2026年全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 第5大会(第13,14,15戦)SUGOTGR-DCドライバーの鈴木斗輝哉が初勝利から3連勝

2026.09.04(金)- 15:00配信

 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権の第5大会(第13、14、15戦)がスポーツランドSUGOで行われ、TGR-DC育成ドライバーの鈴木斗輝哉(TOM'S)が第13戦で同シリーズ初優勝、更に第14戦、第15戦も制し、3連勝を飾りました。

TGR-DCドライバーの鈴木斗輝哉が初勝利から3連勝

 8月29日(土)と30日(日)の両日、宮城県・スポーツランドSUGOで2026年全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権(SFL)の第5大会(第13戦、第14戦、第15戦)が開催されました。
 岡山で開催された前大会から2か月半のインターバルを経ての開催。全6大会18戦で戦われている2026年のSFLシーズンも、今大会を含め残すところ2大会6戦となりました。
 今季の同シリーズには、梅垣清(TOM'S)と鈴木斗輝哉(TOM'S)、オスカー・ブルツ(TOM'S)の3名がTGR-DC育成ドライバーとして参戦。梅垣は開幕大会で3戦全て表彰台、第3大会鈴鹿では初勝利から3連勝、前大会岡山でも3戦全て表彰台を獲得するなど、ドライバーランキングは1ポイント差の2位につけています。鈴木とブルツも既に表彰台を獲得しており、更なる活躍に期待がかかりました。

予選

 29日(土)午前10時より、第13戦と第14戦の予選(各10分間)が行われました。
 前日の専有走行はドライコンディションでしたが、この日は朝から雨に見舞われ、開始時には路面は完全に濡れ、今季初のウェットコンディションでの予選となりました。
 第13戦の予選では、鈴木が唯一1分24秒台に入れる速さを見せ、自身初となるポールポジションを獲得。梅垣は2番手と1000分の5秒という僅差で3番手。ブルツは7番手となりました。
 10分間のインターバルを経て行われた第14戦の予選では、さらに雨脚が強まりコンディションが悪くなる中、鈴木が3周目にトップタイムをマーク、終盤にもタイムを更新し、2戦連続でポールポジションを獲得。梅垣が2番手で続き、第14戦決勝はTGR-DC育成ドライバーが最前列に並んでスタートすることとなりました。ブルツは3列目6番手グリッドを獲得しました。

第13戦決勝

 予選のあとに行われた併催レースはウェットタイヤを装着して争われましたが、雨が止んだことで徐々に路面は乾いていく状況に。まだレコードライン以外は湿った状態の路面という難しいコンディションの中、全車スリックタイヤを装着し、午後2時40分より、今大会最長の26周で争われる第13戦の決勝が開始されました。
 鈴木は、初ポールポジションから危なげなくスタートし、トップをキープ。一方で3番手グリッドの梅垣はスタートダッシュでやや出遅れて4位に後退、さらに馬の背コーナーでもかわされ、5位で1周目を終えました。
 首位の鈴木は、序盤こそ2位の車両に迫られましたが、周回を重ねていくうちにじりじりとその差を広げることに。一方、5位に落ちた梅垣は4位の車両に食らいつき、再逆転を狙いました。
 レース後半、鈴木は2位との差を2秒ほどで維持し、ファイナルラップではやや迫られたものの盤石にトップを守りきってチェッカー。スーパーフォーミュラ・ライツのデビューイヤーで、嬉しい初勝利をポール・トゥ・ウィンで飾りました。
 梅垣は後半ペースが落ち、後方からの猛追を受ける形となりましたが逃げ切り、5位でポイント獲得。ブルツは7番手スタートからスタートでひとつ順位を落とし、8位でチェッカーを受けました。

第14戦決勝

 30日(日)は朝から厚い雲のもとで雨に見舞われ、路面は完全なウェットコンディション。直前の併催レースで赤旗中断があった影響で、予定よりも30分遅れの午前11時50分より、19周で争われる第14戦の決勝が開始されました。
 今季ウェットで決勝が行われたオートポリス戦を欠場した鈴木にとって、スーパーフォーミュラ・ライツでは初のウェットでのスタンディングスタートとなりましたが、上手くスタートを決め、1周目から快調に後続を引き離す展開となりました。
 一方、予選で2番手につけ、ランキング首位奪回の絶好のチャンスとなった梅垣でしたが、スタートでやや出遅れ、1コーナーでかわされて3位へ後退。さらに、反則スタートと判定され、決勝結果に5秒のタイム加算ペナルティを科されることとなってしまいました。
 各車水煙を上げての走行となり、先頭で視界の良い首位の鈴木が逃げる一方、3位の梅垣は視界の悪い中で後方との差を少しでも広げるべく力走を続けました。
 6番手からスタートしたブルツは、スタートで8位へといったん後退するも、6位以降の車両の集団でバトルを展開。13周目には、ランキング首位で梅垣とタイトルを争っている三井優介(DELiGHTWORKS)をパスして7位へと順位を上げました。
 14周を終えた所で、首位の鈴木は2位に12秒以上の大差をつけ独走、3位の梅垣は、4位の車両とは4秒弱、5位の車両とは11秒離れており、そのまま行けばタイム加算を科されても5位でポイント獲得が狙える状況となりました。
 しかし、15周目、マスタークラスの車両がクラッシュし、セーフティカー(SC)が導入。残り4周、SC先導で周回が続き、各車のマージンはほぼゼロとなり、そのままの順位でチェッカーとなりました。
 鈴木はトップチェッカーで2連勝。梅垣はマージンが無くなったことで10位へと大きく順位を落とすこととなり、痛恨のノーポイントに終わりました。ブルツは6位でポイント獲得を果たしました。

第15戦決勝

 第14戦決勝の後、3時間ほどのインターバルを経て、予定より10分遅れの午後3時30分より、霧雨になっているもののヘビーウェットコンディションの中、19周で争われる第15戦決勝が開始されました。スターティンググリッドは第13戦の決勝結果により決定され、鈴木が3戦連続のポールポジション、梅垣が5番手、ブルツが8番手からスタートしました。
 ポールポジションの鈴木は好スタートを切りましたが、3番手グリッドの車両がエンジンストールを喫してコース上にストップ。そのすぐ後ろにいた梅垣はなんとかかわしてスタートしましたが、ヘビーウェットで跳ね上げられた水煙で視界が悪い中、後方のマスタークラスの車両がこのストップした車両に追突。すぐにレースは赤旗中断となりました。
 1周目を終えて戻って来た車両はそのままグリッドに停止。クラッシュした2台の車両を排除し、30分ほどの中断の後、SC先導により走行が再開されました。
 SC先導のまま4周目を走行していたところで、コースコンディションの不良により、2度目の赤旗が提示され、レースはこの赤旗を持って終了となりました。
 レースは3周を終えていたため成立。予定の75%には達していないため、決勝結果にはハーフポイントが与えられることとなりました。
 鈴木が3連勝。梅垣が5位、ブルツは6位でのフィニッシュとなり、3人揃ってポイントを獲得しました。

梅垣 清(TOM'S #35)
オスカー・ブルツ(TOM'S #36)
鈴木 斗輝哉(TOM'S #38)

全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 第13戦 結果表

順位No.ドライバーチーム周回タイム/差予選予選タイム
1 38 鈴木 斗輝哉 TOM'S 26 32'19.113 1 1'24.828
2 1 エヴァン・ジルテール B-MAX RACING TEAM 26 1.120 2 1'25.023
3 50 新原 光太郎 B-MAX RACING TEAM 26 12.134 4 1'25.335
4 3 三井 優介 DELiGHTWORKS RACING 26 12.730 5 1'25.542
5 35 梅垣 清 TOM'S 26 17.639 3 1'25.028
6 37 アクシャイ・ボーラ TOM'S 26 17.922 6 1'25.814
7 26 佐藤 凜太郎 B-MAX ENGINEERING 26 21.897 9 1'26.468
8 36 オスカー・ブルツ TOM'S 26 22.386 7 1'25.867
9 60 熊谷 憲太 LM corsa 26 27.701 10 1'26.775
10 2 卜部 和久 DELiGHTWORKS RACING 26 37.447 8 1'26.091
11 4 今田 信宏 JMS RACING TEAM 26 1'03.349 dns 計測出来ず
12 30 DRAGON B-MAX ENGINEERING 26 1'12.359 13 1'30.371
13 6 KEN ALEX Buzz Racing 26 1'12.725 11 1'28.259
14 8 清水 康弘 ART TASTE RACING 25 1 Lap 12 1'28.547

全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 第14戦 結果表

順位No.ドライバーチーム周回タイム/差予選予選タイム
1 38 鈴木 斗輝哉 TOM'S 19 30'37.937 1 1'25.685
2 37 アクシャイ・ボーラ TOM'S 19 0.454 3 1'26.158
3 1 エヴァン・ジルテール B-MAX RACING TEAM 19 1.048 7 1'26.797
4 26 佐藤 凜太郎 B-MAX ENGINEERING 19 1.420 9 1'27.696
5 50 新原 光太郎 B-MAX RACING TEAM 19 1.552 4 1'26.451
6 36 オスカー・ブルツ TOM'S 19 2.116 6 1'26.764
7 3 三井 優介 DELiGHTWORKS RACING 19 2.238 5 1'26.698
8 2 卜部 和久 DELiGHTWORKS RACING 19 2.484 8 1'27.484
9 60 熊谷 憲太 LM corsa 19 2.744 10 1'27.926
10 35 梅垣 清 TOM'S 19 5.711 2 1'25.957
11 4 今田 信宏 JMS RACING TEAM 19 5.914 13 1'30.400
12 30 DRAGON B-MAX ENGINEERING 19 7.717 14 1'31.500
13 6 KEN ALEX Buzz Racing 19 9.099 12 1'29.676
8 清水 康弘 ART TASTE RACING 14 5 Laps 11 1'28.840

全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 第15戦 結果表

順位No.ドライバーチーム周回タイム/差グリッド
1 38 鈴木 斗輝哉 TOM'S 3 36'42.253 1
2 1 エヴァン・ジルテール B-MAX RACING TEAM 3 0.927 2
3 3 三井 優介 DELiGHTWORKS RACING 3 1.796 4
4 37 アクシャイ・ボーラ TOM'S 3 2.959 6
5 35 梅垣 清 TOM'S 3 3.912 5
6 36 オスカー・ブルツ TOM'S 3 4.955 8
7 26 佐藤 凜太郎 B-MAX ENGINEERING 3 6.123 7
8 2 卜部 和久 DELiGHTWORKS RACING 3 7.517 10
9 60 熊谷 憲太 LM corsa 3 8.991 9
10 30 DRAGON B-MAX ENGINEERING 3 12.405 12
11 8 清水 康弘 ART TASTE RACING 3 13.323 14
12 6 KEN ALEX Buzz Racing 3 14.716 13
50 新原 光太郎 B-MAX RACING TEAM 0 3
4 今田 信宏 JMS RACING TEAM 0 11

ドライバーズポイントランキング
(全18戦中15戦終了時)

順位ドライバーチームポイント
1 三井 優介 DELiGHTWORKS RACING 85.5
2 梅垣 清 TOM'S 82
3 エヴァン・ジルテール B-MAX RACING TEAM 78.5
4 鈴木 斗輝哉 TOM'S 47
8 オスカー・ブルツ TOM'S 19.5
10 三浦 柚貴 TOM'S 4