FIA-F2第10戦 モンツァ宮田莉朋がサマーブレイク明けのレースで速さを見せ5位入賞

2026.9.7(月)- 18:40配信

 FIA-F2の第10戦がイタリア・モンツァで行われ、TGRドライバー・チャレンジ・プログラム(TGR-DC)の支援を受けて同シリーズ3年目に挑戦する宮田莉朋は、予選で8番手の好走を見せ、レース1は入賞目前の9位。レース2では速さを見せて5位入賞を果たしました。

 9月4日(金)から6日(日)にかけて、イタリア・モンツァのモンツァ・サーキットで2026年FIA-F2の第10戦が開催されました。F1直下のカテゴリーとして世界中を転戦するFIA-F2には、TGR-DCドライバーの宮田莉朋が参戦3年目のシーズンを戦っています。
 年間14戦で争われているFIA-F2。前戦ブダペストから1か月強のサマーブレイクを経てのシーズン再開となったモンツァラウンドで、宮田の活躍に期待がかかりました。

予選

 4日(金)午後2時55分、気温33度、路面温度57度という猛烈な暑さのもとで、30分間の予選が行われました。セッション開始直後は誰もコースに出ず、数分様子を見た後各車最初のアタックへ。宮田はこの時点では12番手につけました。
 全車一旦ピットへ戻り、残り5分ほどで一斉にコースイン。ラストラップの一発アタックに向かうと、宮田はここで1分31秒896の好タイムをマーク。8番手グリッドを獲得しました。

【スプリントレース】

 5日(土)も好天に恵まれ、気温33度、路面温度56度という相変わらずの暑さの中、予定より3分遅れの午後2時18分より、タイヤ交換義務無しの21周で争われるスプリントレースが開始されました。
 スプリントレースは予選の上位10台がリバースグリッドとなるため、宮田は2列目3番手の好位置からスタート。スタートでは好ダッシュを見せた後続にかわされ、シケインなどでも先行を許したことで、1周目を終えた時点で6位へと後退。
 4周目には9位まで下がりますが、いったん抜き返すなど、僅差で連なる車列での、一瞬も気の抜けないバトルを繰り広げました。
 5周目、前を走行していた車両がスピンを喫するも間一髪でかわし、7位へと浮上。このスピン車両が停まったことでセーフティーカー(SC)が導入されました。
 7周目に再スタートが切られると、再びバトルが繰り広げられ、14周目には10位まで後退。
 17周目、クラッシュ車両の発生によりこの日2度目のSC導入となり、20周目に残り2周でレースが再開。10位で再スタートを切った宮田は、猛追を見せて1台をパス。さらにポイント圏内を目指し攻め続けましたが、惜しくも届かず9位でチェッカーを受けました。

【フィーチャーレース】

 6日(日)のフィーチャーレースは朝9時45分と早い時間からのレースのため、気温28度、路面温度32度と前日までとは異なり過ごしやすいコンディションで、タイヤ交換義務有り、30周で行われました。
 宮田は予選8番手でしたが、他の車両がグリッド降格となったことで、3列目6番手からのスタート。スタート直後には、狭いシケインに多くの車両が殺到することによる混乱などもあり、宮田は一時8位まで順位を落としますが、すぐに取り戻し、6位で1周目を戻って来ました。
 このレースでは、上位を含むほとんどの車両がスーパーソフトタイヤ(柔らかい方)をスタートで選択。タイヤ交換が可能になる6周目を終えると徐々にピットへと向かい、宮田は8周目を終えたところでピットイン。ピットを終えたグループでは7位でコースに復帰しました。
 前日のスプリント戦では苦戦を強いられた宮田でしたが、この日は素晴らしい走りを見せ、11周目にはその時点でのファステストラップをマークし、1台パス。
 12周目に停まった車両によりSCが導入され、それまでピットインしていなかった車両も全車ピットへ。これで宮田は6位となりました。
 17周目に再スタートが切られると、再び抜かれては抜き返す、激しいバトルが展開。宮田は19周目にも自身のファステストラップを更新するハイペースで上位を目指しました。
 残り10周を切って、各車の間隔が空いて落ち着いたかと思われましたが、残り5周を切ると再度各車ペースアップ。宮田も激しく前車を攻め、29周目にパスして5位へと浮上。さらに前を追いましたが、0.3秒届かず5位でチェッカー。今季5度目の入賞を果たしました。

FIA-F2第10戦 予選結果

順位No.ドライバーチームベストタイム
1 1 Rafael Câmara Invicta Racing 1:31.326
2 2 Joshua Dürksen Invicta Racing 1:31.383
3 15 Alexander Dunne Rodin Motorsport 1:31.472
4 5 Noel León Campos Racing 1:31.581
5 14 Martinius Stenshorne Rodin Motorsport 1:31.675
6 6 Nikola Tsolov Campos Racing 1:31.736
7 17 Tasanapol Inthraphuvasak ART Grand Prix 1:31.848
8 3 Ritomo Miyata Hitech GP 1:31.876
9 10 Oliver Goethe MP Motorsport 1:32.003
10 25 John Bennett TRIDENT 1:32.038

FIA-F2第10戦 スプリントレース結果

順位No.ドライバーチーム周回タイム/差グリッド
1 2 Joshua Dürksen Invicta Racing 21 36:38.663 7
2 25 John Bennett TRIDENT 21 1.263 1
3 10 Oliver Goethe MP Motorsport 21 1.818 2
4 5 Noel León Campos Racing 21 2.284 10
5 6 Nikola Tsolov Campos Racing 21 3.708 8
6 14 Martinius Stenshorne Rodin Motorsport 21 4.160 5
7 15 Alexander Dunne Rodin Motorsport 21 4.306 6
8 24 Laurens van Hoepen TRIDENT 21 4.754 15
9 3 Ritomo Miyata Hitech GP 21 5.241 3
10 9 Gabriele Minì MP Motorsport 21 5.492 14

FIA-F2第10戦 フィーチャーレース結果

順位No.ドライバーチーム周回タイム/差グリッド
1 2 Joshua Dürksen Invicta Racing 30 51:05.855 2
2 1 Rafael Câmara Invicta Racing 30 0.424 1
3 5 Noel León Campos Racing 30 4.647 7
4 25 John Bennett TRIDENT 30 8.039 10
5 3 Ritomo Miyata Hitech GP 30 8.375 6
6 15 Alexander Dunne Rodin Motorsport 30 9.361 3
7 6 Nikola Tsolov Campos Racing 30 9.638 9
8 17 Tasanapol Inthraphuvasak ART Grand Prix 30 10.409 5
9 10 Oliver Goethe MP Motorsport 30 14.265 8
10 22 Nico Varrone Van Amersfoort Racing 30 15.167 13

FIA-F2第10戦終了時ランキング

順位No.ドライバーチームポイント
1 6 Nikola Tsolov Campos Racing 177
2 1 Rafael Câmara Invicta Racing 166
3 9 Gabriele Minì MP Motorsport 147
4 15 Alexander Dunne Rodin Motorsport 118
5 5 Noel León Campos Racing 114
6 16 Kush Maini ART Grand Prix 88
7 7 Dino Beganovic DAMS Lucas Oil 79
8 2 Joshua Dürksen Invicta Racing 78
9 24 Laurens van Hoepen TRIDENT 66
10 17 Tasanapol Inthraphuvasak ART Grand Prix 63
12 3 Ritomo Miyata Hitech GP 44