2026年全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 第3大会(第7,8,9戦)鈴鹿TGR-DCドライバーの梅垣が3戦連続ポール・トゥ・ウィンの完全勝利
鈴木が第8戦2位、第9戦3位、ブルツが第8戦3位初表彰台

2026.05.28(木)- 14:25配信

 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権の第3大会(第7、8、9戦)が鈴鹿サーキットで行われ、TGR-DC育成ドライバーの梅垣清(TOM'S)が今大会の3レース全てをポール・トゥ・ウィンで完全勝利。梅垣はドライバーランキングでも首位に浮上しました。鈴木斗輝哉(TOM'S)は第8戦で2位に入り初表彰台、第9戦でも3位表彰台を獲得。第8戦では梅垣、鈴木に続きオスカー・ブルツ(TOM'S)が3位で初の表彰台を獲得し、TGR-DC育成ドライバーが表彰台を独占しました。

TGR-DCドライバーの梅垣が3戦連続ポール・トゥ・ウィンの完全勝利
鈴木が第8戦2位、第9戦3位、ブルツが第8戦3位初表彰台

 5月22日(金)から24日(日)にかけて、三重県・鈴鹿サーキットで2026年全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権(SFL)の第3大会(第7戦、第8戦、第9戦)が開催されました。
 今季の同シリーズには、梅垣、鈴木、ブルツの3名がTGR-DC育成ドライバーとして参戦。ここまで2大会6レースを終え、梅垣が4回の表彰台を獲得していますが未だ勝利には届いておらず、今季初勝利を目指し、鈴鹿ラウンドに挑みました。

予選

 22日(金)午後5時20分という比較的遅い時間から、第7戦と第8戦の予選が10分間ずつ行われました。第9戦のスターティンググリッドは第7戦の決勝結果で決定されます。
 第7戦の予選では、他車よりもやや遅めにコースインし、アタックのタイミングをずらした梅垣が、ラストアタックで逆転し今季2度目のポールポジションを獲得。同じく遅めのアタック作戦を採った鈴木は、走路外走行でベストラップ抹消。最後尾の13番手に。ブルツは7番手となりました。
 第8戦の予選でも、梅垣と鈴木は遅めのアタック。梅垣はラストアタックの前の4周目からライバルにコンマ4秒差を付ける圧倒的なタイムをマークすると、ラストラップでも更新。第7戦に続き2戦連続でポールポジションを獲得しました。
 鈴木は4番手、ブルツは8番手となりました。

第7戦決勝

 23日(土)は、朝方弱い雨も見られたもののその後止み、ドライコンディションで第7戦の決勝を迎えました。空は雲に覆われ、気温19度、路面温度22度、前日よりも肌寒いコンディションのもと、午前10時40分、この週末最も長い16周で争われる第7戦の決勝がスタートしました。
 ポールポジションの梅垣はスタートで出遅れ、2位へと後退。一方、7番手グリッドのブルツは6位、最後尾13番手グリッドの鈴木は9位にポジションを上げました。鈴木はその後もポジションを上げていき、4周目には7位浮上、6位ブルツに迫りました。
 2位の梅垣は5周目から6周目に入るストレートで首位に食らいつくと、7周目の1コーナーでアウトからこれをパス。首位に浮上しました。
 ブルツは9周目に5位へ。さらに追い上げを見せたブルツでしたが、11周目のシケインで三井優介(DELiGHTWORKS)と接触。三井がダメージを負って停まったことで、セーフティカー(SC)が導入されました。
 首位を行く梅垣は2位に3.7秒ほどの差をつけていましたが、このSC導入によりマージンは帳消しに。
 残り2周で再スタートが切られると、梅垣はスタートを決めて後続を引き離すことに成功。そのまま逃げ切って今季初勝利をポール・トゥ・ウィンで飾りました。
 7位で再スタートを切った鈴木は、ファイナルラップの1コーナーで1台かわして6位へポジションアップしましたが、チェッカー目前のシケインで接触。8位フィニッシュとなりました。
 ブルツは5位でチェッカーを受けましたが、レース後に接触に対するタイムペナルティを科され11位に終わりました。

第8戦決勝

 24日(日)、前夜の雨は上がり、天候は回復。午前8時20分、僅かに濡れた路面が残っていたものの、気温22度、路面温度25度のコンディションのもと、12周で争われる第8戦決勝がスタートしました。
 ポールポジションの梅垣はスタートを決めてトップをキープ。4番手グリッドの鈴木、8番手グリッドのブルツも順当なスタートを切りました。
 首位の梅垣が2位との差を広げる一方で、その後方では各所で激しい順位争いが展開。鈴木は2周目に5位に下がるも、離されることなくバトルを継続し、5周目の130Rで再逆転。さらに2位を争う2台のバトルに追いつき、6周目にはスプーンカーブで前の車両がアウトに膨らんだところをパスして3位へ、8周目には1コーナーで見事なパッシングを見せて2位へと浮上しました。
 8位のブルツも5周目に7位、7周目に6位と着実に順位を上げていき、8周目には前で3位を争っていた2台が接触したことで4位へジャンプアップ。
 勢いに乗るブルツは残り3周で前車に追いつき、残り2周のストレートで並ぶと、サイド・バイ・サイドのまま2台はお互いに引かずにS字を通過する激しいバトルに。この激戦をブルツが制し、3位へと浮上しました。
 首位の梅垣は独走で後続を引き離し、一時は2位との差を7秒近くまで広げましたが、終盤は2位に上がった鈴木が猛追。しかしその差は大きく、梅垣が逃げ切って2連勝を飾りました。
 鈴木が2位、ブルツが3位に入り、共に初の表彰台を獲得しました。

第9戦決勝

 天候は回復し、気温24度、路面温度39度まで上昇する中、午後1時より12周で争われる第8戦決勝が行われました。前日の第7戦決勝結果から、梅垣がポールポジション、鈴木が8番手、ブルツは欠場車両があったため繰り上り、10番手からスタートしました。
 ポールポジションの梅垣は第8戦に続きよいスタートを切りトップをキープ。鈴木、ブルツもそれぞれ7位、8位へとポジションアップ。鈴木はさらに2周目の2コーナーで6位へと順位を上げました。
 2周目のストレートエンドで、2位を争う4台が横一線に並んで1コーナーへ進入し、3台が接触。そのままバリアへと突っ込み、SCが導入されました。
 7周目にレースは再開。首位の梅垣は再スタートを決め、再び首位を逃げる展開に。
 3位で再スタートとなった鈴木は、1コーナー進入で前車に並びかけましたが抜くまでには至らず。その後方では、5位に上がっていたブルツが1台をかわして4位へと順位を上げました。
 鈴木が2位を攻める間に、首位の梅垣は10周目にファステストラップを更新するペースで走行してトップチェッカー。この大会3戦全てをポール・トゥ・ウィンで制し、完全勝利を飾りました。この3連勝で梅垣はドライバーズランキングでも首位に浮上しました。
 鈴木は最後まで2位争いを繰り広げましたが3位でフィニッシュ。前戦に続く2戦連続表彰台を獲得。ブルツも4位でチェッカーを受けポイント獲得を果たしました。

梅垣 清(TOM'S #35)
オスカー・ブルツ(TOM'S #36)
鈴木 斗輝哉(TOM'S #38)

全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 第7戦 結果表

順位No.ドライバーチーム周回タイム/差予選予選タイム
1 35 梅垣 清 TOM'S 16 33'55.474 1 1'50.486
2 1 エヴァン・ジルテール B-MAX RACING TEAM 16 0.756 4 1'50.837
3 50 新原 光太郎 B-MAX RACING TEAM 16 2.232 3 1'50.728
4 37 アクシャイ・ボーラ TOM'S 16 3.252 6 1'51.262
5 26 佐藤 凜太郎 B-MAX ENGINEERING 16 5.988 9 1'51.581
6 2 卜部 和久 DELiGHTWORKS RACING 16 6.316 5 1'51.117
7 60 熊谷 憲太 LM corsa 16 6.406 8 1'51.567
8 38 鈴木 斗輝哉 TOM'S 16 9.030 13 1'57.867
9 6 KEN ALEX Buzz Racing 16 12.229 12 1'55.005
10 8 清水 康弘 ART TASTE RACING 16 12.539 10 1'53.559
11 36 オスカー・ブルツ TOM'S 16 13.770 7 1'51.421
12 30 DRAGON B-MAX ENGINEERING 16 20.076 11 1'54.289
3 三井 優介 DELiGHTWORKS RACING 10 6Laps 2 1'50.620

全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 第8戦 結果表

順位No.ドライバーチーム周回タイム/差予選予選タイム
1 35 梅垣 清 TOM'S 12 22'53.229 1 1'50.260
2 38 鈴木 斗輝哉 TOM'S 12 2.252 4 1'50.776
3 36 オスカー・ブルツ TOM'S 12 7.541 8 1'51.596
4 26 佐藤 凜太郎 B-MAX ENGINEERING 12 7.810 7 1'51.417
5 2 卜部 和久 DELiGHTWORKS RACING 12 12.324 13 1'55.858
6 60 熊谷 憲太 LM corsa 12 12.800 9 1'51.951
7 1 エヴァン・ジルテール B-MAX RACING TEAM 12 12.851 6 1'50.919
8 50 新原 光太郎 B-MAX RACING TEAM 12 17.648 2 1'50.674
9 3 三井 優介 DELiGHTWORKS RACING 12 19.516 3 1'50.705
10 37 アクシャイ・ボーラ TOM'S 12 27.106 5 1'50.890
11 6 KEN ALEX Buzz Racing 12 33.997 11 1'54.536
12 30 DRAGON B-MAX ENGINEERING 12 59.341 12 1'54.596
13 8 清水 康弘 ART TASTE RACING 12 1'01.953 10 1'53.690

全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 第9戦 結果表

順位No.ドライバーチーム周回タイム/差グリッド
1 35 梅垣 清 TOM'S 12 28'05.917 1
2 37 アクシャイ・ボーラ TOM'S 12 1.137 4
3 38 鈴木 斗輝哉 TOM'S 12 1.961 8
4 36 オスカー・ブルツ TOM'S 12 3.128 11
5 26 佐藤 凜太郎 B-MAX ENGINEERING 12 3.245 5
6 3 三井 優介 DELiGHTWORKS RACING 12 3.605 r
7 60 熊谷 憲太 LM corsa 12 6.348 7
8 6 KEN ALEX Buzz Racing 12 20.464 9
9 30 DRAGON B-MAX ENGINEERING 12 21.550 12
50 新原 光太郎 B-MAX RACING TEAM 2 10Laps 3
2 卜部 和久 DELiGHTWORKS RACING 2 10Laps 6
1 エヴァン・ジルテール B-MAX RACING TEAM 2 10Laps 2

ドライバーズポイントランキング
(全18戦中9戦終了時)

順位ドライバーチームポイント
1 梅垣 清 TOM'S 60
2 エヴァン・ジルテール B-MAX RACING TEAM 52
3 三井 優介 DELiGHTWORKS RACING 48
5 鈴木 斗輝哉 TOM'S 16
6 オスカー・ブルツ TOM'S 15