FIA-F4 2026年 第4大会(第7,8戦)鈴鹿サーキットTGR-DC RSの武藤雅奈が第7戦で3位、酒井涼が第8戦で2位表彰台を獲得

2026.09.01(火)- 11:00配信

 FIA-F4選手権の第4大会(第7,8戦)が鈴鹿サーキットで開催され、TGR-DC RS育成ドライバーの武藤雅奈(TGR-DC RS F4)が第7戦で3位表彰台、酒井涼(TGR-DC RS F4)が第8戦で2位表彰台を獲得しました。

TGR-DC RSの武藤雅奈が第7戦で3位、酒井涼が第8戦で2位表彰台を獲得

 8月20日(木)から23日(日)にかけて、三重県・鈴鹿サーキットでFIA-F4選手権の2026年第4大会(第7戦、第8戦)が行われました。
 全7大会、14戦で争われている今季のFIA-F4も後半戦に入りました。今季の同シリーズでは、開幕戦富士の第1戦で五十嵐文太郎(TGR-DC RS F4)、第2戦で武藤が初優勝を飾り、酒井涼はまだ勝利こそないもののここまでの6戦で3回の表彰台を獲得するなど、今季デビューの若手を含め、TGR-DC RS勢が速さを見せています。しかし、ここ2大会ではライバルの連勝を許しており、巻き返しを目指し今大会に臨みました。

予選

 22日(土)の午前8時30分より、チャンピオンクラスの予選(20分間)が行われました。ベストタイムで第7戦、セカンドベストタイムで第8戦のスターティンググリッドが決定されます。
 セッション開始とともにほとんどの車両がコースインすると、3周目には濱邊誠己(TGR-DC RS F4)、五十嵐、酒井涼らが2分7秒台に入れて激しいタイム争いを展開。しかし、5周目に濱邊が1コーナー立ち上がりでコースオフしてクラッシュ。セッションは開始10分で赤旗中断となってしまいました。
 5分ほどの中断の後、セッションは残り5分間で再開されましたが、ほとんどの車両はタイム更新叶わず。ベストタイムでグリッドが決定する第7戦は濱邊がクラッシュする前に出したタイムで2番手、酒井涼が3番手、武藤が5番手、五十嵐が7番手、三浦柚貴(TGR-DC RS F4)が9番手。この4番手以降はコンマ1秒ほどの間に7台が入る非常に僅差の争いとなりました。寺島知毅(TGR-DC RS F4)は17番手となりました。
 セカンドベストで決定する第8戦は、赤旗中断によりアタックする時間が短くなり、速いタイムを記録できなかった車両が多かったことで順位が入れ替わり、酒井涼が2番手、五十嵐が5番手、三浦が7番手、濱邊8番手、武藤13番手、寺島が15番手となりました。

第7戦決勝

 予選の後、インディペンデントクラスの予選と決勝、SUPER GTのフリー走行などを経て、午後2時25分より11周で争われる第7戦の決勝が開始されました。
 最前列2番手グリッドの濱邊が好スタートを決め、ポールポジション車両に並びかけますが、惜しくもパスには至らず。その後、1周目最後のシケイン進入で後続にかわされ、3位へと後退。
 3番手グリッドの酒井はスタートで出遅れ、5番手、7番手から好スタートを切った武藤と五十嵐の先行を許すこととなってしまいました。9番手グリッドの三浦もスタートを決めて7位浮上。これで3位の濱邊に、武藤、五十嵐、酒井涼、三浦が続く形になりましたが、2周目のヘアピンで武藤が濱邊に詰め寄り、続くスプーンコーナーでパス。五十嵐もこの隙を突いて濱邊をかわし、4位に上がると、さらに130Rで武藤をパス。しかし、翌周の1コーナーで武藤が3位のポジションを奪い返し、TGR-DC RS勢同士の激しいバトルが繰り広げられました。
 3位に浮上した武藤は、このバトルの間に開いてしまった先行する1,2位との差を詰めるべく追い上げを開始しましたが、9周目にコースアウトしてグラベルに停車した車両が発生したため、セーフティカー(SC)が導入。SC先導のままチェッカーとなり、武藤が3位で今季5回目の表彰台を獲得。五十嵐が4位、濱邊が5位、酒井涼が6位、三浦が8位でポイントを獲得。寺島は15位でフィニッシュしました。

第8戦決勝

 23日(日)、空には薄い雲がかかり、気温30℃ほどのコンディションの中、11周で争われる第8戦決勝が開始されました。
 最前列2番手グリッドの酒井涼はまずまずのスタートを切り2位をキープ。その後方では5番手スタートの五十嵐が3位へ、7番手スタートの三浦が6位へと順位を上げました。
 2周目の1-2コーナーで接触によりコースアウトした車両が出たことでSCが導入。5周目に再スタートが切られると、2位の酒井涼は首位に詰め寄りますが抜くまでには至らず、その後はじりじりと引き離される展開となりました。
 3位を走行していた五十嵐は、7周目にかわされて4位へ後退。さらに5位の三浦が五十嵐に迫りました。
 9周目、デグナーカーブでクラッシュが発生し、このレース2度目のSC導入となり、前日に引き続き、第8戦もSC先導のままチェッカー。酒井涼が2位に入り、今季3度目の表彰台を獲得。五十嵐が4位、濱邊が8位、武藤が10位でポイントを獲得。酒井涼はこの表彰台獲得で五十嵐をかわしてランキング3位に浮上しました。