SUPER GT 2016年 第2戦 富士

　5月3日（火）は、朝の公式練習時には晴れ間も覗いていたものの、午後に入ると空は雲に覆われ、やや涼しい気候の下で午後2時半よりノックアウト方式の予選が行われた。

　GT500クラスは午後2時50分よりQ1開始。上位8台がQ2へ進出する。15分間のセッションながら、序盤は誰も動かず、7分ほど経過したところで全車コースイン。タイヤを温め、各車タイムアタックに入った。
　終了直前のラップで好タイムをマークした石浦宏明の38号車が4番手、ヘイキ・コバライネンがドライブした39号車が6番手でQ2進出を決めた。

　一方、終盤までQ2進出圏内につけていたジェームス・ロシターのKeePer TOM'S RC F 37号車は、最後の最後に逆転され惜しくもQ2進出ならず。
　WedsSport ADVAN RC F 19号車は11番手、au TOM'S RC F 36号車は13番手とタイムを伸ばせず。WAKO'S 4CR RC F 6号車は走路外走行でタイム抹消となり、最後尾15番手でグリッドが確定した。

朝の公式練習走行ではグリップが得られず苦戦したが、予選に向けて色々試し、コンディションが変わったこともあり、フィーリングは良くなった。ただ、ライバル勢に比べるとやや遅れを取っているかも知れない。ポールポジションを取りたかったが、LEXUS勢全体で苦戦している中、何とか上位に食い込めた予選だった。明日の決勝は長いし、また違った状況になると思うので、何とか挽回したい。このままでは終わらせたくない。

公式練習走行での走り出しからクルマのバランスやグリップ感で苦しんだ。気温が上がったこともあったのか、テストの時とも全然違うコンディションだったので、かなり大きくセッティングを変えてみた。更に予選に向けても色々変更したところ、僕が担当したQ1でフィーリングがかなり良くなったので、そのまま立川さんに乗ってもらった。出来る限りのことはやったが、3番手というのは優勝を狙える位置ではあると思うので、自分たちが今持っているもので明日どう戦うかを考えて、何とか真ん中に立てるように頑張りたい。天候も予想出来ないし、レースは戦ってみなければ分からない。