FIA-F4選手権の第11戦,第12戦がオートポリスで行われ、第11戦でTGR-DC RS育成ドライバーの鈴⽊⽃輝哉(TGR-DC RS F4)がポール・トゥ・ウィンで今季4勝目を挙げました。また、武藤雅奈(TGR-DC RS F4)が3位となり、自身初の表彰台を獲得しました。
10月17日(金)から19日(日)にかけて、大分県のオートポリスでFIA-F4選手権の2025年第5大会(第11戦,第12戦)が行われました。
全6大会14戦で戦われている今季のFIA-F4には、TGR-DC RS育成ドライバーは6名が参戦。トップドライバーを目指す若きドライバーが激戦を繰り広げる中、鈴木斗輝哉が開幕大会の第1戦、第4大会の第8戦、第9戦の3勝を含む7表彰台の活躍を見せており、ランキング2位につけています。
予選
今大会はチャンピオンクラスとインディペンデントクラスでクラスごとに決勝を行うこととなり、スケジュールの都合上、予選は17日(金)に行われました。ベストタイムで第11戦、セカンドベストタイムで第12戦の決勝スターティンググリッドが決定されます。
午後1時、チャンピオンクラスの予選(20分間)が開始されると、序盤から激しい順位争いが繰り広げられ、鈴木斗輝哉が3周目のアタックでトップに浮上しました。その後も各車走り続けましたが、多くの車両がタイムを伸ばせず、第11戦は鈴木斗輝哉がポールポジションを獲得。第12戦は7番手グリッドとなりました。
武藤雅奈が第11戦4番手、第12戦5番手とどちらも好グリッドを獲得。梅垣清(TGR-DC RS F4)は第11戦9番手、第12戦8番手。三浦柚貴(TGR-DC RS F4)は第11戦10番手、第12戦11番手。菊池貴博(TGR-DC RS F4)は第11戦11番手、第12戦13番手。鈴木恵武(TGR-DC RS F4)は第11戦13番手、第12戦12番手となりました。
第11戦決勝
18日(土)、午前中に行われたSUPER GTの練習走行時に降り始めた雨は止み、路面はほぼドライコンディション。ウェット宣言は出されていたものの、全車ドライタイヤを装着し、午後1時40分より、第11戦の決勝(13周)が行われました。
ポールポジションの鈴木斗輝哉は好スタートを決めてトップをキープ。4番手グリッドの武藤が3位へとポジションを上げました。
スタート時にトラブルで停まってしまった車両があったため、1周目終了を前にセーフティカー(SC)が導入。4周目に再スタートが切られると、トップの鈴木斗輝哉、3位の武藤共にポジションをキープ。鈴木斗輝哉は周回毎に後続との差を広げていくこととなりました。
鈴木斗輝哉は最終的に2位に6秒以上の大差をつけてポール・トゥ・ウィン。今季4勝目を飾り、ドライバーズランキングで首位との差を詰めることとなりました。
武藤は後続からの追撃を懸命に凌ぐ展開となりましたが、最後まで逃げ切り3位でフィニッシュ。今季フォーミュラレースデビューの武藤にとって、自身初の表彰台を獲得しました。
中団グループは激しい順位争いを繰り広げ、菊池が9位。梅垣が11位、鈴木恵武が12位。三浦柚貴が14位となりました。
第12戦決勝
19日(日)、直前に行われたインディペンデントクラスの決勝は濃霧によりスタートがディレイ、SC先導で開始されました。しかし、チャンピオンクラスのスタート時には霧はほとんど晴れ、路面もほぼドライコンディションに。予定よりも10分遅れの午前9時25分より、通常のスタンディングスタートで第12戦決勝(13周)が行われました
スタートでは、7番手グリッドの鈴木斗輝哉が4位へとジャンプアップ。一方、5番手グリッドの武藤は7位へと後退。
鈴木斗輝哉は更なるポジションアップを狙って前を行く車両を1秒ほどの差で追い続け、残り2周の時点ではテール・トゥ・ノーズまで迫りましたが、逆転には至らず、4位でフィニッシュ。
武藤は7位、三浦柚貴が10位、梅垣が11位、鈴木恵武が12位、菊池は14位となりました。






