SUPER GT 2016年 第8戦（最終戦）もてぎ

　11月13日（日）ツインリンクもてぎでSUPER GTのシーズン最終戦となる第8戦が行われ、逆転タイトルを目指す嵯峨 宏紀／中山 雄一組 TOYOTA PRIUS apr GT 31号車はポールポジションから前半首位を快走。惜しくも後半かわされ、2位表彰台を獲得。タイトル争いでは惜しくも逆転ならず、シリーズランキング2位でシーズンを終えることとなった。

　13日（日）この日も好天ながら朝方はまだ寒さの残る中、午前8時40分に15分間の予選開始。タイヤが暖まっていくのにあわせてラップタイムも次々に更新されて行く中、中山雄一がアタックを担当した31号車は6周目に4番手につけると、更にタイムアップを図り、7周目にコースレコードを大きく上回るタイムをマーク。今季初めてのポールポジションを獲得した。ポールポジションのボーナスポイントを加え、ドライバーズタイトル争いでは、首位との差を13ポイントに縮めることとなった。
　30号車は佐々木孝太のアタックで12番手。60号車は26番手から決勝に臨むこととなった。

昨日のレースでノーポイントだったというのが非常に痛かった。今日のレースに関して言えば、初めての無交換作戦だったが、我々に出来る中で最高のレースが出来たと思う。シリーズを通して考えると、ノーポイントのレースがあまりに多すぎたので、逆に良く2位になれたなというところもある。新型1年目ということである程度トラブルも覚悟していた部分はあるが、それにしても多すぎたので、今後はその辺りをトライ＆エラーで克服して行けばタイトルが見えてくるはずだ。

今日は優勝するにはタイヤ無交換作戦しかないと考えて挑戦した。データも何も無く、全く初めての試みだったが、2位を守れたという意味では良いレースが出来た。ただ、シーズンを通して振り返ってみると、ポイントを取れたレースが少なかった。それがチャンピオンに届かなかった原因だと思うが、最後までタイトルを争えたという意味では良いシーズンだった。