELIN TEAM TOM'S)が9位と21歳の若手勢が入賞を果たしました。

3位表彰台を獲得した関口雄飛(carenex TEAM IMPUL)
3位表彰台を獲得した関口雄飛(carenex TEAM IMPUL)

 スーパーフォーミュラの第4戦が6月19日(土)、20日(日)の両日、宮城県のスポーツランドSUGOで開催されました。
 前戦オートポリスから約1か月、スーパーフォーミュラの舞台は九州から東北、杜の都仙台近郊のSUGOへ。全7戦で戦われる2021年シーズンのスーパーフォーミュラは第4戦、折り返しを迎えました。今大会のあとは約2か月にわたるインターバルを控えており、タイトル争いという点でも、後半戦へ向けた大事な一戦となります。
 舞台となるスポーツランドSUGOは、このオフシーズン中に改修され、ピットロードの拡幅や一部コーナーアウト側のグラベルが舗装されるなどの変更が行われました。
 今大会も新型コロナウイルス感染拡大防止対策を十分に講じた上で、有観客での開催となりました。イベント広場にはTOYOTA GAZOO Racingブースがオープンし、GR 86、GR YARISやGR SUPRAを展示。東北のモータースポーツファンの皆様の注目を集めていました。
 今大会、先週末に行われたWECポルティマオ戦に参戦した中嶋一貴と小林可夢偉は欠場。Kuo VANTELIN TEAM TOM'Sの36号車は前戦初優勝を挙げたアレジ、KCMGの7号車は小高一斗が代役としてドライブ。また、WEC戦の直後に行われたポルティマオでのテストに参加した平川亮も帰国後の隔離期間が取れないため欠場となり、carenex TEAM IMPULの20号車は高星明誠が、そしてサッシャ・フェネストラズもまだ入国が叶わず、KONDO RACINGの4号車は中山雄一がドライブします。

予選

 予選が行われた19日(土)には東北地方も梅雨入りが発表され、SUGOも朝から雨模様。午後2時10分からの予選はウェットコンディションで行われました。当初はQ1のみ2グループに分けて実施される予定でしたが、悪天候のため、Q2も引き続き2グループで行われることとなりました。
 気温19度、路面温度20度のウェットコンディションで開始されたQ1(10分間)、A組では水煙を上げながらの走行で、阪口が序盤から好タイムを刻んでいき、このセッションは2番手で通過。宮田が3番手、代役参戦の小高が最後に6番手に飛びこみ、これにかわされる形となった山下健太(KONDO RACING)も7番手で辛くもQ1突破。久しぶりのスーパーフォーミュラ参戦となった高星は惜しくも8番手、大嶋和也(NTT Communications ROOKIE)が9番手でQ1敗退となりました。
 Q1のB組も10分間のセッションを十分に活かしてタイヤを暖めるべく序盤から各車コースイン。ここでは坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING)が一時トップに立つなど好走を見せ、3番手。終盤各車タイムを挙げていき目まぐるしく順位が入れ替わる中、チェッカーラップでタイムを更新した関口が4番手、アレジが6番手でQ2へ。国本雄資(KCMG)と中山はタイムが伸びず、9,10番手でQ2進出はなりませんでした。
 Q2は7分間とやや短いセッションで上位4台のみがQ3へと進出します。A組ではQ1同様に阪口と宮田がセッションをリードし、阪口がトップタイム、宮田が0.097秒差の2番手でQ3へと進出。苦しむ山下は惜しくも5番手、小高も最後にひとつポジションを上げたものの6番手でQ3進出には届きませんでした。
 Q2のB組がスタートする頃には、かなり雨脚が強まりました。アウトラップでアレジがスピンを喫したものの、コース内に留まり、そのままアタックを続行。難コンディションの中で気を吐いた坪井がトップタイムをマークしましたが、更なるアタックを続けた坪井が2コーナーでスピンしコースオフ。ほぼ同タイミングでもう一台の車両がコースオフし、セッションは赤旗中断に。トップタイムをマークしていた坪井でしたが、赤旗原因車両との判定となり、痛恨のタイム抹消となってしまいました。
 セッションは残り3分から再開。この一発アタックで、ここまで4番手につけていた関口がさらにタイムを伸ばし2番手へ。アレジも3番手につけ、Q3進出を決めました。 トップ8を決定するQ3(7分間)もさらに雨量が増す中でのアタックとなりました。このセッションでは、好調な阪口、宮田がまず1-2につける中、関口が圧倒的なタイムをマークしトップへ。最終ラップのアタック合戦で阪口らは追い上げましたが届かず、関口が2018年の第6戦岡山大会以来3年ぶりとなるポールポジションを獲得。阪口が3番手、宮田が4番手と2列目に並び、アレジは6番手グリッド獲得となりました。

決勝

 20日(日)は、スーパーフォーミュラの決勝が行われる頃には太陽が顔を出して強い日差しが路面を照らし、気温24度、路面温度34度という完全ドライのコンディションで午後1時30分に53周で争われる決勝レースのスタートが切られました。
 ポールポジションの関口は好スタートを切り、順当に首位をキープ。2番手グリッドの車両がやや出遅れたことで、3番手グリッドの阪口が2位へ。一方で4番手グリッドの宮田は前の車両に塞がれる形で6位へと順位を落としました。
 3周目の1コーナー進入で、2位の阪口は後続に並ばれ、2台はコーナリング中に接触。2台共にコースオフすることなくレースを続行しましたが、阪口は後続にかわされ、6位へと大きく後退してしまいました。
 首位を行く関口は一時2位との差を2.5秒ほどまで広げましたが、10周を終えピットイン可能となったところでピットに向かった後続車両がハイペースで追い上げてきているのを見て、17周目にピットイン。なんとかライバルの前でコースに復帰しましたが、猛追してきたライバルにタイヤが暖まる前にかわされ順位を落とすこととなってしまいました。
 最短の10周でピットインした車両がいた一方で、40周過ぎまでピットを遅らせる車両もあり、様々なピット作戦と、追い抜きには非常に有効ですが、一旦使用すると100秒間使用できなくなるオーバーテイクシステムの戦略により、各所で激しいバトルが展開されました。
 トヨタ勢最上位を走る関口は、全車がピットを終えた時点で3位を走行。終盤まで2位の車両に離されることなくプレッシャーをかけ続けましたが、逆転までには至らず、3位でチェッカー。今季初の表彰台を獲得しました。
 宮田が7位、阪口が8位、アレジが9位でフィニッシュし、21歳の若手3人がポイント獲得を果たしました。

3位表彰台を獲得した関口雄飛(carenex TEAM IMPUL #19)
3位表彰台を獲得した関口雄飛(carenex TEAM IMPUL #19)
7位に入った宮田莉朋(Kuo VANTELIN TEAM TOM'S #37)
7位に入った宮田莉朋(Kuo VANTELIN TEAM TOM'S #37)
8位でフィニッシュした阪口晴南(P.MU/CERUMO・INGING #39)
8位でフィニッシュした阪口晴南(P.MU/CERUMO・INGING #39)
イベント広場にはTOYOTA GAZOO Racingブースが開設され、GR 86、GR YARISやGR SUPRAを展示
イベント広場にはTOYOTA GAZOO Racingブースが開設され、GR 86、GR YARISやGR SUPRAを展示

carenex TEAM IMPUL 19号車 ドライバー 関口雄飛 :

スタートから1,2周目あたりのタイヤが冷えていたときは自分の思い通り、冷静に走ることができ、勝てるんじゃないかと思っていましたが、ピットで逆転され、大湯選手にもコース上で抜かれてしまい、ちょっと残念な結果になりました。最後はダウンフォースの関係で抜けませんでしたが、2位の大湯選手には追いつくことができ、最低でも2番手のペースはあったんじゃないかと思います。ただ、大湯選手に抜かれたときは、かなり距離があったので正直油断していて、もう少し後を気にしていれば良かったのですが、完全に自分のミスです。あそこで抑えられれば多分その後は行けたと思うので、そこは反省点です。今日は朝から徐々に車を改善でき、フィーリングもタイムも良かったので、次戦以降も予選Q3に残ってポールポジションを争い、決勝でも優勝争いができるよう引き続き頑張ります。

全日本スーパーフォーミュラ選手権 第4戦 結果表

順位 No. ドライバー チーム 周回 タイム/差 予選 予選タイム エンジン
1 5 福住 仁嶺 DOCOMO TEAM DANDELION RACING 53 1h01'37.328 5 1'19.828 HONDA/M-TEC HR-417E
2 64 大湯 都史樹 TCS NAKAJIMA RACING 53 3.746 7 1'20.485 HONDA/M-TEC HR-417E
3 19 関口 雄飛 carenex TEAM IMPUL 53 5.214 1 1'19.231 TOYOTA/TRD TRD01F
4 51 松下 信治 B-MAX RACING TEAM 53 6.394 13 1'19.623 HONDA/M-TEC HR-417E
5 6 牧野 任祐 DOCOMO TEAM DANDELION RACING 53 9.716 2 1'19.274 HONDA/M-TEC HR-417E
6 16 野尻 智紀 TEAM MUGEN 53 10.159 10 1'21.408 HONDA/M-TEC HR-417E
7 37 宮田 莉朋 Kuo VANTELIN TEAM TOM'S 53 11.926 4 1'19.799 TOYOTA/TRD TRD01F
8 39 阪口 晴南 P.MU/CERUMO・INGING 53 21.463 3 1'19.445 TOYOTA/TRD TRD01F
9 36 ジュリアーノ・アレジ Kuo VANTELIN TEAM TOM'S 53 21.914 6 1'20.371 TOYOTA/TRD TRD01F
10 15 大津 弘樹 Red Bull MUGEN Team Goh 53 24.558 8 1'21.232 HONDA/M-TEC HR-417E
11 20 高星 明誠 carenex TEAM IMPUL 53 28.554 15 1'21.365 TOYOTA/TRD TRD01F
12 1 山本 尚貴 TCS NAKAJIMA RACING 53 29.055 12 1'21.236 HONDA/M-TEC HR-417E
13 18 国本 雄資 KCMG 53 31.112 18 1'21.587 TOYOTA/TRD TRD01F
14 3 山下 健太 KONDO RACING 53 31.802 9 1'21.109 TOYOTA/TRD TRD01F
15 38 坪井 翔 P.MU/CERUMO・INGING 53 49.912 14 1'19.758 TOYOTA/TRD TRD01F
16 12 塚越 広大 ThreeBond DragoCORSE 53 1'03.396 16 1'21.472 HONDA/M-TEC HR-417E
17 7 小高 一斗 KCMG 53 1'09.094 11 1'21.128 TOYOTA/TRD TRD01F
18 14 大嶋 和也 NTT Communications ROOKIE 52 1 Lap 17 1'21.682 TOYOTA/TRD TRD01F
4 中山 雄一 KONDO RACING 36 17 Laps 19 1'22.205 TOYOTA/TRD TRD01F

ドライバーズポイント
(第4戦終了時)

順位 ドライバー名 エンジン ポイント
1 野尻 智紀 HONDA/M-TEC HR-417E 53
2 大湯 都史樹 HONDA/M-TEC HR-417E 36
3 福住 仁嶺 HONDA/M-TEC HR-417E 34
4 平川 亮 TOYOTA/TRD TRD01F 23
5 関口 雄飛 TOYOTA/TRD TRD01F 22.5
6 宮田 莉朋 TOYOTA/TRD TRD01F 19
8 ジュリアーノ・アレジ TOYOTA/TRD TRD01F 17
9 阪口 晴南 TOYOTA/TRD TRD01F 14.5
14 坪井 翔 TOYOTA/TRD TRD01F 4
15 国本 雄資 TOYOTA/TRD TRD01F 3
16 大嶋 和也 TOYOTA/TRD TRD01F 2.5

PHOTO

MOVIE

MOVIE
TOYOTA GAZOO Racing スーパーフォーミュラ 2021年 第3戦 オートポリス ダイジェストムービー

関連記事