FIA-F2第3戦 モントリオール宮田莉朋は初開催のコースで好走を見せるも今季初のノーポイントに終わる

2026.5.25(月)- 17:55配信

 FIA-F2の第3戦がカナダ・モントリオールのジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで行われ、TGRドライバー・チャレンジ・プログラム(TGR-DC)の支援を受けて同シリーズ3年目に挑戦する宮田莉朋は、スプリントレースで11位フィニッシュ。フィーチャーレースでは一時7位を走るも終盤のバトルで接触し車両を破損。リタイアに終わりました。

 5月22日(金)から24日(日)にかけて、カナダ・モントリオールのジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで2026年FIA-F2の第3戦が開催されました。F1直下のカテゴリーとして世界中を転戦するFIA-F2には、TGR-DCドライバーの宮田莉朋が参戦3年目のシーズンを戦っています。今季ここまで2戦を戦ってきて、宮田は両レース共に粘り強い走りで入賞、ポイント獲得を果たしており、2戦終了時点でドライバーランキングは5位につけています。
 ジル・ヴィルヌーヴ・サーキットでのFIA-F2は初開催。美しい公園内に設置された、狭く、壁が迫る難コースでの戦いに宮田が挑みました。

予選

 22日(金)、直前のF1セッションでの遅れにより、予定よりも28分遅れの午後2時28分より、30分間の予選が行われました。好天の下、気温は18度、路面温度は42度のコンディション。
 セッション前半に一度アタックし、ピットへ戻ってタイヤを交換後、再アタック。しかし、残り8分少々のところでクラッシュ車両が発生しセッションは赤旗中断。すぐに再開されましたが、残り5分ほどで再びクラッシュ車両により赤旗が掲示され、残り5分15秒で再開。全車一斉に最後のアタックに出ると、宮田は1分22秒356と前半にマークしたタイムを更新しましたが、ライバル勢もタイムアップを果たし、宮田は16番手となりました。

【スプリントレース】

 23日(土)は曇りとなり、気温は21度ながら路面温度は33度までしか上がらない中で、午後2時10分より28周で争われるスプリントレースがスタートしました。
 16番手スタートの宮田は、スタート直後の混戦の中で1周目に19位までポジションダウン。
 10周目のヘアピンで多重接触が発生し、スピン車両が停止したことでセーフティカー(SC)が導入されました。
 12周目に再スタート。17位の宮田は前車を攻め、僅差で連なった隊列のままの接近戦が続きました。
 18周目、スピン車両の発生により19周目に2度目のSC導入。このタイミングで2台がピットインしたことで、宮田は14位に。
 22周目に再スタートが切られると、宮田は自己ベストを更新しながら僅差で前を追いますが、追い抜きには至らず。
 25周目にクラッシュ車両が発生し、バーチャルセーフティカー(VSC)が導入。27周目、残り2周でVSCが解除されると、13位の宮田の後方には、タイヤを交換したライバルが迫りますが、宮田は逃げ切ってチェッカー。上位2台がペナルティで降格となったため、宮田は11位フィニッシュとなりました。

【フィーチャーレース】

 24日(日)は曇天ながら、濡れていた路面が乾きかけている状況。ほとんどの車両がオプション(スーパーソフト)のスリックタイヤを装着してスタートに臨みました。
 午後12時5分より、気温13度、路面温度19度と寒いコンディションの中で、39周もしくは60分+1周で争われるフィーチャーレースがスタートしました。
 スタートは大きな混乱もなく、宮田はグリッドの16位をキープ。2周目に1台かわして15位へと順位を上げました。
 レーススタート後、僅かに雨が降ってきたことも影響したか、5周目にトップ走行車両がクラッシュ。早くもSC導入となりました。
 8周目に再スタートが切られましたが、ピットインした1台がピットアウト直後にコースオフし、再びSC。これで宮田を含む上位勢の多くがピットへ向かい、タイヤ交換を行いました。大混乱のピットロードで順位変動があり、4台がピットに入らずコースに残った状況で、宮田は15位。
 13周目に再スタートが切られ、宮田は激しい接近戦を展開。17周目には11位までポジションを上げました。
 17周目にも接触車両によりVSCが出され、すぐにレース再開。宮田は前車を激しく攻め、21周目にはブレーキロックさせた隙をついてパス。ポイント圏内の10位へと浮上しました。
 23周目には5位走行中の車両がスピン、25周目には2位走行中の車両がスローダウンするなど波乱の展開となる中で、25周目には7位まで順位を上げました。
 しかし、宮田は26周目に後続に追突されてスピン。15位へと大きくポジションダウンを余儀なくされました。
 27周目にストップした車両によりこの日3度目のSCが出され、34周目に再スタートが切られると、宮田はポジションアップを狙いバトルを繰り広げましたが、35周目に接触を喫し、車両前部にダメージ。ピットインを余儀なくされました。
 レースはこれで4度目のSC導入でタイムレースとなり、SC先導でチェッカー。宮田は車両を修復するもコースへは復帰せず、そのままレースを終えました。

FIA-F2第3戦 予選結果

順位No.ドライバーチームベストタイム
1 24 Laurens van Hoepen TRIDENT 1:21.422
2 1 Rafael Camara Invicta Racing 1:21.689
3 15 Alexander Dunne Rodin Motorsport 1:21.709
4 6 Nikola Tsolov Campos Racing 1:21.734
5 14 Martinius Stenshorne Rodin Motorsport 1:21.744
6 2 Joshua Durksen Invicta Racing 1:21.780
7 25 John Bennett TRIDENT 1:21.821
8 5 Noel Leon Campos Racing 1:21.881
9 23 Rafael Villagomez Van Amersfoort Racing 1:21.902
10 9 Gabriele Mini MP Motorsport 1:21.971
16 3 Ritomo Miyata Hitech GP 1:22.356

FIA-F2第3戦 スプリントレース結果

順位No.ドライバーチーム周回タイム/差グリッド
1 5 Noel Leon Campos Racing 28 43:36.869 3
2 9 Gabriele Mini MP Motorsport 28 3.726 1
3 14 Martinius Stenshorne Rodin Motorsport 28 5.540 6
4 24 Laurens van Hoepen TRIDENT 28 6.987 8
5 20 Emerson Fittipaldi AIX Racing 28 7.619 9
6 7 Dino Beganovic DAMS Lucas Oil 28 8.217 14
7 1 Rafael Camara Invicta Racing 28 9.718 12
8 8 Roman Bilinski DAMS Lucas Oil 28 9.949 15
9 4 Colton Herta Hitech GP 28 10.294 19
10 10 Oliver Goethe MP Motorsport 28 10.714 20
11 3 Ritomo Miyata Hitech GP 28 11.051 16

FIA-F2第3戦 フィーチャーレース結果

順位No.ドライバーチーム周回タイム/差グリッド
1 14 Martinius Stenshorne Rodin Motorsport 37 1:03:08.023 3
2 15 Alexander Dunne Rodin Motorsport 37 1.077 6
3 9 Gabriele Mini MP Motorsport 37 1.313 10
4 6 Nikola Tsolov Campos Racing 37 1.859 2
5 11 Sebastian Montoya PREMA Racing 37 2.061 18
6 21 Cian Shields AIX Racing 37 2.442 17
7 22 Nico Varrone Van Amersfoort Racing 37 2.666 12
8 4 Colton Herta Hitech GP 37 5.346 19
9 12 Mari Boya PREMA Racing 37 5.694 21
10 16 Kush Maini ART Grand Prix 37 7.377 13
3 Ritomo Miyata Hitech GP 33 DNF 16

FIA-F2第3戦終了時ランキング

順位No.ドライバーチームポイント
1 9 Gabriele Minì MP Motorsport 57
2 1 Rafael Câmara Invicta Racing 36
3 6 Nikola Tsolov Campos Racing 35
4 14 Martinius Stenshorne Rodin Motorsport 35
5 5 Noel León Campos Racing 33
6 24 Laurens van Hoepen TRIDENT 33
7 15 Alexander Dunne Rodin Motorsport 30
8 7 Dino Beganovic DAMS Lucas Oil 24
9 3 Ritomo Miyata Hitech GP 22
10 2 Joshua Dürksen Invicta Racing 16