FIA-F4選手権の第6大会(第11戦、第12戦)がオートポリスで開催され、TGR-DC RS育成ドライバーの濱邊誠己(TGR-DC RS F4)が第11戦をポール・トゥ・ウィンで制し初優勝。濱邊は翌日の第12戦でも3位に入り、2戦連続で表彰台を獲得しました。
10月15日(木)から18日(日)にかけて、大分県・オートポリスでFIA-F4選手権の2026年第6大会(第11戦、第12戦)が行われました。
全7大会、14戦で争われている今季のFIA-F4も今大会を含め残すところ2大会4レースとなりました。今季の同シリーズでは、開幕戦富士の第1戦で五十嵐文太郎(TGR-DC RS F4)が初優勝、前大会の第9戦では酒井涼(TGR-DC RS F4)が初優勝を飾るなど、今季デビューの若手を含め、TGR-DC RS勢が速さを見せています。
予選
16日(金)午後1時より20分間でチャンピオンクラス(CHクラス)の予選が行われました。ベストタイムで第11戦、セカンドベストタイムで第12戦のスターティンググリッドが決定されます。
セッション開始と同時に25台ほぼ全車がコースインし、2周目から早くもアタック開始。3周目に濱邊が1分52秒404をマークしトップに立つと、4周目、5周目も52秒台中盤のタイムを刻みましたが自己ベスト更新には至らず。ライバル勢も少しずつタイムを削ってきましたが、濱邊のタイムには届かずセッションは終了。ベストタイムによって決定される第11戦で、濱邊が自身初のポールポジションを獲得しました。濱邊にとっては、カートからステップアップして以来、4輪レースで初のポールポジション獲得となりました。濱邊はセカンドベストタイムでは3番手につけました。
負傷のため前大会を欠場した武藤雅奈(TGR-DC RS F4)が今大会より復帰。第11戦は9番手、第12戦は7番手。三浦柚貴(TGR-DC RS F4)は第11戦、第12戦ともに12番手。酒井涼は第11戦14番手、第12戦13番手。五十嵐は第11戦16番手、第12戦15番手。寺島知毅(TGR-DC RS F4)が第11戦18番手、第12戦16番手グリッドとなりました。
第11戦決勝
17日(土)午前9時15分より、好天のもと13周で争われる第11戦の決勝が開始されました。
ポールポジションの濱邊は、1コーナー進入で並びかけられ、2〜3コーナーまでサイド・バイ・サイドの争いとなりましたが、なんとかこれを抑え切って首位をキープ。後方では、9番手スタートの武藤が7位、14番手スタートの酒井涼が12位へとジャンプアップ。また、12番手スタートの三浦、16番手スタートの五十嵐らの中団グループで激しいバトルが繰り広げられ、五十嵐が13位に浮上したものの、その際、接触により押し出される形となった三浦は19位へと順位を落としてしまいました。
1周目を終えて2位に約1秒の差をつけた首位の濱邊は、その後も後続とほぼ同タイムでラップを刻み、差を縮められることなく周回を重ねていきました。7位の武藤はペースが伸びないものの順位をキープ。2周目に11位へと上がった酒井は、10周目には前のバトルに追いつき、ポイント圏内を懸けた争いを展開。
濱邊は最後までペースを崩すことなく逃げ切り、トップでチェッカー。4輪レース初勝利をポール・トゥ・ウィンで飾りました。武藤が7位、酒井涼は最後まで攻めましたが順位アップは叶わずノーポイントの11位。三浦は19位から挽回して13位、五十嵐は12位でチェッカーを受けましたが、1周目の他車への接触行為に対して5秒加算ペナルティが科されて16位、10周目にコースアウトを喫した寺島は23位でレースを終えました。
第12戦決勝
18日(日)も好天。午前9時15分より、13周で争われる第12戦の決勝が開始されました。
2列目3番手スタートとなった濱邊は、2番手グリッドの車両がトラブルで脱落する中、4番手スタートの車両とサイド・バイ・サイドの争いに。惜しくも先行を許した濱邊は、3位で1周目を終えました。
7番手スタートの武藤は順位キープ。中団グループは今回も混戦となり、15番手スタートの五十嵐が11位へとジャンプアップ。これに12番手スタートの三浦、16番手から3ポジションアップの寺島が続く形となりました。13番手スタートの酒井涼は1周目を15位で終え、5周目にはコースオフを喫し、23位へと大きく順位を落としました。
7位を行く武藤はスタート直後の混戦でフロントウィングにダメージを負い、ペースが上がらないまま8位以下が僅差で連なる展開に。懸命に7位のポジションを守るべく走行を続けた武藤でしたが、9周目にパスされ後退。10周目には3コーナーでコースオフして14位に後退。さらに、11位でポイント圏内入りを争っていた三浦も10周目に第2ヘアピンでスピンを喫しコースアウト。グラベルでストップしたため、セーフティカー(SC)が導入されることとなりました。
SCは12周で退去となり、ラスト1周の超スプリントで再スタート。3位の濱邊はさらに上位を狙いますが逆転には至らず、3位でチェッカー。第11戦に続き、2戦連続での表彰台獲得となりました。
五十嵐が9位、寺島が10位でポイント獲得。武藤は15位、酒井涼は20位でチェッカーを受けましたが、レース後5秒のタイムペナルティを科され23位、三浦は完走扱いの24位となりました。







