SUPER GT 2016年 第6戦 鈴鹿1000km

　好天に恵まれ強い日差しと夏の暑さの下で、午後2時30分にGT300クラスのQ1（15分）が開始。29台もの車両によるノックアウト方式Q1では、嵯峨の駆る31号車が11番手タイムをマークしQ2へ進出。佐々木孝太がドライブしたTOYOTA PRIUS apr GT 30号車は12番手タイムをマークしたものの、他の車両への走路妨害ペナルティを取られ、ベストタイムを抹消。30号車は27番手、SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 60号車は26番手から決勝に臨むこととなった。

　午後3時15分からのQ2（12分）では、唯一進出となった31号車の中山雄一が40kgのウェイトハンデをものともせぬ好走を見せ、2番手タイムをマーク。明日の決勝レースは最前列からスタートを切ることとなった。

今回は1000kmと長いレースなので、正直なところ予選の順位よりも、ロングランへ向けて良いタイヤをチョイスできるかどうかが重要だと思っているが、スタート位置が良いのに越したことはない。自分のスティントの時はトラフィックや、ブレーキに少し問題があり、上手く行かない部分があったので、その辺を調整してもらって、（中山）雄一が良いタイムをマークしてくれた。フロントローと言うことで、かなり良いポジションからスタートできるので、この流れのまま行きたいが、何せ1000kmなので、ミス無く、トラブル無く、淡々と行けば、良いところに行けるんじゃないかと思う。

練習走行はちょっとトラブルがあってフルに走り切ることは出来なかったが、こなすべきメニューは全てこなし、予選に向けて充分に準備は出来た。Q1の後、アタックした嵯峨選手からのフィードバックで監督とみんなで話し合い、セットアップを変えてQ2に出て行ったところ、朝感じていたバランスの悪い部分も全部なくなって、すごく良いアタックが出来た。フロントローという良いスタート位置を確保でき、明日の長いレースに向けてもポジティブな気持ちで臨める。