全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権の第3大会(第7、8、9戦)が鈴鹿サーキットで行われ、TGR-DC育成ドライバーの梅垣清(TOM'S)が今大会の3レース全てをポール・トゥ・ウィンで完全勝利。梅垣はドライバーランキングでも首位に浮上しました。鈴木斗輝哉(TOM'S)は第8戦で2位に入り初表彰台、第9戦でも3位表彰台を獲得。第8戦では梅垣、鈴木に続きオスカー・ブルツ(TOM'S)が3位で初の表彰台を獲得し、TGR-DC育成ドライバーが表彰台を独占しました。
5月22日(金)から24日(日)にかけて、三重県・鈴鹿サーキットで2026年全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権(SFL)の第3大会(第7戦、第8戦、第9戦)が開催されました。
今季の同シリーズには、梅垣、鈴木、ブルツの3名がTGR-DC育成ドライバーとして参戦。ここまで2大会6レースを終え、梅垣が4回の表彰台を獲得していますが未だ勝利には届いておらず、今季初勝利を目指し、鈴鹿ラウンドに挑みました。
予選
22日(金)午後5時20分という比較的遅い時間から、第7戦と第8戦の予選が10分間ずつ行われました。第9戦のスターティンググリッドは第7戦の決勝結果で決定されます。
第7戦の予選では、他車よりもやや遅めにコースインし、アタックのタイミングをずらした梅垣が、ラストアタックで逆転し今季2度目のポールポジションを獲得。同じく遅めのアタック作戦を採った鈴木は、走路外走行でベストラップ抹消。最後尾の13番手に。ブルツは7番手となりました。
第8戦の予選でも、梅垣と鈴木は遅めのアタック。梅垣はラストアタックの前の4周目からライバルにコンマ4秒差を付ける圧倒的なタイムをマークすると、ラストラップでも更新。第7戦に続き2戦連続でポールポジションを獲得しました。
鈴木は4番手、ブルツは8番手となりました。
第7戦決勝
23日(土)は、朝方弱い雨も見られたもののその後止み、ドライコンディションで第7戦の決勝を迎えました。空は雲に覆われ、気温19度、路面温度22度、前日よりも肌寒いコンディションのもと、午前10時40分、この週末最も長い16周で争われる第7戦の決勝がスタートしました。
ポールポジションの梅垣はスタートで出遅れ、2位へと後退。一方、7番手グリッドのブルツは6位、最後尾13番手グリッドの鈴木は9位にポジションを上げました。鈴木はその後もポジションを上げていき、4周目には7位浮上、6位ブルツに迫りました。
2位の梅垣は5周目から6周目に入るストレートで首位に食らいつくと、7周目の1コーナーでアウトからこれをパス。首位に浮上しました。
ブルツは9周目に5位へ。さらに追い上げを見せたブルツでしたが、11周目のシケインで三井優介(DELiGHTWORKS)と接触。三井がダメージを負って停まったことで、セーフティカー(SC)が導入されました。
首位を行く梅垣は2位に3.7秒ほどの差をつけていましたが、このSC導入によりマージンは帳消しに。
残り2周で再スタートが切られると、梅垣はスタートを決めて後続を引き離すことに成功。そのまま逃げ切って今季初勝利をポール・トゥ・ウィンで飾りました。
7位で再スタートを切った鈴木は、ファイナルラップの1コーナーで1台かわして6位へポジションアップしましたが、チェッカー目前のシケインで接触。8位フィニッシュとなりました。
ブルツは5位でチェッカーを受けましたが、レース後に接触に対するタイムペナルティを科され11位に終わりました。
第8戦決勝
24日(日)、前夜の雨は上がり、天候は回復。午前8時20分、僅かに濡れた路面が残っていたものの、気温22度、路面温度25度のコンディションのもと、12周で争われる第8戦決勝がスタートしました。
ポールポジションの梅垣はスタートを決めてトップをキープ。4番手グリッドの鈴木、8番手グリッドのブルツも順当なスタートを切りました。
首位の梅垣が2位との差を広げる一方で、その後方では各所で激しい順位争いが展開。鈴木は2周目に5位に下がるも、離されることなくバトルを継続し、5周目の130Rで再逆転。さらに2位を争う2台のバトルに追いつき、6周目にはスプーンカーブで前の車両がアウトに膨らんだところをパスして3位へ、8周目には1コーナーで見事なパッシングを見せて2位へと浮上しました。
8位のブルツも5周目に7位、7周目に6位と着実に順位を上げていき、8周目には前で3位を争っていた2台が接触したことで4位へジャンプアップ。
勢いに乗るブルツは残り3周で前車に追いつき、残り2周のストレートで並ぶと、サイド・バイ・サイドのまま2台はお互いに引かずにS字を通過する激しいバトルに。この激戦をブルツが制し、3位へと浮上しました。
首位の梅垣は独走で後続を引き離し、一時は2位との差を7秒近くまで広げましたが、終盤は2位に上がった鈴木が猛追。しかしその差は大きく、梅垣が逃げ切って2連勝を飾りました。
鈴木が2位、ブルツが3位に入り、共に初の表彰台を獲得しました。
第9戦決勝
天候は回復し、気温24度、路面温度39度まで上昇する中、午後1時より12周で争われる第8戦決勝が行われました。前日の第7戦決勝結果から、梅垣がポールポジション、鈴木が8番手、ブルツは欠場車両があったため繰り上り、10番手からスタートしました。
ポールポジションの梅垣は第8戦に続きよいスタートを切りトップをキープ。鈴木、ブルツもそれぞれ7位、8位へとポジションアップ。鈴木はさらに2周目の2コーナーで6位へと順位を上げました。
2周目のストレートエンドで、2位を争う4台が横一線に並んで1コーナーへ進入し、3台が接触。そのままバリアへと突っ込み、SCが導入されました。
7周目にレースは再開。首位の梅垣は再スタートを決め、再び首位を逃げる展開に。
3位で再スタートとなった鈴木は、1コーナー進入で前車に並びかけましたが抜くまでには至らず。その後方では、5位に上がっていたブルツが1台をかわして4位へと順位を上げました。
鈴木が2位を攻める間に、首位の梅垣は10周目にファステストラップを更新するペースで走行してトップチェッカー。この大会3戦全てをポール・トゥ・ウィンで制し、完全勝利を飾りました。この3連勝で梅垣はドライバーズランキングでも首位に浮上しました。
鈴木は最後まで2位争いを繰り広げましたが3位でフィニッシュ。前戦に続く2戦連続表彰台を獲得。ブルツも4位でチェッカーを受けポイント獲得を果たしました。
全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 第7戦 結果表
| 順位 | No. | ドライバー | チーム | 周回 | タイム/差 | 予選 | 予選タイム |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 35 | 梅垣 清 | TOM'S | 16 | 33'55.474 | 1 | 1'50.486 |
| 2 | 1 | エヴァン・ジルテール | B-MAX RACING TEAM | 16 | 0.756 | 4 | 1'50.837 |
| 3 | 50 | 新原 光太郎 | B-MAX RACING TEAM | 16 | 2.232 | 3 | 1'50.728 |
| 4 | 37 | アクシャイ・ボーラ | TOM'S | 16 | 3.252 | 6 | 1'51.262 |
| 5 | 26 | 佐藤 凜太郎 | B-MAX ENGINEERING | 16 | 5.988 | 9 | 1'51.581 |
| 6 | 2 | 卜部 和久 | DELiGHTWORKS RACING | 16 | 6.316 | 5 | 1'51.117 |
| 7 | 60 | 熊谷 憲太 | LM corsa | 16 | 6.406 | 8 | 1'51.567 |
| 8 | 38 | 鈴木 斗輝哉 | TOM'S | 16 | 9.030 | 13 | 1'57.867 |
| 9 | 6 | KEN ALEX | Buzz Racing | 16 | 12.229 | 12 | 1'55.005 |
| 10 | 8 | 清水 康弘 | ART TASTE RACING | 16 | 12.539 | 10 | 1'53.559 |
| 11 | 36 | オスカー・ブルツ | TOM'S | 16 | 13.770 | 7 | 1'51.421 |
| 12 | 30 | DRAGON | B-MAX ENGINEERING | 16 | 20.076 | 11 | 1'54.289 |
| 3 | 三井 優介 | DELiGHTWORKS RACING | 10 | 6Laps | 2 | 1'50.620 |
全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 第8戦 結果表
| 順位 | No. | ドライバー | チーム | 周回 | タイム/差 | 予選 | 予選タイム |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 35 | 梅垣 清 | TOM'S | 12 | 22'53.229 | 1 | 1'50.260 |
| 2 | 38 | 鈴木 斗輝哉 | TOM'S | 12 | 2.252 | 4 | 1'50.776 |
| 3 | 36 | オスカー・ブルツ | TOM'S | 12 | 7.541 | 8 | 1'51.596 |
| 4 | 26 | 佐藤 凜太郎 | B-MAX ENGINEERING | 12 | 7.810 | 7 | 1'51.417 |
| 5 | 2 | 卜部 和久 | DELiGHTWORKS RACING | 12 | 12.324 | 13 | 1'55.858 |
| 6 | 60 | 熊谷 憲太 | LM corsa | 12 | 12.800 | 9 | 1'51.951 |
| 7 | 1 | エヴァン・ジルテール | B-MAX RACING TEAM | 12 | 12.851 | 6 | 1'50.919 |
| 8 | 50 | 新原 光太郎 | B-MAX RACING TEAM | 12 | 17.648 | 2 | 1'50.674 |
| 9 | 3 | 三井 優介 | DELiGHTWORKS RACING | 12 | 19.516 | 3 | 1'50.705 |
| 10 | 37 | アクシャイ・ボーラ | TOM'S | 12 | 27.106 | 5 | 1'50.890 |
| 11 | 6 | KEN ALEX | Buzz Racing | 12 | 33.997 | 11 | 1'54.536 |
| 12 | 30 | DRAGON | B-MAX ENGINEERING | 12 | 59.341 | 12 | 1'54.596 |
| 13 | 8 | 清水 康弘 | ART TASTE RACING | 12 | 1'01.953 | 10 | 1'53.690 |
全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 第9戦 結果表
| 順位 | No. | ドライバー | チーム | 周回 | タイム/差 | グリッド |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 35 | 梅垣 清 | TOM'S | 12 | 28'05.917 | 1 |
| 2 | 37 | アクシャイ・ボーラ | TOM'S | 12 | 1.137 | 4 |
| 3 | 38 | 鈴木 斗輝哉 | TOM'S | 12 | 1.961 | 8 |
| 4 | 36 | オスカー・ブルツ | TOM'S | 12 | 3.128 | 11 |
| 5 | 26 | 佐藤 凜太郎 | B-MAX ENGINEERING | 12 | 3.245 | 5 |
| 6 | 3 | 三井 優介 | DELiGHTWORKS RACING | 12 | 3.605 | r |
| 7 | 60 | 熊谷 憲太 | LM corsa | 12 | 6.348 | 7 |
| 8 | 6 | KEN ALEX | Buzz Racing | 12 | 20.464 | 9 |
| 9 | 30 | DRAGON | B-MAX ENGINEERING | 12 | 21.550 | 12 |
| 50 | 新原 光太郎 | B-MAX RACING TEAM | 2 | 10Laps | 3 | |
| 2 | 卜部 和久 | DELiGHTWORKS RACING | 2 | 10Laps | 6 | |
| 1 | エヴァン・ジルテール | B-MAX RACING TEAM | 2 | 10Laps | 2 |
ドライバーズポイントランキング
(全18戦中9戦終了時)
| 順位 | ドライバー | チーム | ポイント |
|---|---|---|---|
| 1 | 梅垣 清 | TOM'S | 60 |
| 2 | エヴァン・ジルテール | B-MAX RACING TEAM | 52 |
| 3 | 三井 優介 | DELiGHTWORKS RACING | 48 |
| 5 | 鈴木 斗輝哉 | TOM'S | 16 |
| 6 | オスカー・ブルツ | TOM'S | 15 |
