FIA-F2の第3戦がカナダ・モントリオールのジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで行われ、TGRドライバー・チャレンジ・プログラム(TGR-DC)の支援を受けて同シリーズ3年目に挑戦する宮田莉朋は、スプリントレースで11位フィニッシュ。フィーチャーレースでは一時7位を走るも終盤のバトルで接触し車両を破損。リタイアに終わりました。
5月22日(金)から24日(日)にかけて、カナダ・モントリオールのジル・ヴィルヌーヴ・サーキットで2026年FIA-F2の第3戦が開催されました。F1直下のカテゴリーとして世界中を転戦するFIA-F2には、TGR-DCドライバーの宮田莉朋が参戦3年目のシーズンを戦っています。今季ここまで2戦を戦ってきて、宮田は両レース共に粘り強い走りで入賞、ポイント獲得を果たしており、2戦終了時点でドライバーランキングは5位につけています。
ジル・ヴィルヌーヴ・サーキットでのFIA-F2は初開催。美しい公園内に設置された、狭く、壁が迫る難コースでの戦いに宮田が挑みました。
予選
22日(金)、直前のF1セッションでの遅れにより、予定よりも28分遅れの午後2時28分より、30分間の予選が行われました。好天の下、気温は18度、路面温度は42度のコンディション。
セッション前半に一度アタックし、ピットへ戻ってタイヤを交換後、再アタック。しかし、残り8分少々のところでクラッシュ車両が発生しセッションは赤旗中断。すぐに再開されましたが、残り5分ほどで再びクラッシュ車両により赤旗が掲示され、残り5分15秒で再開。全車一斉に最後のアタックに出ると、宮田は1分22秒356と前半にマークしたタイムを更新しましたが、ライバル勢もタイムアップを果たし、宮田は16番手となりました。
【スプリントレース】
23日(土)は曇りとなり、気温は21度ながら路面温度は33度までしか上がらない中で、午後2時10分より28周で争われるスプリントレースがスタートしました。
16番手スタートの宮田は、スタート直後の混戦の中で1周目に19位までポジションダウン。
10周目のヘアピンで多重接触が発生し、スピン車両が停止したことでセーフティカー(SC)が導入されました。
12周目に再スタート。17位の宮田は前車を攻め、僅差で連なった隊列のままの接近戦が続きました。
18周目、スピン車両の発生により19周目に2度目のSC導入。このタイミングで2台がピットインしたことで、宮田は14位に。
22周目に再スタートが切られると、宮田は自己ベストを更新しながら僅差で前を追いますが、追い抜きには至らず。
25周目にクラッシュ車両が発生し、バーチャルセーフティカー(VSC)が導入。27周目、残り2周でVSCが解除されると、13位の宮田の後方には、タイヤを交換したライバルが迫りますが、宮田は逃げ切ってチェッカー。上位2台がペナルティで降格となったため、宮田は11位フィニッシュとなりました。
【フィーチャーレース】
24日(日)は曇天ながら、濡れていた路面が乾きかけている状況。ほとんどの車両がオプション(スーパーソフト)のスリックタイヤを装着してスタートに臨みました。
午後12時5分より、気温13度、路面温度19度と寒いコンディションの中で、39周もしくは60分+1周で争われるフィーチャーレースがスタートしました。
スタートは大きな混乱もなく、宮田はグリッドの16位をキープ。2周目に1台かわして15位へと順位を上げました。
レーススタート後、僅かに雨が降ってきたことも影響したか、5周目にトップ走行車両がクラッシュ。早くもSC導入となりました。
8周目に再スタートが切られましたが、ピットインした1台がピットアウト直後にコースオフし、再びSC。これで宮田を含む上位勢の多くがピットへ向かい、タイヤ交換を行いました。大混乱のピットロードで順位変動があり、4台がピットに入らずコースに残った状況で、宮田は15位。
13周目に再スタートが切られ、宮田は激しい接近戦を展開。17周目には11位までポジションを上げました。
17周目にも接触車両によりVSCが出され、すぐにレース再開。宮田は前車を激しく攻め、21周目にはブレーキロックさせた隙をついてパス。ポイント圏内の10位へと浮上しました。
23周目には5位走行中の車両がスピン、25周目には2位走行中の車両がスローダウンするなど波乱の展開となる中で、25周目には7位まで順位を上げました。
しかし、宮田は26周目に後続に追突されてスピン。15位へと大きくポジションダウンを余儀なくされました。
27周目にストップした車両によりこの日3度目のSCが出され、34周目に再スタートが切られると、宮田はポジションアップを狙いバトルを繰り広げましたが、35周目に接触を喫し、車両前部にダメージ。ピットインを余儀なくされました。
レースはこれで4度目のSC導入でタイムレースとなり、SC先導でチェッカー。宮田は車両を修復するもコースへは復帰せず、そのままレースを終えました。
FIA-F2第3戦 予選結果
| 順位 | No. | ドライバー | チーム | ベストタイム |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 24 | Laurens van Hoepen | TRIDENT | 1:21.422 |
| 2 | 1 | Rafael Camara | Invicta Racing | 1:21.689 |
| 3 | 15 | Alexander Dunne | Rodin Motorsport | 1:21.709 |
| 4 | 6 | Nikola Tsolov | Campos Racing | 1:21.734 |
| 5 | 14 | Martinius Stenshorne | Rodin Motorsport | 1:21.744 |
| 6 | 2 | Joshua Durksen | Invicta Racing | 1:21.780 |
| 7 | 25 | John Bennett | TRIDENT | 1:21.821 |
| 8 | 5 | Noel Leon | Campos Racing | 1:21.881 |
| 9 | 23 | Rafael Villagomez | Van Amersfoort Racing | 1:21.902 |
| 10 | 9 | Gabriele Mini | MP Motorsport | 1:21.971 |
| 16 | 3 | Ritomo Miyata | Hitech GP | 1:22.356 |
FIA-F2第3戦 スプリントレース結果
| 順位 | No. | ドライバー | チーム | 周回 | タイム/差 | グリッド |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 5 | Noel Leon | Campos Racing | 28 | 43:36.869 | 3 |
| 2 | 9 | Gabriele Mini | MP Motorsport | 28 | 3.726 | 1 |
| 3 | 14 | Martinius Stenshorne | Rodin Motorsport | 28 | 5.540 | 6 |
| 4 | 24 | Laurens van Hoepen | TRIDENT | 28 | 6.987 | 8 |
| 5 | 20 | Emerson Fittipaldi | AIX Racing | 28 | 7.619 | 9 |
| 6 | 7 | Dino Beganovic | DAMS Lucas Oil | 28 | 8.217 | 14 |
| 7 | 1 | Rafael Camara | Invicta Racing | 28 | 9.718 | 12 |
| 8 | 8 | Roman Bilinski | DAMS Lucas Oil | 28 | 9.949 | 15 |
| 9 | 4 | Colton Herta | Hitech GP | 28 | 10.294 | 19 |
| 10 | 10 | Oliver Goethe | MP Motorsport | 28 | 10.714 | 20 |
| 11 | 3 | Ritomo Miyata | Hitech GP | 28 | 11.051 | 16 |
FIA-F2第3戦 フィーチャーレース結果
| 順位 | No. | ドライバー | チーム | 周回 | タイム/差 | グリッド |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 14 | Martinius Stenshorne | Rodin Motorsport | 37 | 1:03:08.023 | 3 |
| 2 | 15 | Alexander Dunne | Rodin Motorsport | 37 | 1.077 | 6 |
| 3 | 9 | Gabriele Mini | MP Motorsport | 37 | 1.313 | 10 |
| 4 | 6 | Nikola Tsolov | Campos Racing | 37 | 1.859 | 2 |
| 5 | 11 | Sebastian Montoya | PREMA Racing | 37 | 2.061 | 18 |
| 6 | 21 | Cian Shields | AIX Racing | 37 | 2.442 | 17 |
| 7 | 22 | Nico Varrone | Van Amersfoort Racing | 37 | 2.666 | 12 |
| 8 | 4 | Colton Herta | Hitech GP | 37 | 5.346 | 19 |
| 9 | 12 | Mari Boya | PREMA Racing | 37 | 5.694 | 21 |
| 10 | 16 | Kush Maini | ART Grand Prix | 37 | 7.377 | 13 |
| 3 | Ritomo Miyata | Hitech GP | 33 | DNF | 16 |
FIA-F2第3戦終了時ランキング
| 順位 | No. | ドライバー | チーム | ポイント |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 9 | Gabriele Minì | MP Motorsport | 57 |
| 2 | 1 | Rafael Câmara | Invicta Racing | 36 |
| 3 | 6 | Nikola Tsolov | Campos Racing | 35 |
| 4 | 14 | Martinius Stenshorne | Rodin Motorsport | 35 |
| 5 | 5 | Noel León | Campos Racing | 33 |
| 6 | 24 | Laurens van Hoepen | TRIDENT | 33 |
| 7 | 15 | Alexander Dunne | Rodin Motorsport | 30 |
| 8 | 7 | Dino Beganovic | DAMS Lucas Oil | 24 |
| 9 | 3 | Ritomo Miyata | Hitech GP | 22 |
| 10 | 2 | Joshua Dürksen | Invicta Racing | 16 |