FIA-F2の第10戦がイタリア・モンツァで行われ、TGRドライバー・チャレンジ・プログラム(TGR-DC)の支援を受けて同シリーズ3年目に挑戦する宮田莉朋は、予選で8番手の好走を見せ、レース1は入賞目前の9位。レース2では速さを見せて5位入賞を果たしました。
9月4日(金)から6日(日)にかけて、イタリア・モンツァのモンツァ・サーキットで2026年FIA-F2の第10戦が開催されました。F1直下のカテゴリーとして世界中を転戦するFIA-F2には、TGR-DCドライバーの宮田莉朋が参戦3年目のシーズンを戦っています。
年間14戦で争われているFIA-F2。前戦ブダペストから1か月強のサマーブレイクを経てのシーズン再開となったモンツァラウンドで、宮田の活躍に期待がかかりました。
予選
4日(金)午後2時55分、気温33度、路面温度57度という猛烈な暑さのもとで、30分間の予選が行われました。セッション開始直後は誰もコースに出ず、数分様子を見た後各車最初のアタックへ。宮田はこの時点では12番手につけました。
全車一旦ピットへ戻り、残り5分ほどで一斉にコースイン。ラストラップの一発アタックに向かうと、宮田はここで1分31秒896の好タイムをマーク。8番手グリッドを獲得しました。
【スプリントレース】
5日(土)も好天に恵まれ、気温33度、路面温度56度という相変わらずの暑さの中、予定より3分遅れの午後2時18分より、タイヤ交換義務無しの21周で争われるスプリントレースが開始されました。
スプリントレースは予選の上位10台がリバースグリッドとなるため、宮田は2列目3番手の好位置からスタート。スタートでは好ダッシュを見せた後続にかわされ、シケインなどでも先行を許したことで、1周目を終えた時点で6位へと後退。
4周目には9位まで下がりますが、いったん抜き返すなど、僅差で連なる車列での、一瞬も気の抜けないバトルを繰り広げました。
5周目、前を走行していた車両がスピンを喫するも間一髪でかわし、7位へと浮上。このスピン車両が停まったことでセーフティーカー(SC)が導入されました。
7周目に再スタートが切られると、再びバトルが繰り広げられ、14周目には10位まで後退。
17周目、クラッシュ車両の発生によりこの日2度目のSC導入となり、20周目に残り2周でレースが再開。10位で再スタートを切った宮田は、猛追を見せて1台をパス。さらにポイント圏内を目指し攻め続けましたが、惜しくも届かず9位でチェッカーを受けました。
【フィーチャーレース】
6日(日)のフィーチャーレースは朝9時45分と早い時間からのレースのため、気温28度、路面温度32度と前日までとは異なり過ごしやすいコンディションで、タイヤ交換義務有り、30周で行われました。
宮田は予選8番手でしたが、他の車両がグリッド降格となったことで、3列目6番手からのスタート。スタート直後には、狭いシケインに多くの車両が殺到することによる混乱などもあり、宮田は一時8位まで順位を落としますが、すぐに取り戻し、6位で1周目を戻って来ました。
このレースでは、上位を含むほとんどの車両がスーパーソフトタイヤ(柔らかい方)をスタートで選択。タイヤ交換が可能になる6周目を終えると徐々にピットへと向かい、宮田は8周目を終えたところでピットイン。ピットを終えたグループでは7位でコースに復帰しました。
前日のスプリント戦では苦戦を強いられた宮田でしたが、この日は素晴らしい走りを見せ、11周目にはその時点でのファステストラップをマークし、1台パス。
12周目に停まった車両によりSCが導入され、それまでピットインしていなかった車両も全車ピットへ。これで宮田は6位となりました。
17周目に再スタートが切られると、再び抜かれては抜き返す、激しいバトルが展開。宮田は19周目にも自身のファステストラップを更新するハイペースで上位を目指しました。
残り10周を切って、各車の間隔が空いて落ち着いたかと思われましたが、残り5周を切ると再度各車ペースアップ。宮田も激しく前車を攻め、29周目にパスして5位へと浮上。さらに前を追いましたが、0.3秒届かず5位でチェッカー。今季5度目の入賞を果たしました。
FIA-F2第10戦 予選結果
| 順位 | No. | ドライバー | チーム | ベストタイム |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 1 | Rafael Câmara | Invicta Racing | 1:31.326 |
| 2 | 2 | Joshua Dürksen | Invicta Racing | 1:31.383 |
| 3 | 15 | Alexander Dunne | Rodin Motorsport | 1:31.472 |
| 4 | 5 | Noel León | Campos Racing | 1:31.581 |
| 5 | 14 | Martinius Stenshorne | Rodin Motorsport | 1:31.675 |
| 6 | 6 | Nikola Tsolov | Campos Racing | 1:31.736 |
| 7 | 17 | Tasanapol Inthraphuvasak | ART Grand Prix | 1:31.848 |
| 8 | 3 | Ritomo Miyata | Hitech GP | 1:31.876 |
| 9 | 10 | Oliver Goethe | MP Motorsport | 1:32.003 |
| 10 | 25 | John Bennett | TRIDENT | 1:32.038 |
FIA-F2第10戦 スプリントレース結果
| 順位 | No. | ドライバー | チーム | 周回 | タイム/差 | グリッド |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | Joshua Dürksen | Invicta Racing | 21 | 36:38.663 | 7 |
| 2 | 25 | John Bennett | TRIDENT | 21 | 1.263 | 1 |
| 3 | 10 | Oliver Goethe | MP Motorsport | 21 | 1.818 | 2 |
| 4 | 5 | Noel León | Campos Racing | 21 | 2.284 | 10 |
| 5 | 6 | Nikola Tsolov | Campos Racing | 21 | 3.708 | 8 |
| 6 | 14 | Martinius Stenshorne | Rodin Motorsport | 21 | 4.160 | 5 |
| 7 | 15 | Alexander Dunne | Rodin Motorsport | 21 | 4.306 | 6 |
| 8 | 24 | Laurens van Hoepen | TRIDENT | 21 | 4.754 | 15 |
| 9 | 3 | Ritomo Miyata | Hitech GP | 21 | 5.241 | 3 |
| 10 | 9 | Gabriele Minì | MP Motorsport | 21 | 5.492 | 14 |
FIA-F2第10戦 フィーチャーレース結果
| 順位 | No. | ドライバー | チーム | 周回 | タイム/差 | グリッド |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | Joshua Dürksen | Invicta Racing | 30 | 51:05.855 | 2 |
| 2 | 1 | Rafael Câmara | Invicta Racing | 30 | 0.424 | 1 |
| 3 | 5 | Noel León | Campos Racing | 30 | 4.647 | 7 |
| 4 | 25 | John Bennett | TRIDENT | 30 | 8.039 | 10 |
| 5 | 3 | Ritomo Miyata | Hitech GP | 30 | 8.375 | 6 |
| 6 | 15 | Alexander Dunne | Rodin Motorsport | 30 | 9.361 | 3 |
| 7 | 6 | Nikola Tsolov | Campos Racing | 30 | 9.638 | 9 |
| 8 | 17 | Tasanapol Inthraphuvasak | ART Grand Prix | 30 | 10.409 | 5 |
| 9 | 10 | Oliver Goethe | MP Motorsport | 30 | 14.265 | 8 |
| 10 | 22 | Nico Varrone | Van Amersfoort Racing | 30 | 15.167 | 13 |
FIA-F2第10戦終了時ランキング
| 順位 | No. | ドライバー | チーム | ポイント |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 6 | Nikola Tsolov | Campos Racing | 177 |
| 2 | 1 | Rafael Câmara | Invicta Racing | 166 |
| 3 | 9 | Gabriele Minì | MP Motorsport | 147 |
| 4 | 15 | Alexander Dunne | Rodin Motorsport | 118 |
| 5 | 5 | Noel León | Campos Racing | 114 |
| 6 | 16 | Kush Maini | ART Grand Prix | 88 |
| 7 | 7 | Dino Beganovic | DAMS Lucas Oil | 79 |
| 8 | 2 | Joshua Dürksen | Invicta Racing | 78 |
| 9 | 24 | Laurens van Hoepen | TRIDENT | 66 |
| 10 | 17 | Tasanapol Inthraphuvasak | ART Grand Prix | 63 |
| 12 | 3 | Ritomo Miyata | Hitech GP | 44 |