FIA-F2第8戦 スパ・フランコルシャン宮田莉朋がレース2で18番手スタートから追い上げ8位入賞

2026.7.21(火)- 20:10配信

 FIA-F2の第8戦がベルギー・スパ・フランコルシャン・サーキットで行われ、TGRドライバー・チャレンジ・プログラム(TGR-DC)の支援を受けて同シリーズ3年目に挑戦する宮田莉朋は、予選で後方に沈み、スプリントレース(レース1)は17位に終わりましたが、フィーチャーレース(レース2)では終盤目覚ましい追い上げを見せ、8位でフィニッシュ。ポイント獲得を果たしました。

 7月17日(金)から19日(日)にかけて、ベルギー・スパ・フランコルシャンのスパ・フランコルシャン・サーキットで2026年FIA-F2の第7戦が開催されました。F1直下のカテゴリーとして世界中を転戦するFIA-F2には、TGR-DCドライバーの宮田莉朋が参戦3年目のシーズンを戦っています。
 年間14戦で争われているFIA-F2も後半戦に入りました。今季の宮田は開幕戦でのダブル入賞を含め、4レースで入賞していますが、中盤戦に入ってからは苦戦。今大会の舞台となるスパは、昨年自身最高位となる2位表彰台を獲得しているサーキットで、好成績に期待がかかりました。

予選

 17日(金)直前に行われたFIA-F3の予選中から小雨が降り始めましたが、まだ路面を本格的に濡らすまでには至らない気温21度、路面温度29度のコンディションで、午後4時から30分間の予選が開始。全車スーパーソフトのドライタイヤを装着してコースに向かいました。
 開始から5分ほど経過した所で1台スピンを喫してコース上に停まってしまったため、赤旗が出されました。5分ほどの中断の後にセッションは再開。各車一度タイムを出したあとピットへ戻り、残り10分ほどで再アタックに。しかし、残り4分というところでまたもコース上に停まった車両が出たことで、残り3分26秒で2度目の赤旗が出されました。
 セッション再開後、1周が2分近い長いコースでの、残り3分半での一発勝負で全車アタックへ。宮田もタイムを更新しましたが、トラックリミット違反を取られてタイム抹消。最後尾となってしまいました。予選後、赤旗原因の車両がタイム抹消となったことで、宮田は21番手となりました。

【スプリントレース】

 18日(土)、天候は回復し、予定より5分遅れの午後2時20分より気温22度、路面温度35度のコンディションでタイヤ交換義務無し、18周で争われるスプリントレースが開始されました。
 予選では21番手だった宮田でしたが、その後多くの車両に予選時のペナルティが科されグリッドが降格されたため、宮田は18番手からスタート。スタート直後の混乱の中でひとつ順位を落とすも、3周目には18位へ。しかし、宮田はスローパンクチャー症状に見舞われておりペースは上がらず、序盤は苦戦を強いられました。
 6周目、宮田は急坂を駆け上るスパ名物オー・ルージュの頂点付近でコントロールを失いかけるも、懸命にリカバー。これで20位に後退。この宮田をかわそうとした後続が6コーナーでスピンからクラッシュを喫し、セーフティーカー(SC)が導入されました。
 8周目からレースが再開されると、トラブルでのリタイア車両により宮田は18位へ。14周目、スピン車両により再びSCが出されると、宮田はこのタイミングでピットイン。スーパーソフトタイヤへと交換し、最後の追い上げにかける作戦に出ました。
 しかし、レースは最後の1周でSCからの再スタートが切られる超スプリント勝負となり、宮田は追い上げ叶わず17位でチェッカーとなりました。

【フィーチャーレース】

 19日(日)午前10時より、気温14度、路面温度21度のコンディションで、タイヤ交換義務有りの25周もしくは75分+1周で争われるフィーチャーレースが開始されました。
 狭く急な1コーナーへの進入で早速多重接触があり、1周目からSC導入。スーパーソフトタイヤを装着して18番手からスタートした宮田は、この混乱をうまく避け、12位へと一気にポジションアップを果たしましたが、車両底面にダメージを負い、手負いの状態で残りのレースを戦うことを余儀なくされてしまいました。
 宮田は6周目にピットインしタイヤを硬い方のミディアムタイヤへと交換。17位でコースに復帰しました。
 9周目、クラッシュ車両が発生し、SC導入。ピットに入っていなかった車両が一斉にピットへと向かい、タイヤを交換。先にタイヤ交換を終えていた宮田は9位へポジションを上げました。
 2度のSCにより、周回数ではなく規定時間内でのタイムレースとなり、残り時間を見ながらの戦いとなりました。残り12分程での再スタートが切られると、宮田はスーパーソフトタイヤに履き替えたばかりの後続勢の猛追を受け、17周目には12位まで後退。しかし、終盤に入るとスーパーソフト勢のタイヤが摩耗してペースが落ち、宮田が逆襲を開始しました。
 ペースが落ちたライバルをパスしていった宮田は、最後は9位まで順位を上げてチェッカー。レース後に1台が失格となったことで、8位フィニッシュとなり、8レース振りのポイント獲得を果たしました。

宮田莉朋:

 予選は本来のパフォーマンスを最大限に引き出せず、変わらず厳しいセッションになってしまいました。スプリントレースは序盤からスローパンクチャーが起きていて、オー・ルージュで危うくクラッシュする場面がありましたが、なんとかコース上に耐えて走りきることができました。フィーチャーレースも序盤でフロアにダメージを負ってしまって、運良くポイントを獲得できましたが、かなり厳しいレースでした。不確定要素の多いレースウィークでしたが、クラッシュせずに最終的にポイントを取れたことはポジティブですし、しっかり切り替えて、また週末のハンガロリンクに向かいたいと思います。気持ちを切り替えて頑張っていきますので、引き続き応援よろしくおねがいします。ありがとうございました。

FIA-F2第8戦 予選結果

順位No.ドライバーチームベストタイム
1 1 Rafael Câmara Invicta Racing 1:56.306
2 17 Tasanapol Inthraphuvasak ART Grand Prix 1:56.345
3 15 Alexander Dunne Rodin Motorsport 1:56.492
4 6 Nikola Tsolov Campos Racing 1:56.699
5 25 John Bennett TRIDENT 1:56.759
6 7 Dino Beganovic DAMS Lucas Oil 1:56.807
7 2 Joshua Dürksen Invicta Racing 1:56.822
8 8 Roman Bilinski DAMS Lucas Oil 1:56.859
9 14 Martinius Stenshorne Rodin Motorsport 1:56.872
10 11 Sebastián Montoya PREMA Racing 1:56.918
21 3 Ritomo Miyata Hitech GP 1:59.295

FIA-F2第8戦 スプリントレース結果

順位No.ドライバーチーム周回タイム/差グリッド
1 2 Joshua Dürksen Invicta Racing 18 41:53.482 4
2 14 Martinius Stenshorne Rodin Motorsport 18 0.606 2
3 7 Dino Beganovic DAMS Lucas Oil 18 1.273 5
4 6 Nikola Tsolov Campos Racing 18 1.798 7
5 15 Alexander Dunne Rodin Motorsport 18 3.357 8
6 1 Rafael Câmara Invicta Racing 18 4.054 10
7 8 Roman Bilinski DAMS Lucas Oil 18 4.607 3
8 10 Oliver Goethe MP Motorsport 18 5.173 13
9 11 Sebastián Montoya PREMA Racing 18 5.867 1
10 24 Laurens van Hoepen TRIDENT 18 6.236 16
17 3 Ritomo Miyata Hitech GP 18 19.066 18

FIA-F2第8戦 フィーチャーレース結果

順位No.ドライバーチーム周回タイム/差グリッド
1 1 Rafael Câmara Invicta Racing 21 11:20.230 1
2 17 Tasanapol Inthraphuvasak ART Grand Prix 21 5.458 2
3 6 Nikola Tsolov Campos Racing 21 7.463 4
4 15 Alexander Dunne Rodin Motorsport 21 7.882 3
5 9 Gabriele Minì MP Motorsport 21 8.179 14
6 23 Rafael Villagómez Van Amersfoort Racing 21 10.972 19
7 4 Colton Herta Hitech GP 21 20.377 15
8 3 Ritomo Miyata Hitech GP 21 21.887 18
9 12 Mari Boya PREMA Racing 21 23.657 17
10 14 Martinius Stenshorne Rodin Motorsport 21 24.622 9

FIA-F2第8戦終了時ランキング

順位No.ドライバーチームポイント
1 6 Nikola Tsolov Campos Racing 161
2 9 Gabriele Minì MP Motorsport 134
3 1 Rafael Câmara Invicta Racing 125
4 15 Alexander Dunne Rodin Motorsport 108
5 5 Noel León Campos Racing 69
6 16 Kush Maini ART Grand Prix 63
7 7 Dino Beganovic DAMS Lucas Oil 63
8 14 Martinius Stenshorne Rodin Motorsport 58
9 24 Laurens van Hoepen TRIDENT 47
10 17 Tasanapol Inthraphuvasak ART Grand Prix 46
13 3 Ritomo Miyata Hitech GP 34