SUPER GT 2016年 第6戦 鈴鹿1000km

　予選日は、朝方軽い雨はあったものの、その後好天に恵まれ、強い日差しの下、気温は30度、路面温度は40度を超える暑さの中で、午後2時50分からGT500クラスのQ1（15分）が開始された。いつも通りセッション前半は全車様子を見、残り8分を切ったあたりからコースイン。石浦の38号車が3周目のアタックで好タイムを記録しトップに立つと、前週のスーパーフォーミュラで初優勝を飾るなど勢いに乗る19号車の関口がこれを更新。その後、ライバル勢も次々にタイムを更新していったが、19号車が3番手、38号車が6番手となり、LEXUS RC F勢は2台がQ2進出を果たした。

　Q2進出のボーダーラインとなる8位争いは非常に僅差となり、わずか0.1秒届かず大嶋和也がアタックしたWAKO'S 4CR RC F 6号車が10番手、この6号車と0.1秒差の11番手に伊藤大輔のau TOM'S RC F 36号車が続いた。
　ランキング2位、3位で重いウェイトハンデを積むDENSO KOBELCO SARD RC F 39号車とKeePer TOM'S RC F 37号車は長い決勝を見据えての走行に専念。15番手、14番手グリッドとなった。

今日は走り始めから調子が良かったが、予選の頃には路面温度が午前に比べ10度以上も上がってしまったのが自分たちにとってはあまり良くない方向だった。それでも、2人で今出来る最大限の力を発揮した結果、4番手というグリッドが得られた。チームがGT500に上がってから、ドライコンディションでは最上位の予選順位であり、すごく嬉しい。まずは表彰台を目標に頑張っているが、4番手グリッドというポジションは充分に狙える位置だし、今日の予選は大満足だ。

今回新しく持ち込んだタイヤがすごく良いパフォーマンスを発揮してくれた。クルマのバランスも、エンジニアが持ち込みから良い状態で持ってきてくれたし、上手く時間を使いながら予選に臨めた。Q1の関口選手がとても良いパフォーマンスを示してくれたが、ライバルがすごく速かったので、それを追うというよりも、自分たちの限界を高めるということに集中してQ2に向けて少しセット変更をした。それが若干裏目に出た感じはあるが、4番手はチームとしては最上位なので、しっかりと仕事も出来たし、ミス無く走れたのは良かった。明日は1000kmで約6時間とすごく長いレースだが、今朝のフリー走行でロングランをこなしてパフォーマンスも確認できたし、長いレースを戦う上での準備はしっかりしてきたつもりだ。明日は自信を持って4番手から、表彰台、優勝を目指して、チーム一丸となって戦いたい。