2026年全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 第1大会(第1,2,3戦)富士TGR-DCドライバーの梅垣がデビュー戦で3戦連続表彰台獲得

2026.04.20(月)- 11:00配信

 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権の第1大会(第1、2、3戦)が富士スピードウェイで行われ、TGR-DC育成ドライバーの梅垣清(TOM'S)が第1戦で2位、第2戦で3位、第3戦で2位フィニッシュを果たし、同シリーズのデビュー戦で3戦連続表彰台獲得を果たしました。

TGR-DCドライバーの梅垣がデビュー戦で3戦連続表彰台獲得

 3月28日(土)、29日(日)の両日、静岡県の富士スピードウェイで2026年全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権(SFL)の開幕となる第1大会(第1戦、第2戦、第3戦)が開催されました。
 今季もSFLは、全車が昨年と同仕様のシャシー、TOM'S製のワンメイクエンジンで戦われます。
 今季のSFLには、TOYOTA GAZOO Racing(TGR)ドライバー・チャレンジ・プログラム(TGR-DC)の育成ドライバーとして、梅垣と鈴木斗輝哉(TOM'S)、オスカー・ブルツ(TOM'S)の3名が参戦します。
 18歳の梅垣は昨年のフォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップのチャンピオン。19歳の鈴木は昨年のFIA-F4のチャンピオン。両名ともタイトルを獲得してステップアップ。18歳のオスカー・ブルツは中東や欧州のフォーミュラ・リージョナルやF4等を戦ってきました。トヨタでWECを戦ったこともある、元F1ドライバーのアレックス・ブルツを父に持ちます。3名共に今季からSFLに参戦、タイトル獲得に挑みます。

予選

 28日(土)午前10時5分より、好天の下で第1戦と第2戦の予選が10分間ずつ行われました。第3戦のスターティンググリッドは第1戦の決勝結果で決定されます。
 第1戦の予選では、前日までの専有走行で好調さを見せていた梅垣がトップに0.117秒及ばなかったものの、デビュー戦で最前列2番手グリッドを獲得。
 鈴木は最後の2周でタイムを詰めて行き、一度は3番手につけますが、このアタック時に走路外走行があり、2ラップのタイムが抹消に。この結果、鈴木は最後尾14番手から第1戦を戦うこととなりました。
 ブルツは6番手となりました。
 10分間のインターバルを経て第2戦の予選が開始。ここでも梅垣は速さを見せ、4周目のアタックでトップタイムをマーク。その後このタイムを上回る者は出ず、ポールポジションを獲得しました。
 鈴木はラストアタックでタイムを更新し、2列目3番手グリッドを獲得。ブルツは第2戦も3列目6番手グリッドとなりました。

第1戦決勝

 予選の後、晴天で春らしい陽気の下、午後2時20分より、この週末最も長い21周で争われる第1戦の決勝が行われました。
 最前列2番手グリッドの梅垣はスタートで2位をキープ、首位を追う形となりました。
 一方、最後尾14番手グリッドの鈴木は、スタートダッシュで前にいた車両をごぼう抜きにすると、スタートでポジションを落としていたブルツも2周目のストレートでかわし、8位へと浮上。その後も鈴木は果敢なアタックで順位を上げていきました。
 2位の梅垣は、首位の三井優介(DELiGHTWORKS RACING)から離されることなく周回を続け、3位以下を大きく引き離しての一騎打ちとなりました。
 レース終盤、梅垣は1秒以内でプッシュを続け逆転を狙いましたが抜くまでには至らず、2位でチェッカー。それでもSFLデビュー戦で2位表彰台を獲得しました。
 鈴木は目覚ましい追い上げで順位を上げていき、17周目には4位へと浮上。その翌周、3台による4位争いで5位に後退。その後も前車を追い続けていましたが、残り2周となったパナソニックオートモーティブコーナー(最終コーナー)で前車に追突してスピン。このアクシデントでフロントウィングが脱落したままの走行を強いられ、大きくポジションダウン。9位フィニッシュとなりました。
 ブルツは序盤で9位に後退したものの、17周目には7位にポジションを上げ、最後に鈴木をかわして6位でチェッカー。デビュー戦でポイントを獲得しました。

第2戦決勝

 29日(日)も富士スピードウェイは好天に恵まれ、午前9時45分、15周で争われる第2戦決勝が開始されました。
 ポールポジションの梅垣は、スタートで2台に先行を許して3位へと後退。TGRコーナー(1コーナー)進入時には僅かに接触があったものの、そのままレースを継続しました。
 3番手グリッドの鈴木もスタートで6位へと順位を落としましたが、三つ巴の激しい4位争いを繰り広げ、ダンロップコーナーでインをついて4位へと浮上。4周目にはストレートで前を行く梅垣に並び、3位へと順位を上げました。
 鈴木はファステストラップを更新しながらハイペースで前車との差を詰めていき、10周目のストレートでスリップストリームに入ると、TGRコーナー進入で見事にパスし、2位を奪取しました。
 しかし、鈴木は走路外走行の注意を複数回受けたことで、5秒加算のタイムペナルティが科されることに。最後まで攻め続けた鈴木は、首位とは0.658秒差の2位でチェッカーを受けましたが、ペナルティを加算したことで結果は4位に。梅垣が繰り上がって3位表彰台獲得となりました。
 ブルツは7番手グリッドからスタートで9位に落ちましたが、その後ひとつ順位を取り戻し、8位でフィニッシュしました。

第3戦決勝

 第2戦決勝の後、4時間半ほどのインターバルを経て、午後2時35分より、第3戦の決勝(15周)が行われました。晴れて温かなコンディションでのレースとなりました。
 第1戦の決勝結果により、梅垣は2番手、ブルツが5番手、鈴木は9番手からスタート。
 2番手スタートの梅垣は、TGRコーナー進入で首位に並びかけるも、2コーナーで若干はみ出し、なんとか2位をキープ。ブルツも5位を守りました。
 9番手スタートの鈴木は、1周目から激しい攻防戦を繰り広げ、ひとつポジションをアップ。
 2位の梅垣は首位を攻め、テール・トゥ・ノーズでのバトルを展開。5位のブルツも3台での3位争いを繰り広げ、4周目には4位、7周目には3位へと順位を上げました。
 2位の梅垣は1秒以内の差で首位を追い続け、10周目にはTGRコーナー進入で並びかけたものの、逆転には至らず、そのまま2位でチェッカー。梅垣は、SFLのデビュー大会で、3戦連続表彰台獲得を果たしました。
 ブルツは3位争いを繰り広げましたが、9周目に惜しくもかわされ、4位でフィニッシュ。鈴木はこのレースでも目覚ましい追い上げを見せて、9番手スタートから3ポジションアップの6位でフィニッシュ。TGR-DCドライバーが3人揃ってポイント獲得となりました。

梅垣 清(TOM'S #35)
オスカー・ブルツ(TOM'S #36)
鈴木 斗輝哉(TOM'S #38)

全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 第1戦 結果表

順位No.ドライバーチーム周回タイム/差予選予選タイム
1 3 三井 優介 DELiGHTWORKS RACING 21 33'01.623 1 1'32.383
2 35 梅垣 清 TOM'S 21 1.337 2 1'32.500
3 1 エヴァン・ジルテール B-MAX RACING TEAM 21 9.534 3 1'32.629
4 2 卜部 和久 DELiGHTWORKS RACING 21 22.299 4 1'32.729
5 36 オスカー・ブルツ TOM'S 21 23.346 6 1'33.166
6 26 佐藤 凜太郎 B-MAX ENGINEERING 21 28.075 8 1'33.263
7 60 熊谷 憲太 LM corsa 21 33.941 9 1'33.624
8 37 アクシャイ・ボーラ TOM'S 21 39.764 7 1'33.167
9 38 鈴木 斗輝哉 TOM'S 21 44.063 1'44.962
10 50 新原 光太郎 B-MAX RACING TEAM 21 52.927 5 1'32.760
11 6 KEN ALEX Buzz Racing 21 1'00.142 10 1'35.452
12 4 今田 信宏 JMS RACING TEAM 21 1'00.615 12 1'35.746
13 30 DRAGON B-MAX ENGINEERING 21 1'10.177 13 1'35.919
14 8 清水 康弘 ART TASTE RACING 21 1'10.527 11 1'35.587

全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 第2戦 結果表

順位No.ドライバーチーム周回タイム/差予選予選タイム
1 1 エヴァン・ジルテール B-MAX RACING TEAM 15 23'36.222 2 1'32.611
2 3 三井 優介 DELiGHTWORKS RACING 15 2.274 4 1'32.899
3 35 梅垣 清 TOM'S 15 3.140 1 1'32.311
4 38 鈴木 斗輝哉 TOM'S 15 5.687 3 1'32.864
5 2 卜部 和久 DELiGHTWORKS RACING 15 8.617 6 1'33.138
6 50 新原 光太郎 B-MAX RACING TEAM 15 9.379 5 1'32.998
7 37 アクシャイ・ボーラ TOM'S 15 11.846 8 1'33.213
8 36 オスカー・ブルツ TOM'S 15 13.091 7 1'33.165
9 60 熊谷 憲太 LM corsa 15 23.446 10 1'34.068
10 26 佐藤 凜太郎 B-MAX ENGINEERING 15 27.458 9 1'33.515
11 8 清水 康弘 ART TASTE RACING 15 50.365 14 1'36.160
12 30 DRAGON B-MAX ENGINEERING 15 56.686 13 1'36.011
13 4 今田 信宏 JMS RACING TEAM 13 2Laps 12 1'35.450
r 6 KEN ALEX Buzz Racing 1 14Laps 11 1'35.130

全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 第3戦 結果表

順位No.ドライバーチーム周回タイム/差グリッド
1 3 三井 優介 DELiGHTWORKS RACING 15 23'35.444 1
2 35 梅垣 清 TOM'S 15 1.488 2
3 1 エヴァン・ジルテール B-MAX RACING TEAM 15 8.577 3
4 36 オスカー・ブルツ TOM'S 15 10.229 5
5 2 卜部 和久 DELiGHTWORKS RACING 15 11.168 4
6 38 鈴木 斗輝哉 TOM'S 15 11.491 9
7 50 新原 光太郎 B-MAX RACING TEAM 15 14.174 10
8 26 佐藤 凜太郎 B-MAX ENGINEERING 15 19.927 6
9 60 熊谷 憲太 LM corsa 15 20.943 7
10 37 アクシャイ・ボーラ TOM'S 15 25.929 8
11 4 今田 信宏 JMS RACING TEAM 15 49.359 12
12 30 DRAGON B-MAX ENGINEERING 15 51.739 13
13 8 清水 康弘 ART TASTE RACING 15 1'04.514 14
14 6 KEN ALEX Buzz Racing 15 1'11.921 11

ドライバーズポイントランキング
(全18戦中3戦終了時)

順位ドライバーチームポイント
1 三井 優介 DELiGHTWORKS RACING 28
2 エヴァン・ジルテール B-MAX RACING TEAM 20
3 梅垣 清 TOM'S 20
4 卜部 和久 DELiGHTWORKS RACING 7
5 オスカー・ブルツ TOM'S 5
6 鈴木 斗輝哉 TOM'S 4