FIA-F4選手権の第4戦,第5戦が富士スピードウェイで行われました。第4戦は長い赤旗中断とセーフティカー導入により満足なレースができませんでしたが、第5戦では、TGR-DC RS育成ドライバーの鈴⽊⽃輝哉(TGR-DC RS F4)が7位、梅垣清(TGR-DC RS F4)が9位とシングルフィニッシュを果たし、ポイントを獲得しました。

8月2日(土)、3日(日)の両日、静岡県の富士スピードウェイでFIA-F4選手権の2025年第2大会(第4戦、第5戦)が行われました。
第1大会では、第1戦で鈴木斗輝哉が優勝、梅垣が2位。鈴木斗輝哉は第2戦、第3戦でも3位表彰台を獲得しました。
第1大会から約3か月ぶりの開催となった今大会。TGR-DC RS育成ドライバーの6名は、タイトル獲得を目指して新たな気持ちで挑みました。
予選
2日(土)、朝から晴れて気温30度を超える暑さの中、午前10時半より、20分間のチャンピオンクラスの予選が行われました。ベストタイムで第4戦、セカンドベストタイムで第5戦の決勝スターティンググリッドが決定されます。
タイヤが暖たまった3周目あたりから各車アタックを開始。梅垣と鈴木斗輝哉はトップ10圏内での争いを繰り広げましたが、後半はタイムが伸びず、更新してきたライバル勢に上回られて、梅垣は第4戦9番手、第5戦11番手。鈴木斗輝哉は第4戦10番手、第5戦12番手。今季から参戦している4名もタイムを伸ばせず、武藤が第4戦19番手、第5戦16番手。三浦柚貴が第4戦20番手、第5戦17番手。菊池は第4戦22番手、第5戦20番手。鈴木恵武は第4戦25番手、第5戦24番手となりました。
第4戦決勝
直前に行われたSUPER GTのレース中に小雨が降った影響で、路面は濡れてはいないものの、暑かった予選とは違うコンディションの中、午後5時15分より第4戦の決勝(14周)が行われました。
チャンピオンクラスとインディペンデントクラス、あわせて45台がグリッドに並び、レースはスタートしましたが、19番手グリッドの武藤の車両から大量のオイルが撒かれてしまい、レースは1周目から赤旗中断。
このオイル処理と車両回収に時間がかかり、午後5時40分にセーフティカー(SC)先導で走行再開。SCは2周で退去し、4周目から再スタートとなりました。
しかし、この再スタート直後にも、インディペンデントクラスの車両がTGRコーナー(1コーナー)で接触してコース上にストップ。再びSCが導入され、そのまま30 分の最⼤レース時間が経過したため、5周でチェッカーが振られました。
鈴木斗輝哉は10番手スタートから6位まで順位を上げてチェッカーを受けましたが、SC中の追い越しの裁定が下され、40秒加算ペナルティを科されて大きく降格。9番手からスタートした梅垣はスタート直後に他車と接触してフロントウィングを破損し、交換が必要となったため、大きく順位を落としました。TGR-DC RS勢は菊池が17位、鈴木恵武が20位、三浦柚貴が22位、梅垣が25位、鈴木斗輝哉は26位に終わりました。
第5戦決勝
3日(日)も朝から好天に恵まれ、午前9時55分より、第5戦の決勝(14周)が行われました。
スタートでは12番手グリッドの鈴木斗輝哉が10位へポジションアップ、11番手グリッドの梅垣は13位へ後退しました。
鈴木斗輝哉はさらに順位を上げていき、8周目には7位へ。梅垣も11周目に9位へ浮上し、その後も追い上げましたが、抜くまでには至らずそのままチェッカー。
鈴木斗輝哉が7位、梅垣が9位で共にポイントを獲得しました。
三浦柚貴が15位、菊池は18位、武藤は19位、鈴木恵武は21位でレースを終えました。





