残念ながら台風により中止となってしまった最終戦の裏話から、SUPER FORMULAのトークショーはスタート。
「今年はいいシーズンだったか」というアンケートに対して、チャンピオンとなった石浦選手以外は全員「×」という答えでした。
「今年は悔しいことしかないですよ」(小林可夢偉選手)
「去年は3位だったので、今年2位になっていたら年賀状で『3位、2位と来たので、来年は1位だ』って書けたのに」(関口選手)
「難しいシーズンだったけど、いい経験が積めたと思うし、楽しいレースもできたよ」(ヤン・マーデンボロー選手)
悲喜こもごもとなった2017シーズン。ここまで3年間セルモインギングがチャンピオンを守り続けていますが、来年は誰がこの4年目のタイトル獲得に待ったをかけるのでしょうか。

ラリートークショーには、今年フィンランドに拠点を移して戦っていたコ・ドライバーの足立さやか選手が登場しました。

昨年のTGRF終了後すぐにフィンランドにわたり、実に1年ぶりの帰国だったので、「お米が恋しくて恋しくて、すぐに牛丼屋さんに駆け込みました」という足立選手。
実はもともとは自らハンドルを握りラリードライバーとして戦っていた足立選手。ラリー業界はコ・ドライバー不足で、たまたま知り合いのコ・ドライバーを務める機会があったそうです。その時に「ドライバーを支える仕事も面白いな」と思ったのがきっかけで、今や海外で活躍するほどのコ・ドライバーに。
TOYOTA GAZOO Racingでは、女性や初心者も参加しやすい「ラリチャレ」を開催しています。サーキットレースよりも実は身近なラリー。皆さんも「見る側」から「走る側」になってみませんか？

ドリフトエクストリームでは、11月に東京で初開催されたドリフト競技初のFIAイベント「FIAインターコンチネンタルドリフティングカップ」で総合優勝を獲得した川畑真人選手、そして女性ドライバーの岩本明日和選手と長沢あかり選手2人を含む、計8台が華麗なドライビングテクニックを披露しました。

正面からギリギリですれ違ってドリフトを決めたり、競技でも行われる2台が並んでドリフトを決める"追走"を再現したり、新旧のハチロクによるドリフト競演など、アクロバティックでタイヤスモークを巻き上げる迫力ある走りを披露しました。

メインステージの名物コンテンツともいえる、監督トークショー。おなじみの舘信秀監督、星野一義監督、近藤真彦監督、辰己英治監督と一緒に、伊藤大輔監督、坂東正敬監督、立川祐路監督という若手の3人が加わりました。
まずは、シリーズチャンピオンとなったTOM’Sの舘監督から今シーズンを振り返っていきましたが、星野監督は「今年のことはもういいよ、来年だよ、来年！」と、強引にテーマを変えようとします。
SUBARUの辰己監督が「今年はファンの皆さんに喜んでもらえるようなレースができませんでしたが、来年はSUBARUの青いウェアをたくさんの人に着てもらえるようなレースがしたい」と軌道修正したのですが、坂東監督に至っては、星野監督の息子の一樹さんと仲がいいことから、「うちの父親とそっちの父親、どちらの方がすごいか」と全く関係のない話へ。観客も爆笑続きのトークショーでした。

86とBRZによるエキサイティングなレースシリーズであるTOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ RACE。このレースではSUPER GTにも参戦するようなドライバーもいるプロフェッショナルと、アマチュアのクラブマン、2つの選手権が行われています。この日はプロフェッショナルの最終戦となる第10戦の決勝レースでした。
TOYOTA GAZOO Racingアンバサダーの脇阪寿一さん(11号車)やGT300クラスに今年初参戦して2勝を挙げた坪井翔選手(500号車)などをはじめとした豪華なメンバーで、35台がスターティンググリッドに着きました。

レース序盤は、タイトルを争う青木孝行選手(31号車)と近藤翼選手(97号車)、そして今年のSUPER GTのGT300クラスでチャンピオンとなった谷口信輝選手(82号車)がトップを争う展開。その中から、青木選手が抜け出して優勝しました。
最終ラップの2番手争いは、逃げる近藤選手に谷口選手が猛アタック！ それを辛くもしのいだ近藤選手が2位。この結果により年間総合ポイントで近藤選手が2017年プロシリーズのチャンピオンを掴み取りました。