スーパーフォーミュラの第4戦と第5戦が鈴鹿サーキットで行われ、多発したアクシデントと変わりやすい天候で波乱の展開となった第4戦では、TOYOTA GAZOO Racing(TGR)のサッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TEAM TOM’S)が14番手スタートから今季初優勝。22番手スタートと後方から追い上げた坪井翔(VANTELIN TEAM TOM’S)が3位表彰台を獲得しました。一転好天の下で行われた第5戦では、ポールポジションスタートの福住仁嶺(NTT docomo Business ROOKIE)が終盤の大激戦を制して悲願の優勝。7年目のチームに初勝利をもたらしました。
5月22日(金)から24日(日)にかけて、三重県・鈴鹿サーキットで、全日本スーパーフォーミュラ選手権の第4戦、第5戦が行われました。
TOYOTA GAZOO Racing(TGR)勢は開幕もてぎ大会の第2戦で阪口晴南(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)が2位、福住が3位表彰台を獲得。前大会第3戦は悪天候のため決勝が延期となりましたが、開幕大会同様1大会2レース制で行われる今大会で、TGR勢による今季初優勝に期待がかかりました。
23日(土)は肌寒く決勝レース終盤には降雨もあったものの、24日(日)はこの時期らしい好天に恵まれ、鈴鹿サーキットには3日間を通して33,000人のモータースポーツファンが集まり、国内トップフォーミュラならではの熱いバトルを満喫しました。
第4戦予選
今大会は2レース制のため、22日(金)に練習走行を行い、23日(土)朝9時15分より、ノックアウト方式の予選が開始。空は厚い雲に覆われているものの、雨は降っておらず、気温20度、路面温度22度と肌寒いコンディションでの予選となりました。
Q1のA組では、最初にアタックに入った坪井が全体の2番手と好タイムをマークしたものの、走路外走行でタイム抹消となり、まさかのQ1敗退。福住が2番手、小林可夢偉(KDDI TGMGP TGR-DC)が4番手、大湯都史樹(SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING)が5番手でQ2進出を決めました。
B組では、阪口が3番手タイム、ザック・オサリバン(TEAM IMPUL)が6番手。フェネストラズはオサリバンのタイムに僅か1000分の5秒届かず7番手。ルーク・ブラウニング(REALIZE KONDO RACING)も0.073秒差の8番手で惜しくもQ1敗退。前日の練習走行で好走を見せていた注目の新人小林利徠斗(KDDI TGMGP TGR-DC)は、アタックラップに入る直前でチェッカーが振られてしまいQ1敗退となりました。
Q2では、阪口がTGR勢最上位の2列目4番手グリッド。福住が5番手、大湯が9番手。このセッションでも走路外走行によるタイム抹消が多発し、オサリバンと小林可夢偉はそれぞれ10,11番手となりました。
第4戦 予選結果
| 順位 | No. | ドライバー | チーム | Q2 | Q1 | 組 | エンジン |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | 岩佐歩夢 | TEAM MUGEN AUTOBACS | 1’37.119 | 1’37.401 | A | HONDA/M-TEC HR-417E |
| 2 | 16 | 野尻智紀 | TEAM MUGEN AUTOBACS | 1’37.137 | 1’37.662 | B | HONDA/M-TEC HR-417E |
| 3 | 50 | 野村勇斗 | San-Ei Gen with B-Max | 1’37.600 | 1’38.424 | A | HONDA/M-TEC HR-417E |
| 4 | 38 | 阪口晴南 | SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING | 1’37.617 | 1’37.698 | B | TOYOTA/TGR-D TRD01F |
| 5 | 14 | 福住仁嶺 | NTT docomo Business ROOKIE | 1’37.647 | 1’37.903 | A | TOYOTA/TGR-D TRD01F |
| 6 | 64 | 佐藤蓮 | PONOS NAKAJIMA RACING | 1’37.699 | 1’37.967 | A | HONDA/M-TEC HR-417E |
| 7 | 65 | イゴール・オオムラ・フラガ | PONOS NAKAJIMA RACING | 1’37.804 | 1’37.845 | B | HONDA/M-TEC HR-417E |
| 8 | 12 | 小出峻 | ThreeBond Racing | 1’37.851 | 1’38.112 | B | HONDA/M-TEC HR-417E |
| 9 | 39 | 大湯都史樹 | SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING | 1’38.267 | 1’38.362 | A | TOYOTA/TGR-D TRD01F |
| 10 | 19 | ザック・オサリバン | TEAM IMPUL | 1’44.116 | 1’38.216 | B | TOYOTA/TGR-D TRD01F |
| 11 | 7 | 小林可夢偉 | KDDI TGMGP TGR-DC | 1’49.474 | 1’38.269 | A | TOYOTA/TGR-D TRD01F |
| 12 | 6 | 太田格之進 | DOCOMO TEAM DANDELION RACING | 1’51.090 | 1’37.467 | B | HONDA/M-TEC HR-417E |
| 13 | 22 | 松下信治 | DELiGHTWORKS RACING | 1’38.495 | A | HONDA/M-TEC HR-417E | |
| 14 | 37 | サッシャ・フェネストラズ | VANTELIN TEAM TOM’S | 1’38.221 | B | TOYOTA/TGR-D TRD01F | |
| 15 | 8 | 山下健太 | KCMG | 1’38.565 | A | TOYOTA/TGR-D TRD01F | |
| 16 | 3 | ルーク・ブラウニング | REALIZE KONDO RACING | 1’38.289 | B | TOYOTA/TGR-D TRD01F | |
| 17 | 4 | 笹原右京 | REALIZE KONDO RACING | 1’38.626 | A | TOYOTA/TGR-D TRD01F | |
| 18 | 9 | 野中誠太 | KCMG | 1’38.899 | B | TOYOTA/TGR-D TRD01F | |
| 19 | 10 | ジュジュ | HAZAMA ANDO Triple Tree Racing | 1’39.839 | A | HONDA/M-TEC HR-417E | |
| 20 | 53 | チャーリー・ブルツ | TEAM GOH | 1’38.996 | B | TOYOTA/TGR-D TRD01F | |
| 21 | 97 | ロマン・スタネック | ナビクル Buzz MK RACING | 1’39.194 | B | TOYOTA/TGR-D TRD01F | |
| 36 | 坪井翔 | VANTELIN TEAM TOM’S | 1’45.835 | A | TOYOTA/TGR-D TRD01F | ||
| 28 | 小林利徠斗 | KDDI TGMGP TGR-DC | 1’47.637 | B | TOYOTA/TGR-D TRD01F | ||
| 5 | 牧野任祐 | DOCOMO TEAM DANDELION RACING | 1’54.548 | A | HONDA/M-TEC HR-417E |
第4戦決勝
雨こそ降っていないものの雲は厚く、気温は20度、路面温度24度、風が強く肌寒いコンディションのもと、午後2時45分より決勝レースが開始。スタート後には降雨の予報も出ており、タイヤ交換のタイミングが難しいレースとなることが予想されました。
スタートでは5番手グリッドの福住が3位へとポジションアップ。4番手グリッドの阪口は2つ順位を落とすもシケインで抜き返し、4位で1周目を終えました。
9番手スタートの大湯はスタートで2つポジションをアップすると、130Rでも見事なパッシングを見せて6位へ。しかし、その後ペースが上がらず、大湯にとっては苦しいレース展開となりました。
序盤から各所でオーバーテイクシステム(OTS)を使った激しい攻防が繰り広げられ、順位も目まぐるしく入れ替わる展開に。TGR勢では福住と阪口が3位を争いました。
8周目を終え、タイヤ交換義務の消化が可能になると、中団勢からピットインする車両が出始め、翌9周目に3位の福住がピットイン。他の上位勢はピットに入らず、早めにピットに入ったグループとの見えない順位争いとなりました。
11周目、コースの一部で雨が降り始めたため、ウェット宣言が出されました。
18周目、12位を走行していた野中誠太(KCMG)が高速コーナーの130Rで突然のリアウィング脱落に見舞われスピンしバリアにクラッシュ。野中は無事でしたが、このアクシデントによりセーフティカー(SC)が導入。このタイミングでピットインしていなかった上位勢が一斉にピットに向かいました。
全車がピット作業を終えた時点で、福住が3位、阪口が4位、オサリバンが6位、ブラウニングが9位、フェネストラズが11位、小林可夢偉が12位、大湯が13位、坪井が15位、チャーリー・ブルツ(TEAM GOH)が16位、小林利徠斗が17位、ロマン・スタネック(ナビクル Buzz MK RACING)が18位を走行。
このSC先導走行中にやや雨脚が強まる中、23周目に再スタートが切られましたが、直後の2コーナー付近でクラッシュが発生。さらにNIPPOコーナーでもう一台がストップし、すぐに再びのSC導入となりました。ここで上位勢はピットインし、ウェットタイヤへと交換。一方で、この混乱で4位まで順位を上げていたフェネストラズを先頭に、ブラウニング、坪井、ブルツらがピットに入らずスリックタイヤのまま走り続けることを選択。戦略が分かれました。
車両排除などでやや時間がかかったこともあり、28周目、残り4周で再スタートが切られましたが、この頃には雨脚は弱まり、スリックタイヤを選択したグループが有利な状況に。トップに立ったフェネストラズ、ブラウニング(2位)、大湯(3位)、坪井(5位)、そして6位のブルツまでがスリックタイヤ、7位以降はウェットタイヤで再スタートが切られました。
フェネストラズは好スタートでトップをキープ。坪井が29周目にはファステストラップを更新する猛追で3位へと浮上しました。
首位で逃げるフェネストラズに、2位の松下信治(DELiGHTWORKS RACING)と坪井の3台がOTSを使い合いながらの激しいバトルを最後まで続けましたが、フェネストラズが逃げ切り、14番手スタートからの大逆転で今季初勝利を飾りました。
坪井は3位でフィニッシュ。こちらも22番手スタートからの大幅ポジションアップで、今季初の表彰台を獲得しました。
ブラウニングが4位に入り、第2戦に続き今季2度目の4位入賞。ブルツが5位で自身初の入賞、さらに、大湯、スタネック、オサリバン、福住がポイント獲得を果たしました。
第4戦終了時コメント
VANTELIN TEAM TOM’S 37号車 ドライバー:サッシャ・フェネストラズ
非常にタフなレースでしたが、今季初優勝を飾ることができました。レース全体を通してコンディションが変わり続け、スリックタイヤでスタートして、残り15周から10周というあたりで雨が降り始めました。どうするべきか、手探りの状況で本当に難しかったですが、なんとか挽回することができました。チームメイトと共に予選は非常に苦しむこととなり、ほぼ最後尾からのスタートでしたが、最終的には我々が1位と3位を獲得できました。最高の結果ですし、とても嬉しく思っています。明日はまた予選とレースがあります。僕も坪井選手も、今日の予選ではとても苦戦したので、明日の一番の目標は、予選でパフォーマンスを向上させること。良いアタックをして前方からスタートし、24時間後にまた表彰台の中央に戻ってきたいと思います。とにかく今回の優勝を本当に嬉しく思いますし、チームにとっても最高の結果になりました。
VANTELIN TEAM TOM’S 36号車 ドライバー:坪井翔
22番手スタートから3位フィニッシュでした。予選で四脱(四輪脱輪:走路外走行)をとられてタイム抹消になってしまったんですが、それがなければ本来Q1は2番手でしたし、練習走行から調子が良かったので結構狙っていました。狙いすぎた結果22番手という結果になってしまって、正直決勝は1点取れるかどうかと思っていたんですが、本当に展開に恵まれて、雨が降ってきたタイミングと、作戦と、全てが上手くいった結果、3位を獲得することができました。サッシャは優勝してくれたし、チームとしては1-3というところで、これ以上ない結果だったと思います。とはいえ、運でここまで来られたというのは認識していますし、明日はしっかり実力で優勝できるように頑張りたいと思います。第4戦 決勝結果
| 順位 | No. | ドライバー | チーム | 周回 | タイム/差 | グリッド | エンジン |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 37 | サッシャ・フェネストラズ | VANTELIN TEAM TOM’S | 31 | 1:05’12.423 | 14 | TOYOTA/TGR-D TRD01F |
| 2 | 22 | 松下信治 | DELiGHTWORKS RACING | 31 | 0.760 | 13 | HONDA/M-TEC HR-417E |
| 3 | 36 | 坪井翔 | VANTELIN TEAM TOM’S | 31 | 1.159 | 22 | TOYOTA/TGR-D TRD01F |
| 4 | 3 | ルーク・ブラウニング | REALIZE KONDO RACING | 31 | 6.639 | 16 | TOYOTA/TGR-D TRD01F |
| 5 | 53 | チャーリー・ブルツ | TEAM GOH | 31 | 10.419 | 20 | TOYOTA/TGR-D TRD01F |
| 6 | 39 | 大湯都史樹 | SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING | 31 | 10.963 | 9 | TOYOTA/TGR-D TRD01F |
| 7 | 6 | 太田格之進 | DOCOMO TEAM DANDELION RACING | 31 | 57.019 | 12 | HONDA/M-TEC HR-417E |
| 8 | 97 | ロマン・スタネック | ナビクル Buzz MK RACING | 31 | 1’00.988 | 21 | TOYOTA/TGR-D TRD01F |
| 9 | 19 | ザック・オサリバン | TEAM IMPUL | 31 | 1’05.333 | 10 | TOYOTA/TGR-D TRD01F |
| 10 | 14 | 福住仁嶺 | NTT docomo Business ROOKIE | 31 | 1’05.880 | 5 | TOYOTA/TGR-D TRD01F |
| 11 | 5 | 牧野任祐 | DOCOMO TEAM DANDELION RACING | 31 | 1’14.311 | 24 | HONDA/M-TEC HR-417E |
| 12 | 38 | 阪口晴南 | SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING | 31 | 1’16.701 | 4 | TOYOTA/TGR-D TRD01F |
| 13 | 1 | 岩佐歩夢 | TEAM MUGEN AUTOBACS | 31 | 1’17.050 | 1 | HONDA/M-TEC HR-417E |
| 14 | 10 | ジュジュ | HAZAMA ANDO Triple Tree Racing | 31 | 1’18.793 | 19 | HONDA/M-TEC HR-417E |
| 15 | 50 | 野村勇斗 | San-Ei Gen with B-Max | 31 | 1’19.170 | 3 | HONDA/M-TEC HR-417E |
| 16 | 28 | 小林利徠斗 | KDDI TGMGP TGR-DC | 31 | 1’21.735 | 23 | TOYOTA/TGR-D TRD01F |
| 17 | 7 | 小林可夢偉 | KDDI TGMGP TGR-DC | 31 | 1’42.004 | 11 | TOYOTA/TGR-D TRD01F |
| 18 | 12 | 小出峻 | ThreeBond Racing | 30 | 1Lap | 8 | HONDA/M-TEC HR-417E |
| 65 | イゴール・オオムラ・フラガ | PONOS NAKAJIMA RACING | 22 | 9Laps | 7 | HONDA/M-TEC HR-417E | |
| 16 | 野尻智紀 | TEAM MUGEN AUTOBACS | 22 | 9Laps | 2 | HONDA/M-TEC HR-417E | |
| 9 | 野中誠太 | KCMG | 17 | 14Laps | 18 | TOYOTA/TGR-D TRD01F | |
| 4 | 笹原右京 | REALIZE KONDO RACING | 17 | 14Laps | 17 | TOYOTA/TGR-D TRD01F | |
| 8 | 山下健太 | KCMG | 14 | 17Laps | 15 | TOYOTA/TGR-D TRD01F | |
| 64 | 佐藤蓮 | PONOS NAKAJIMA RACING | 12 | 19Laps | 6 | HONDA/M-TEC HR-417E |
第5戦予選
24日(日)は、雲が残っているものの、前日と比べると暖かく5月らしい気温24度、路面温度33度というコンディションのもと、午前10時25分から第5戦の予選が行われました。
Q1のA組では、小林利徠斗がTGR勢最上位の4番手タイムを叩き出し、自身初のQ2進出。阪口が5番手、フェネストラズが6番手でQ2へ。山下はフェネストラズに1000分の6秒及ばずQ1敗退となりました。
B組では、福住が5番手、坪井が6番手でQ2進出を決めました。
Q2では、福住が素晴らしいアタックを見せて、自身通算4回目となるポールポジションを獲得。ROOKIE Racing加入5戦目にしてチームに初のポールポジションをもたらしました。
このセッションでも走路外走行によるタイム抹消が多発し、セッション後に順位が変動。坪井が5番手、阪口が6番手、フェネストラズ7番手、小林利徠斗が自身最高位グリッドとなる4列目8番手を獲得しました。
第5戦 予選結果
| 順位 | No. | ドライバー | チーム | Q2 | Q1 | 組 | エンジン |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 14 | 福住仁嶺 | NTT docomo Business ROOKIE | 1’37.605 | 1’37.769 | B | TOYOTA/TGR-D TRD01F |
| 2 | 1 | 岩佐歩夢 | TEAM MUGEN AUTOBACS | 1’37.765 | 1’37.501 | B | HONDA/M-TEC HR-417E |
| 3 | 5 | 牧野任祐 | DOCOMO TEAM DANDELION RACING | 1’37.914 | 1’38.051 | A | HONDA/M-TEC HR-417E |
| 4 | 50 | 野村勇斗 | San-Ei Gen with B-Max | 1’38.047 | 1’37.724 | B | HONDA/M-TEC HR-417E |
| 5 | 36 | 坪井翔 | VANTELIN TEAM TOM’S | 1’38.094 | 1’37.991 | B | TOYOTA/TGR-D TRD01F |
| 6 | 38 | 阪口晴南 | SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING | 1’38.133 | 1’38.132 | A | TOYOTA/TGR-D TRD01F |
| 7 | 37 | サッシャ・フェネストラズ | VANTELIN TEAM TOM’S | 1’38.465 | 1’38.264 | A | TOYOTA/TGR-D TRD01F |
| 8 | 28 | 小林利徠斗 | KDDI TGMGP TGR-DC | 1’39.357 | 1’38.110 | A | TOYOTA/TGR-D TRD01F |
| 9 | 6 | 太田格之進 | DOCOMO TEAM DANDELION RACING | 1’44.017 | 1’37.587 | B | HONDA/M-TEC HR-417E |
| 10 | 65 | イゴール・オオムラ・フラガ | PONOS NAKAJIMA RACING | 1’52.274 | 1’37.610 | B | HONDA/M-TEC HR-417E |
| 11 | 64 | 佐藤蓮 | PONOS NAKAJIMA RACING | 1’52.725 | 1’37.994 | A | HONDA/M-TEC HR-417E |
| 12 | 16 | 野尻智紀 | TEAM MUGEN AUTOBACS | 2’06.495 | 1’38.055 | A | HONDA/M-TEC HR-417E |
| 13 | 7 | 小林可夢偉 | KDDI TGMGP TGR-DC | 1’38.258 | B | TOYOTA/TGR-D TRD01F | |
| 14 | 8 | 山下健太 | KCMG | 1’38.270 | A | TOYOTA/TGR-D TRD01F | |
| 15 | 12 | 小出峻 | ThreeBond Racing | 1’38.466 | B | HONDA/M-TEC HR-417E | |
| 16 | 22 | 松下信治 | DELiGHTWORKS RACING | 1’38.341 | A | HONDA/M-TEC HR-417E | |
| 17 | 19 | ザック・オサリバン | TEAM IMPUL | 1’43.242 | B | TOYOTA/TGR-D TRD01F | |
| 18 | 97 | ロマン・スタネック | ナビクル Buzz MK RACING | 1’38.578 | A | TOYOTA/TGR-D TRD01F | |
| 19 | 4 | 笹原右京 | REALIZE KONDO RACING | 1’38.596 | A | TOYOTA/TGR-D TRD01F | |
| 20 | 53 | チャーリー・ブルツ | TEAM GOH | 1’38.833 | A | TOYOTA/TGR-D TRD01F | |
| 39 | 大湯都史樹 | SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING | 1’44.588 | B | TOYOTA/TGR-D TRD01F | ||
| 3 | ルーク・ブラウニング | REALIZE KONDO RACING | 1’45.418 | B | TOYOTA/TGR-D TRD01F | ||
| 9 | 野中誠太 | KCMG | 1’47.491 | B | TOYOTA/TGR-D TRD01F | ||
| 10 | ジュジュ | HAZAMA ANDO Triple Tree Racing | 1’50.843 | A | HONDA/M-TEC HR-417E |
第5戦決勝
決勝がスタートする頃には、青空も覗き、スタート前のグリッドウォークには、翌週にラリージャパンを控える、WRC(FIA世界ラリー選手権)を戦うTGR-WRT(ワールドラリーチーム)の現世界チャンピオン、セバスチャン・オジエと今季日本人として34年ぶりのWRC勝利を挙げた勝田貴元が姿を見せ、観客の声援に応えました。
午後2時45分、気温25度、路面温度は41度まで上昇する中、31周で争われる第5戦の決勝レースがスタートしました。
ポールポジションの福住は首位をキープ。5番手スタートの坪井がひとつポジションをアップ。一方、1周目のシケイン進入でオサリバンが他車と接触してスピン。そのすぐ後にいた大湯はこれによる混乱を避けきれず前車に追突し、フロントウィングを破損。このアクシデントでコース上に散らばったパーツを排除するため、2周目に早くもSCが導入されました。
5周目に再スタートが切られると、首位の福住が後続との差を広げる一方で、阪口が太田格之進(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)をシケイン進入でかわすも、ストレートで抜き返されるという、激しい5位争いを展開しました。
8周目を終え、タイヤ交換義務の消化が可能になると、2位を走行していた牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)を先頭に数台がピットイン。4位を走行していた坪井は11周目にピットへと向かいました。
坪井はピットアウト後、タイヤが温まる間に牧野にはかわされたものの、イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING)からの猛追は巧みな走行でしのぎました。さらに、タイヤが温まると自己ベストタイムを更新しながら追い上げを開始し、14周目のシケインで牧野をパス。タイヤ交換義務を消化した中ではトップに立ちました。
その後は、ピットインを行っていない福住と、先に入った坪井との見えない順位争いが繰り広げられました。
21周を終えたところで、2位を走行する岩佐歩夢(TEAM MUGEN AUTOBACS)と4位の阪口がピットイン。坪井はピットアウトしてきた岩佐をタイヤが温まる前にパスしようとしましたが、惜しくもこれは叶わず。
翌22周目に首位の福住、2位の太田、4位に上がったフェネストラズもピットへ向かい、福住は岩佐、太田の前でコース復帰に成功。小林可夢偉、ブラウニング、スタネックがまだピットに入らない状況で、実質的な首位の座を福住が守り、岩佐、太田、坪井、阪口と続く形になりました。
26周目、バックストレートエンドでOTSを使った岩佐に福住がかわされますが、翌周の最終コーナー立ち上がりからメインストレートで、今度は福住がOTSを使って岩佐を再逆転。福住、岩佐、太田の3台で息を飲むような激しいバトルが続きました。
残り2周でブラウニング、小林可夢偉らがピットへ向かい、福住はトップに復帰。しかし、福住よりも残りのOTS使用時間が数十秒多い岩佐と太田が先にOTSを使い、バックストレートで福住に急接近。福住も残り3秒ほどのOTSでこれに対応し、シケイン進入でトップを死守。最後の最後まで気の抜けないバトルが繰り広げられましたが、福住が僅か0.240秒差で逃げ切り、トップチェッカー。死力を尽くしたバトルの末に福住は今季初勝利、自身通算3勝目をあげました。福住にとって、スーパーフォーミュラでは、TGRに移籍して初の勝利であり、今季より加入したROOKIE Racingにとっては、参戦7年目での嬉しい初優勝となりました。
阪口が4位、坪井が5位、フェネストラズが7位。最後にピットインした小林可夢偉は10位でポイント獲得を果たし、さらにファイナルラップではこのレースでの最速ラップタイムをマークしました。
第5戦終了時コメント
NTT docomo Business ROOKIE 14号車 ドライバー 福住仁嶺:
見事優勝することができました。ROOKIE Racingにとって初のポールポジションから、初優勝までこんなにも早く達成するとは思ってなかったので、非常に驚いています。みんながすごく頑張ってきてくれたおかげでこの結果があります。今日のレースも決してすごいペースがあったわけではないんですけれども、チームの戦略と展開にも恵まれ、ぎりぎりのレースで優勝することができました。応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。ROOKIE Racingに移籍してからここまで順調に上位でレ-スできていることは多いのですが、富士だったりとか、僕が移籍してから走ったことのないサーキットはまだあるので、そういうところでもしっかりとパフォーマンスを出せるように今後も頑張っていきたいと思います。次戦もROOKIE Racingの応援をお願い致します
第5戦 決勝結果
| 順位 | No. | ドライバー | チーム | 周回 | タイム/差 | グリッド | エンジン |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 14 | 福住仁嶺 | NTT docomo Business ROOKIE | 31 | 55’58.747 | 1 | TOYOTA/TGR-D TRD01F |
| 2 | 1 | 岩佐歩夢 | TEAM MUGEN AUTOBACS | 31 | 0.240 | 2 | HONDA/M-TEC HR-417E |
| 3 | 6 | 太田格之進 | DOCOMO TEAM DANDELION RACING | 31 | 0.620 | 9 | HONDA/M-TEC HR-417E |
| 4 | 38 | 阪口晴南 | SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING | 31 | 4.876 | 6 | TOYOTA/TGR-D TRD01F |
| 5 | 36 | 坪井翔 | VANTELIN TEAM TOM’S | 31 | 8.209 | 5 | TOYOTA/TGR-D TRD01F |
| 6 | 5 | 牧野任祐 | DOCOMO TEAM DANDELION RACING | 31 | 10.955 | 3 | HONDA/M-TEC HR-417E |
| 7 | 37 | サッシャ・フェネストラズ | VANTELIN TEAM TOM’S | 31 | 11.906 | 7 | TOYOTA/TGR-D TRD01F |
| 8 | 65 | イゴール・オオムラ・フラガ | PONOS NAKAJIMA RACING | 31 | 12.349 | 10 | HONDA/M-TEC HR-417E |
| 9 | 64 | 佐藤蓮 | PONOS NAKAJIMA RACING | 31 | 12.583 | 11 | HONDA/M-TEC HR-417E |
| 10 | 7 | 小林可夢偉 | KDDI TGMGP TGR-DC | 31 | 13.576 | 13 | TOYOTA/TGR-D TRD01F |
| 11 | 16 | 野尻智紀 | TEAM MUGEN AUTOBACS | 31 | 17.081 | 12 | HONDA/M-TEC HR-417E |
| 12 | 22 | 松下信治 | DELiGHTWORKS RACING | 31 | 18.169 | 16 | HONDA/M-TEC HR-417E |
| 13 | 50 | 野村勇斗 | San-Ei Gen with B-Max | 31 | 18.922 | 4 | HONDA/M-TEC HR-417E |
| 14 | 3 | ルーク・ブラウニング | REALIZE KONDO RACING | 31 | 29.252 | 22 | TOYOTA/TGR-D TRD01F |
| 15 | 97 | ロマン・スタネック | ナビクル Buzz MK RACING | 31 | 31.804 | 18 | TOYOTA/TGR-D TRD01F |
| 16 | 8 | 山下健太 | KCMG | 31 | 32.852 | 14 | TOYOTA/TGR-D TRD01F |
| 17 | 39 | 大湯都史樹 | SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING | 31 | 41.746 | 21 | TOYOTA/TGR-D TRD01F |
| 18 | 12 | 小出峻 | ThreeBond Racing | 31 | 43.425 | 15 | HONDA/M-TEC HR-417E |
| 19 | 9 | 野中誠太 | KCMG | 31 | 43.576 | 23 | TOYOTA/TGR-D TRD01F |
| 20 | 19 | ザック・オサリバン | TEAM IMPUL | 31 | 45.676 | 17 | TOYOTA/TGR-D TRD01F |
| 21 | 10 | ジュジュ | HAZAMA ANDO Triple Tree Racing | 31 | 49.798 | 24 | HONDA/M-TEC HR-417E |
| 22 | 53 | チャーリー・ブルツ | TEAM GOH | 31 | 52.715 | 20 | TOYOTA/TGR-D TRD01F |
| 23 | 28 | 小林利徠斗 | KDDI TGMGP TGR-DC | 31 | 1’29.301 | 8 | TOYOTA/TGR-D TRD01F |
| 4 | 笹原右京 | REALIZE KONDO RACING | 14 | 17Laps | 19 | TOYOTA/TGR-D TRD01F |

