FIA-F2第12戦 バクー宮田莉朋は3レースともに不運な接触で完走ならず

2026.9.28(月)- 15:10配信

 FIA-F2の第12戦がアゼルバイジャンのバクー市街地特設サーキットで行われ、TGRドライバー・チャレンジ・プログラム(TGR-DC)の支援を受けて同シリーズ3年目に挑戦している宮田莉朋は、予選で11番手グリッドを獲得し難コースで健闘を見せましたが、3レース全て接触リタイアに終わりました。

 9月24日(木)から26日(土)にかけて、アゼルバイジャンのバクー市街地特設サーキットで2026年FIA-F2の第12戦が開催されました。F1直下のカテゴリーとして世界中を転戦するFIA-F2には、TGR-DCドライバーの宮田莉朋が参戦3年目のシーズンを戦っています。
 年間14戦で争われているFIA-F2も今大会を含め残り3戦となりました。夏休み明けからの1か月で3戦というハードスケジュールでしたが、今大会を終えると終盤の2戦は11月末以降と長いインターバルに入ります。
 前大会マドリードは半市街地コースでしたが、今大会の舞台となるバクーも市街地特設コースで、壁に囲まれてセーフティーゾーンがほぼないにもかかわらず、超高速という難コースです。宮田は昨年のバクー大会フィーチャーレースで10位入賞を果たしています。
 今大会は特別にフィーチャーレースが2レース行われ、そのため予選も2回に分けて実施されることとなりました。

予選

 今大会は通常の金曜日から日曜日ではなく、木曜日から走行を開始し、土曜日に最後のレースが行われるスケジュールです。24日(木)午前中に練習走行を行い、宮田は8番手タイム。
 予定よりも15分遅れの午後2時15分より、気温30度、路面温度51度の暑さの中で20分間の予選1回目が開始されました。
 最初のアタックとなった計測3周目に10番手につけた宮田は、1周クールダウンラップを挟んで5周目、7周目と順調にタイムを更新。終盤まで10番手で、リバースグリッドとなるスプリントレースでのポールポジション獲得かと思われましたが、惜しくも最後に1台にかわされ、スプリントレースとフィーチャーレース1は11番手グリッドとなりました。
 10分ほどのインターバルをおいて予選2回目が実施されました。宮田を含むほとんどの車両が予選1回目のタイムを上回る激しいアタック合戦が繰り広げられ、宮田はトップ10を争い、最終的に11番手グリッドとなりました。

【スプリントレース】

 25日(金)予定よりも12分遅れながら朝8時27分と早い時間から、気温24度、路面温度29度のコンディションで、タイヤ交換義務なしの21周で争われるスプリントレースが行われました。
 11番手スタートの宮田はひとつ順位を落としたものの、前方で接触のアクシデントがあり、1台脱落したことで11位へと復帰。レースはこのアクシデントで1周目からセーフティーカー(SC)が導入されました。
 4周目に再スタートが切られると、宮田は2コーナーで上手く前車をかわして10位に。しかし、5周目の1コーナーで抜き返されるなど、激しい順位争いを繰り広げました。
 中盤、一時は13位まで順位を落とした宮田でしたが、後半に入ると反撃開始。ペースが落ちてきたライバルをかわしていき、14周目には11位へ。さらに前の車両に迫りました。
 18周目、1コーナーでクラッシュが発生しSC導入。上位車両が1台ピットインしたことで、宮田は10位に。残り1周という超スプリントで再スタートが切られましたが、宮田は1コーナー進入でインに突っ込んできた車両に接触されクラッシュ。そこでレースを終えることとなりました(19位完走扱い)。

【フィーチャーレース1】

 スプリントレースの後、5時間ほどのインターバルを経て、午後2時15分より気温25度、路面温度45度のコンディションのもと、タイヤ交換義務ありの29周で争われるフィーチャーレース1が開始されました。
 今大会はスーパーソフトタイヤとソフトタイヤを選択でき、後方の3台以外、宮田を含む多くの車両がスーパーソフトタイヤでのスタートを選択。11番手からスタートした宮田は、狭いコーナーへとサイド・バイ・サイドで進入しながらの激しい1周目を上手くこなし、10位へと順位を上げて1周目を終了。序盤戦はその順位をキープしました。
 6周目を終えたところで6台ほどがピットインし、宮田は8位へ。翌周宮田もピットへ向かい、タイヤ交換作業を行いましたが、その直後にスローダウン車両が出たことでSC導入。このタイミングでピットインしていなかったスーパーソフト勢が一斉にピットインしました。
 ソフトタイヤスタートのグループがピットインしていないこともあり、宮田はこの時点で14位。12周目に再スタートが切られましたが、再スタート直後の3コーナーで多重クラッシュが発生。6台が絡むこととなったこの混乱に、すぐ後にいた宮田も巻き込まれ、リタイアとなってしまいました。

【フィーチャーレース2】

 26日(土)午前11時より、気温25度、路面温度41度のコンディションで、今大会3レース目となるフィーチャーレース2が、タイヤ交換義務ありの29周で行われました。
 1台を除き、宮田を含めほとんどの車両がスーパーソフトタイヤでスタート。宮田は他車の降格により、10番手からスタートを切りました。
 このレースも1周目から波乱がありSC導入。ひとつ順位を落とした宮田は、11位で3周目の再スタートを迎えました。
 再スタート直後、後続の猛追を受けた宮田は、バトルの中で壁へと幅寄せされる形で接触。14位に順位を落としながらもなんとか走行を続けましたが、6周目に車両トラブルでストップ。3レース目もチェッカーを迎えることなくレースを終えることとなりました。

FIA-F2第12戦 予選1結果

順位No.ドライバーチームベストタイム
1 15 Alexander Dunne Rodin Motorsport 1:55.383
2 14 Martinius Stenshorne Rodin Motorsport 1:55.416
3 5 Noel León Campos Racing 1:55.517
4 16 Kush Maini ART Grand Prix 1:55.613
5 1 Rafael Câmara Invicta Racing 1:55.621
6 12 Mari Boya PREMA Racing 1:55.743
7 11 Sebastián Montoya PREMA Racing 1:55.838
8 7 Dino Beganovic DAMS Lucas Oil 1:55.838
9 24 Laurens van Hoepen TRIDENT 1:55.934
10 6 Nikola Tsolov Campos Racing 1:55.957
11 3 Ritomo Miyata Hitech GP 1:56.029

FIA-F2第12戦 予選2結果

順位No.ドライバーチームベストタイム
1 14 Martinius Stenshorne Rodin Motorsport 1:53.728
2 15 Alexander Dunne Rodin Motorsport 1:54.173
3 1 Rafael Câmara Invicta Racing 1:54.227
4 12 Mari Boya PREMA Racing 1:54.365
5 16 Kush Maini ART Grand Prix 1:54.418
6 5 Noel León Campos Racing 1:54.477
7 24 Laurens van Hoepen TRIDENT 1:54.495
8 6 Nikola Tsolov Campos Racing 1:54.685
9 17 Tasanapol Inthraphuvasak ART Grand Prix 1:54.971
10 11 Sebastián Montoya PREMA Racing 1:55.041
11 3 Ritomo Miyata Hitech GP 1:55.119

FIA-F2第12戦 スプリントレース結果

順位No.ドライバーチーム周回タイム/差グリッド
1 7 Dino Beganovic DAMS Lucas Oil 21 45:48.207 3
2 24 Laurens van Hoepen TRIDENT 21 1.058 2
3 15 Alexander Dunne Rodin Motorsport 21 1.476 10
4 14 Martinius Stenshorne Rodin Motorsport 21 1.920 9
5 6 Nikola Tsolov Campos Racing 21 3.341 1
6 8 Roman Bilinski DAMS Lucas Oil 21 4.006 13
7 11 Sebastián Montoya PREMA Racing 21 4.160 4
8 16 Kush Maini ART Grand Prix 21 5.698 7
9 4 Colton Herta Hitech GP 21 6.555 21
10 25 John Bennett TRIDENT 21 8.327 15
19 3 Ritomo Miyata Hitech GP 20 DNF 11

FIA-F2第12戦 フィーチャーレース1結果

順位No.ドライバーチーム周回タイム/差グリッド
1 15 Alexander Dunne Rodin Motorsport 23 1:11:45.095 1
2 14 Martinius Stenshorne Rodin Motorsport 23 4.395 2
3 7 Dino Beganovic DAMS Lucas Oil 23 6.614 8
4 1 Rafael Câmara Invicta Racing 23 7.669 5
5 5 Noel León Campos Racing 23 7.719 3
6 9 Gabriele Minì MP Motorsport 23 10.874 14
7 8 Roman Bilinski DAMS Lucas Oil 23 11.151 13
8 23 Rafael Villagómez Van Amersfoort Racing 23 15.376 16
9 22 Hiyu Yamakoshi Van Amersfoort Racing 23 16.509 17
10 16 Kush Maini ART Grand Prix 23 19.176 4
3 Ritomo Miyata Hitech GP 11 DNF 11

FIA-F2第12戦 フィーチャーレース2結果

順位No.ドライバーチーム周回タイム/差グリッド
1 1 Rafael Câmara Invicta Racing 29 59:57.958 3
2 6 Nikola Tsolov Campos Racing 29 0.747 11
3 15 Alexander Dunne Rodin Motorsport 29 4.310 2
4 14 Martinius Stenshorne Rodin Motorsport 29 5.856 1
5 24 Laurens van Hoepen TRIDENT 29 13.521 7
6 12 Mari Boya PREMA Racing 29 13.890 4
7 7 Dino Beganovic DAMS Lucas Oil 29 15.552 12
8 5 Noel León Campos Racing 29 17.285 6
9 9 Gabriele Minì MP Motorsport 29 24.073 16
10 8 Roman Bilinski DAMS Lucas Oil 29 24.415 18
3 Ritomo Miyata Hitech GP 5 DNF 10

FIA-F2第12戦終了時ランキング

順位No.ドライバーチームポイント
1 1 Rafael Câmara Invicta Racing 207
2 6 Nikola Tsolov Campos Racing 200
3 15 Alexander Dunne Rodin Motorsport 189
4 9 Gabriele Minì MP Motorsport 163
5 7 Dino Beganovic DAMS Lucas Oil 137
6 5 Noel León Campos Racing 133
7 14 Martinius Stenshorne Rodin Motorsport 107
8 2 Joshua Dürksen Invicta Racing 90
9 16 Kush Maini ART Grand Prix 90
10 24 Laurens van Hoepen TRIDENT 90
12 3 Ritomo Miyata Hitech GP 70