SUPER GT 2023年 第4戦 富士 FUJI GT 450km RACE天候に翻弄された乱戦で坪井/宮田組GRスープラが4位
「富士」ラストレースの立川は5位フィニッシュ

2023.08.07(月)- 00:10配信

 富士スピードウェイでSUPER GTの第4戦が行われ、めまぐるしく変わる天候やアクシデントで荒れた展開となる中、重いサクセスウェイトで最後尾からスタートした坪井翔/宮田莉朋組 au TOM'S GR Supra 36号車が粘り強い追い上げを見せTOYOTA GAZOO Racing(TGR)勢最上位の4位フィニッシュ。今季限りでのSUPER GTドライバー引退を発表し、「富士」でのラストレースとなった立川祐路は、石浦宏明とのZENT CERUMO GR Supra 38号車で5位フィニッシュ。笹原右京/ジュリアーノ・アレジ組 Deloitte TOM'S GR Supra 37号車が8位、関口雄飛/中山雄一組 DENSO KOBELCO SARD GR Supra 39号車が9位フィニッシュを果たしました。

最後尾スタートから粘り強い走りで4位フィニッシュを果たした坪井翔/宮田莉朋組 au TOM'S GR Supra 36号車
最後尾スタートから粘り強い走りで4位フィニッシュを果たした
坪井翔/宮田莉朋組 au TOM'S GR Supra 36号車

 SUPER GT第4戦「FUJI GT 450km RACE」が8月6日(土)、7日(日)の両日、静岡県の富士スピードウェイで開催されました。
 前戦鈴鹿ラウンドから2か月と大きなインターバルを経ての今大会。今季の前半戦を締めくくる戦いとなると同時に、1ヶ月半で3戦が続く、暑い夏の3戦の始まりでもあります。
 前戦鈴鹿はアクシデントにより短縮終了となったこともあり、結果は暫定となっていましたが、その後正式に国本雄資/阪口晴南組WedsSport ADVAN GR Supra 19号車の優勝が確定。第2戦で勝利を挙げた36号車に続き、GRスープラが2連勝。36号車は前戦でも2位表彰台を獲得しランキング首位で今大会に臨むこととなりました。
 今大会を前に、今季まで25年間SUPER GTのGT500クラスのドライバーとして活躍し、トヨタで3回のチャンピオンを獲得してきた立川が今季限りでGTドライバーから引退することを発表。ホーム「富士」でのラストレースとなった今大会には、トヨタ自動車代表取締役社長の佐藤恒治もかけつけ、ZENT CERUMOのチームシャツを着用した多くのファンとともに、佐藤もチームシャツを着用して激励を送りました。イベント広場のTGRブースには、立川が過去にチャンピオンを獲得した2005年シリーズチャンピオン車両のZENT CERUMO Supraおよび2013年シリーズチャンピオン車両のZENT CERUMO SC430が展示されました。また、「富士マイスター」として富士で9勝、ポールポジション11回の輝かしい記録を持ち、富士での最後のレースとなる立川の雄姿を目に焼き付けようと多くのファンが集まりました。
 また、エアレース・パイロット、室屋義秀選手によるデモンストレーションフライト「Yoshi MUROYA × LEXUS Air Racing Flight」も行われ、6日(日)は残念ながら悪天候のためキャンセルとなりましたが、5日(土)のデモフライトではサーキットを舞う大迫力のフライトに観客は酔いしれました。

予選

 5日(土)は好天に恵まれ、富士スピードウェイは気温33度、路面温度45度と真夏の暑さとなる中で午後3時20分よりノックアウト方式の予選が行われました。
 GT500クラスのQ1(10分間)では、上位8台がQ2へと進出します。
 石浦がQ1を担当した38号車は早めにアタックに入り、まず1分28秒481でその時点での首位に。ライバルにタイムを更新されますが、石浦も最後のアタックで1分28秒273までタイムを伸ばし、5番手につけてQ2進出を決めました。
 前戦で勝利を挙げ、今大会44kgのサクセスウェイトを科された19号車は国本が健闘を見せましたが、0.076秒届かず9番手。午前中のフリー走行でトラブルに見舞われ、エンジン交換という大作業を短時間でこなして予選出走を果たした39号車は関口のアタックも10番手。山下健太がアタックしたENEOS X PRIME GR Supra 14号車が11番手。笹原の37号車が12番手。ランキング首位で72kgのサクセスウェイトを科された36号車は最後尾15番手に終わり、Q2進出を逃しました。
 Q2では今大会が富士で最後のレースとなる立川が38号車のアタックを担当し、7番手となりました。
 GT300クラスは、Q1を2グループに分けて実施。それぞれ上位8台がQ2へと進出します。
 Q1のA組では、古谷悠河がアタックしたANEST IWATA Racing RC F GT3 50号車が3番手、平中克幸のシェイドレーシング GR86 GT 20号車が4番手に入りQ2へ進出。
 三宅淳詞のHACHI-ICHI GR Supra GT 244号車は0.038秒差の9番手。244号車から0.058秒遅れての10番手には小河諒のapr GR86 GT 30号車が続き、惜しくもQ2進出はなりませんでした。
 ランキング3位で84kgものサクセスウェイトを搭載する川合孝汰の埼玉トヨペットGB GR Supra GT 52号車は11番手に終わりました。
 B組ではベテラン高木真一のK-tunes RC F GT3 96号車が3番手。根本悠生のapr LC500h GT 31号車が4番手、河野駿佑のSyntium LMcorsa GR Supra GT 60号車が6番手。野中誠太のHOPPY Schatz GR Supra GT 25号車が最後のアタックで8番手に滑り込み4台がQ2へと進出。ランキングトップタイにつけるmuta Racing GR86 GT 2号車は平良響がアタックするも、90kgのサクセスウェイトは厳しく、12番手でQ1敗退となりました。
 Q2では小高一斗がアタックした31号車が3番手と好タイムをマーク。清水英志郎の20号車が7番手、イゴール・オオムラ・フラガの50号車が9番手、菅波冬悟の25号車が12番手、新田守男の96号車が13番手、吉本大樹の60号車が15番手となりましたが、31号車は予選後に規定外の燃料を入れていたとして失格になり、4番手以降の順位はひとつずつ繰り上がることになりました。31号車は最後尾から決勝に臨むこととなりました。

 GT300クラスは、Q1を2グループに分けて実施。それぞれ上位8台がQ2へと進出します。
 Q1のA組では、古谷悠河がアタックしたANEST IWATA Racing RC F GT3 50号車が3番手、平中克幸のシェイドレーシング GR86 GT 20号車が4番手に入りQ2へ進出。
 三宅淳詞のHACHI-ICHI GR Supra GT 244号車は0.038秒差の9番手。244号車から0.058秒遅れての10番手には小河諒のapr GR86 GT 30号車が続き、惜しくもQ2進出はなりませんでした。
 ランキング3位で84kgものサクセスウェイトを搭載する川合孝汰の埼玉トヨペットGB GR Supra GT 52号車は11番手に終わりました。
 B組ではベテラン高木真一のK-tunes RC F GT3 96号車が3番手。根本悠生のapr LC500h GT 31号車が4番手、河野駿佑のSyntium LMcorsa GR Supra GT 60号車が6番手。野中誠太のHOPPY Schatz GR Supra GT 25号車が最後のアタックで8番手に滑り込み4台がQ2へと進出。ランキングトップタイにつけるmuta Racing GR86 GT 2号車は平良響がアタックするも、90kgのサクセスウェイトは厳しく、12番手でQ1敗退となりました。
 Q2では小高一斗がアタックした31号車が3番手と好タイムをマーク。清水英志郎の20号車が7番手、イゴール・オオムラ・フラガの50号車が9番手、菅波冬悟の25号車が12番手、新田守男の96号車が13番手、吉本大樹の60号車が15番手となりましたが、31号車は予選後に規定外の燃料を入れていたとして失格になり、4番手以降の順位はひとつずつ繰り上がることになりました。31号車は最後尾から決勝に臨むこととなりました。

決勝

 6日(日)朝方は晴れていたものの、午前10時過ぎから雨が降り始め、一時は土砂降りに。その後雨は止み、ウォームアップ走行はやや乾き始めた中で行われましたが、レーススタート前の午後1時過ぎにまた雨が降り始めました。
 スタート直前に雨は止んだものの、路面は完全なウェット。全車ウェットタイヤを装着して午後1時45分にセーフティカー先導で100周、450kmで競われるレースのスタートが切られました。
 2周にわたるセーフティカー走行の後、激しい水煙を上げて3周目から本格戦がスタート。後方グリッドからのスタートとなったTGR勢でしたが、10番手スタートの39号車関口がじりじりと順位を上げていき、8周目には8位、10周目には7位へとポジションを上げました。
 路面は徐々に乾いていき、11周目を終えるとスリックタイヤへと交換するために各車徐々にピットイン。13周を終えたところでピットインした14号車は素早いピット作業で一気に順位を上げました。39号車は14周を終えたところでピットイン。ここまでのハイペースでの周回が効を奏し、全車が1回目のピットを終えてスリックタイヤに交換した時点で、11番手スタートの14号車が2位、10番手スタートの39号車が3位へと大きくジャンプアップを果たしました。
 2位へと順位を上げた14号車の大嶋は、ペースを緩めることなく首位のARTA 16号車との差を詰めていき、24周目のTGRコーナー(1コーナー)で見事首位を奪取。さらに39号車の関口も2位16号車との差を詰めていきました。
 その後方では12番手スタートの37号車笹原が追い上げを見せ、6位へとポジションアップ。
 35周目、GT300クラスの244号車から出火したためセーフティカーが導入。41周目に再スタートが切られました。
 首位の14号車大嶋がポジションをキープする一方、3位の39号車関口は42周目のTGRコーナーでアウトから豪快に16号車をパスし2位浮上。GRスープラの1-2体制となりました。
 46周を終えたところで、首位を行く14号車がピットへ向かい、大嶋から山下へと交代。翌周には代わって首位に立った39号車もピットへ向かい、関口から中山へと交代しました。
 その後、他の車両もピットへ向かい、最後に37号車が59周を終えたところでピットイン。笹原からジュリアーノ・アレジへとドライバー交代した37号車は、首位に復帰した14号車、2位の39号車に続く3位でコースへ復帰。タイヤが暖まっていないアウトラップで後続の猛追を受けたものの凌ぎ切り、GRスープラが1-2-3体制となりました。
 レースが3分の2を迎える66周目、GT300クラスの25号車がコース上で出火し、セーフティカーが再び導入されましたが、消化に時間を要し、レースは赤旗中断に。
 この赤旗中断の間に今度は雨が降り始め、土砂降りとなったため、レース再開は2度にわたって延期され、中断から40分ほど経った午後4時30分に、全車ウェットタイヤへと交換した状態で、セーフティカー先導の下、走行が再開されました。
 隊列を整えた後、72周目から残り29周で再び水しぶきを高く上げてレースが再スタート。
 再スタート時はGRスープラが1-2-3体制でしたが、ウェットから徐々に乾いていくコンディションの中でライバル勢の追い上げを受けることに。首位につけていた14号車は、燃料2回給油義務を消化していなかったため、路面が乾き始めた83周目を終えたところでピットイン。給油を行い、スリックタイヤへ交換して勝負にで、ましたが、周回遅れとなってしまいました。
 39号車の中山も燃費走行を強いられペースダウンするなど、順位が激しく入れ替わる展開が最後まで続きました。
 結局、重いサクセスウェイトで最後尾からのスタートしながら、荒れたレースを粘り強く走り続けた36号車がTGR勢最上位の4位でフィニッシュ。立川にとって最後の富士となった38号車が5位。37号車が8位、39号車が9位でポイント獲得。14号車は11位、19号車は12位に終わりました。

 GT300クラスでは、序盤は12番手スタートの新田が駆る96号車が4位まで上がったところで10周目にピットインしてスリックタイヤへと交換。しかし、その直後にトラブルに見舞われガレージでの長い修復を余儀なくされ、5周遅れとなってしまいました。
 一方、最後尾スタートの31号車も小高がハイペースで追い上げ、全車が1回目のピットを終えた時点で、20号車が5位、2号車が9位、52号車が13位、31号車は14位まで大きくジャンプアップ。31号車はさらに順位を上げていき、26周目にはトップ10入りを果たしました。
 31周目、21位を走行していた244号車から出火してセーフティカーが導入。ドライブしていた佐藤は無事脱出しましたが、レースはここで終えることとなりました。
 再スタートが切られると、8位につけていた小高の31号車は、前を行く清水の20号車をパスし7位へ。31号車は5位まで順位を上げ、50周を終えてピットイン。根本へとドライバー交代を行いました。この際のピット作業でややタイムをロスし、全車が2度目のピットを終えた時点では、平中に変わった20号車が6位、31号車は8位へと後退。
 66周目、今度は野中がドライブしていた25号車から出火。野中は無事脱出しましたが、車両の消火に時間がかかったこともあり、レースは赤旗中断となりました。
 この中断の間に雨が降り始め、40分ほどを経て全車ウェットタイヤに交換して再スタート。20位を走行していた50号車は、3人目のドライバーとして登録されているTGR-DC支援ドライバーの小山美姫へとドライバーチェンジ。小山にとって初めてSUPER GTの公式戦ドライブは、SUPER GTとしても12年ぶりの女性ドライバーの出走となりました。
 レース終盤は、ウェットから徐々に乾いていく難しい路面コンディションで、各チーム様々な戦略を採り、目まぐるしく順位が入れ替わる展開に。
 この乱戦の中、31号車は最後尾スタートから21台抜きの5位でフィニッシュ。52号車が9位、60号車は4位でチェッカーを受けましたが、レース後、他車への接触に対して40秒加算ペナルティを科されて10位でポイント獲得を果たしました。

5位フィニッシュを果たした立川祐路/石浦宏明組 ZENT CERUMO GR Supra 38号車
5位フィニッシュを果たした立川祐路/石浦宏明組 ZENT CERUMO GR Supra 38号車
最後尾スタートから目覚ましい追い上げを見せ5位フィニッシュを果たした嵯峨宏紀/小高一斗/根本悠生組 apr LC500h GT 31号車
最後尾スタートから目覚ましい追い上げを見せ5位フィニッシュを果たした嵯峨宏紀/小高一斗/根本悠生組 apr LC500h GT 31号車
決勝前には今季限りでのSUPER GTドライバー引退を発表した立川祐路のセレモニーが行われた
決勝前には今季限りでのSUPER GTドライバー引退を発表した立川祐路のセレモニーが行われた
エアレース・パイロット、室屋義秀選手によるデモンストレーションフライト
エアレース・パイロット、室屋義秀選手によるデモンストレーションフライト
立川が2005年シリーズチャンピオンを獲得したZENT CERUMO Supra
立川が2005年シリーズチャンピオンを獲得したZENT CERUMO Supra
立川が2013年シリーズチャンピオンを獲得したZENT CERUMO SC430
立川が2013年シリーズチャンピオンを獲得したZENT CERUMO SC430

第4戦 リザルト GT500クラス

順位No.車名ドライバー名周回所要時間/差グリッドSW
13Niterra MOTUL Z千代 勝正/高星 明誠1003:45'06.900458
264Modulo NSX-GT伊沢 拓也/太田 格之進10001:04.482
316ARTA MUGEN NSX-GT福住 仁嶺/大津 弘樹10001:25.2210
436au TOM'S GR Supra坪井 翔/宮田 莉朋10001:38.91572
538ZENT CERUMO GR Supra立川 祐路/石浦 宏明10001:41.2714
6100STANLEY NSX-GT山本 尚貴/牧野 任祐10001:44.3644
717Astemo NSX-GT塚越 広大/松下 信治991 Lap534
837Deloitte TOM'S GR Supra笹原 右京/ジュリアーノ・アレジ991 Lap1210
939DENSO KOBELCO SARD GR Supra関口 雄飛/中山 雄一991 Lap1012
1024リアライズコーポレーション ADVAN Z佐々木 大樹/平手 晃平991 Lap16
1114ENEOS X PRIME GR Supra大嶋 和也/山下 健太991 Lap1142
1219WedsSport ADVAN GR Supra国本 雄資/阪口 晴南991 Lap944

第4戦 リザルト GT300クラス

順位No.車名ドライバー名周回所要時間/差グリッドSW
111GAINER TANAX GT-R富田 竜一郎/石川 京侍/塩津 佑介933:45'08.233318
27Studie BMW M4荒 聖治/柳田 真孝937.9041675
36DOBOT Audi R8 LMS片山 義章/ロベルト・メリ・ムンタン/神 晴也938.292512
456リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-Rジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/名取 鉄平9314.1941090
531apr LC500h GT嵯峨 宏紀/小高 一斗/根本 悠生9320.912279
661SUBARU BRZ R&D SPORT井口 卓人/山内 英輝9321.414218
710PONOS GAINER GT-R安田 裕信/大草 りき9327.587727
888JLOC ランボルギーニ GT3小暮 卓史/元嶋 佑弥9328.684415
952埼玉トヨペットGB GR Supra GT吉田 広樹/川合 孝汰9350.1682184
1060Syntium LMcorsa GR Supra GT吉本 大樹/河野 駿佑9350.8021421
112muta Racing GR86 GT堤 優威/平良 響/加藤 寛規9351.0132290
1330apr GR86 GT永井 宏明/織戸 学/小河 諒9301:07.0196
1520シェイドレーシング GR86 GT平中 克幸/清水 英志郎/山田 真之亮9301:39.163
1950ANEST IWATA Racing RC F GT3イゴール・オオムラ・フラガ/古谷 悠河/小山 美姫921 Lap8
2396K-tunes RC F GT3新田 守男/高木 真一894 Laps126
25HOPPY Schatz GR Supra GT菅波 冬悟/野中 誠太6033 Laps113
244HACHI-ICHI GR Supra GT佐藤 公哉/三宅 淳詞3162 Laps1733
※SW:サクセスウェイト(kg)

ドライバーズポイント(GT500)

順位No.ドライバー名ポイント
13千代 勝正/高星 明誠49
236坪井 翔/宮田 莉朋44
3100山本 尚貴/牧野 任祐27
519国本 雄資/阪口 晴南22
714大嶋 和也/山下 健太21
1138立川 祐路/石浦 宏明13
1337笹原 右京/ジュリアーノ・アレジ8
1439関口 雄飛/中山 雄一8

チームポイント(GT500)

順位No.チーム名ポイント
13NDDP RACING61
236TGR TEAM au TOM'S53
3100TEAM KUNIMITSU37
519TGR TEAM WedsSport BANDOH32
714TGR TEAM ENEOS ROOKIE32
1138TGR TEAM ZENT CERUMO24
1337TGR TEAM Deloitte TOM'S18
1439TGR TEAM SARD18