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FTRS SPECIAL REPORT

〜講師の現役トップドライバーとFTRS受講生が真剣に向き合った3日間〜 vol.3

FTRS SPECIAL REPORT 〜講師の現役トップドライバーとFTRS受講生が真剣に向き合った3日間〜 vol.3

「フリー走行と模擬レース」
足りない部分を見つける受講生。彼らの背中を押す講師陣の言葉。

 言うまでもないが、FTRSは単なるレーシングスクールではない。3日間の講習の中で未来のトップドライバーを発掘するオーディションでもある。最終日には午前中に3回のフリー走行を行い、午後に予選と決勝レースを行う。自分の未来が決定するかもしれない一日。受講生たちの目にも、より真剣味がおびてくる。フリー走行中、コースサイドにいる講師たちにアドバイスを求める姿も、初日とは大きく変化している。

の様子、片岡講師からアドバイスを受ける生徒たち

「初日はまだ限界まで出して走っていませんでしたし、質問できることもなかったのでしょう。初日と2日目に学んだことで、自分に足りないのはどこなのか、何を質問したらいいのかが分かってくるんです」というのは、初日と同じコースの最終コーナーが見える位置に陣取っている小林講師。同じポストで受講生の走りをチェックしている中嶋講師と一緒に、それぞれの受講生の修正ポイントや注目ポイントを確認し合っていた。

FTRSの様子、走行を眺めながらアドバイスを考える小林講師と中嶋講師
FTRSの様子、模擬レースの様子
  • FTRSの様子、コントロールタワーからの眺め
  • FTRSの様子、コーナーから立ち上がっていく7号車
  • FTRSの様子、他の生徒のフリー走行を観察する生徒たち
  • FTRSの様子、ピットレーンに並んだクルマたち
  • FTRSの様子、8号車
  • FTRSの様子、7号車
  • FTRSの様子、ストップウォッチ片手にラップタイムを計測する講師
  • FTRSの様子、模擬レースの様子
  • FTRSの様子、模擬レースを見守る片岡講師
  • FTRSの様子、3日目の講師の集合写真
  • FTRSの様子、協力してくださった方たちの集合写真
  • FTRSの様子、関谷校長の最後の挨拶の様子

 FTRSの3日間で一番伝わってきたのは、なにより「講師陣の情熱」だった。8月の炎天下の中、走行時間中はコースサイドで全受講生の走りをチェックし、走行終了後は担当する受講生のロガーを一緒にチェックする。質問に来る受講生がいれば、休み時間を返上して、ときには昼食を一緒にとりながらアドバイスを重ねている。「受講生の人生を左右する大事な3日間」に真剣に向き合う姿。そこからも、受講生にとっては得られるものは大きいはずだ。
 閉講式では各講師から受講生にメッセージが送られた。

片岡達也主任講師

片岡達也主任講師

「この3日間は、みんなにとってものすごく価値のある時間になっただろうと思います。座学では、必ずこの先で身になる話がたくさんありました。この先の人生で、いつか役にたててもらえたらと思います」

土屋武士講師

土屋武士講師

「自分がやってきたことは、もしかしたらすぐにではないかもしれないけれど、間違いなく自分に返ってきます。これからも自分の可能性を広げられるよう、自分の力を磨いていってください」

平手晃平講師

平手晃平講師

「成長スピードは人それぞれで、すぐに結果に現れる人もいれば、なかなか結果が出ずに悩む人もいる。それぞれいろんな形で戦っているのが見えた3日間でした。でも、ここがすべてじゃない。この先、負けない気持ちを持って自分の道に進んでいくことが大事だと思っています」

小林可夢偉講師

小林可夢偉講師

「みんなに速くなってもらおうと、僕たちも3日間努力してきました。それは、たとえレーシングドライバーにならなくても、生きるための大事なヒントになったかと思います。この3日間で得たもので、人としても大きくなれたといつか思ってもらえれば嬉しいです」

中嶋一貴講師

中嶋一貴講師

「僕も1回目のFTRSではスカラシップが獲れず、2度目の挑戦で手に入れることができました。スカラシップにかかわらず、ここから先の未来で何をしたいのか、決めるのは自分です。この3日間は、自分と向き合ういい機会にもなったのではないでしょうか。いろんなチャレンジをして、自分の道に向かってがんばって欲しいです」

石浦宏明講師

石浦宏明講師

「スカラシップが取れなくても、諦めなければ無限に道は広がっています。これから進む道に向けて、この3日間で得たものを活かして欲しいです」

中山雄一講師

中山雄一講師

「僕もFTRSの1年目は苦労しましたが、2回目の挑戦に向けて、苦労した部分を磨いたりしました。今年スカラシップに選ばれなかったとしても、次回、今以上に強い気持ちを持って挑戦して欲しいと思います」


 最後に、このFTRSの創設時から校長を務める関谷正徳氏を訪ねた。関谷校長は国内外トップカテゴリーで活躍し、ル・マン24時間レースでは日本人初の総合優勝を果たした往年の名ドライバーである。現在は、SUPER GT GT500クラスに参戦するLEXUS TEAM TOM'Sの監督を務める共に、後進の育成にも力を注いでいる。関谷校長は、FTRSというスクールについてこう話してくれた。

関谷正徳校長

FTRS開講式の様子

「近年FTRSを受講し、スカラシップを勝ち獲った小高一斗君と宮田莉朋君は、現在TOM'S SPIRIT(トムススピリット)というチームでFIA-F4選手権を、そして山下健太君と坪井翔君はTOM'S(トムス)のシートを得て全日本F3選手権と、それぞれタイトル争いに加わっています。今年の受講生からもそのように活躍してくれる選手が出て欲しいですね。そして、講師である中嶋一貴君や小林可夢偉君、石浦宏明君のように日本を代表して世界で戦っていけるようなドライバーになってくれたらうれしいです。
 FTRSの講師陣は、先の3人以外も日本を代表する現役レーシングドライバーたちであり、彼らが様々な角度から受講生の授業を考え、アドバイスを行っています。それは、ドライビングスキルにとどまりません。受講生たちがこれから先の人生で、自分が目指すものにどうやって向かっていくか、そのための力になるヒントも、このスクールで見つけてもらえたらと思います」

FTRSの様子、講師と生徒の集合写真

お問い合わせ先

フォーミュラトヨタ・レーシングスクール(FTRS)事務局 福木 042-511-0204
トヨタテクノクラフト(株) 鈴木 045-540-2120