SUPER GT 2016年 第7戦 ブリーラム（タイ）

　前夜の激しい雷雨で、朝の公式練習走行時はまだ濡れているところも残っていたが、その後、天候は回復し、路面は完全にドライに。
　予選が始まる午後3時前には、空を再び雲が覆い、気温、路面温度とも午前中に比べるとやや下がってきたものの、それでも気温30度、路面温度38度で蒸し暑いコンディションの下で午後3時からノックアウト方式の予選が開始された。

　GT500クラスは午後3時20分から15分間のQ1が開始。国本がQ1を担当した19号車を先頭に、やや遅れて各車コースイン。国本がまず1分24秒台に入れてトップに立つと、WAKO'S 4CR RC F 6号車の大嶋和也がこれを塗り替え、コースレコードを更新するタイムでトップへ。KeePer TOM'S RC F 37号車の平川亮も24秒台と好タイムをマーク。

　このQ1では、大嶋の6号車がトップ。平川の37号車が3番手、国本の19号車が4番手につけ、Q2進出を決めた。
　その一方で、重いウェイトハンデに苦しんだDENSO KOBELCO SARD RC F 39号車が10番手、ZENT CERUMO RC F 38号車が11番手、au TOM'S RC F 36号車が15番手とタイムを伸ばせず、Q2進出ならず。明日の決勝での追い上げを目指すこととなった。

Q1を国本選手がアタックした後、若干足りないところがあったので、そのフィードバックでセッティングを変えた。また、路面温度も下がってきたので国本選手とは異なるタイヤをアドバイスしてもらい、そのおかげですごく良いタイムが出せた。チームとタイヤエンジニア、チームメイトの国本選手に感謝している。今朝の公式練習走行でのロングランでもタイムの低下はあまりなく、決勝は自信がある。明日もしっかり自分たちのレースが出来れば結果はついてくるはずだ。

朝の公式練習走行からとても順調で、新品タイヤでのクルマのフィーリングも良かった。ただ、自分がQ1を走った時には午前中とは天候が変わっており、路面温度の低下などの影響で少しグリップ感が足りなかったので、Q2へ向けたセッティングとタイヤの選択をもう一度考え直し、関口選手に託した。本当に関口選手が完璧なアタックを決めてくれて素直に嬉しかった。明日は一番良いところからスタートできるので、チーム、関口選手と力を合わせてこのポジションを守り切って優勝したい。