FIA WEC ルーキーテスト TOYOTA GAZOO Racing、
ベン・バーニコートとサッシャ・フェネストラズが
ルーキーテストでGR010 HYBRIDをドライブ

2025.11.10(月)- 1:25配信

 TOYOTA GAZOO Racing(TGR)は、FIA世界耐久選手権(WEC)最終戦バーレーン8時間での劇的な1-2フィニッシュの興奮も冷めやらぬまま、翌11月9日(日)に同じバーレーン・インターナショナル・サーキットで行われた恒例のルーキーテストに参加しました。

WECルーキーテストに参加してGR010 HYBRIDをドライブしたベン・バーニコートとサッシャ・フェネストラズ
ベン・バーニコートとサッシャ・フェネストラズ

 このWECルーキーテストは、才能あるドライバーに新たな機会を提供するために実施され、ベン・バーニコートとサッシャ・フェネストラズが、前夜のバーレーン8時間を制したGR010 HYBRID 7号車をドライブしました。

 バーニコートは、LEXUS RC F GT3で北米IMSAシリーズのチャンピオンを獲得しており、2023年のルーキーテスト以来となるGR010 HYBRIDのドライブとなりました。フェネストラズは、TGRドライバーとして日本のスーパーフォーミュラやSUPER GTでの優勝経験も持ち、今回がハイパーカー初ドライブです。2人はドイツ・ケルンのチーム本拠地にあるドライビングシミュレーターで実車テストへの準備を整えてきました。

 現地時間午前10時から始まった2時間の午前セッションでは、フェネストラズがGR010 HYBRIDのステアリングを握り、自身初めてのコースイン。スティント中に25分間の赤旗中断があったものの、その後も走行を続け15周を走破。セッション残り40分でバーニコートに交代し、バーニコートは22周を走りました。

 午後の3時間のセッションでは、2人とも短いスティントを行った後、それぞれロングランをこなし、この日の走行を終えました。午後のセッションでバーニコートは42周、フェネストラズは39周を走り、その実力を示しました。

ベン・バーニコート:

 本当に特別な一日になりました。初めてGR010 HYBRIDをドライブしたとき以上に、今日は笑顔が絶えませんでした。プロのドライバーとして、最高のクルマで最高のチームと共に高いレベルで走りたいといつも夢見ながら努力してきましたが、今日その夢が再び叶いました。一日を通して成長を感じられ、本当に満足しています。この機会を与えてくれたTOYOTA GAZOO Racing、そしてエンジニアやメカニックに心から感謝します。私のレースキャリアの中でも忘れられない瞬間となりました。

サッシャ・フェネストラズ:

 非常に充実した一日でした。このようなクルマをドライブするのは最高で、本当に楽しかったです。バーレーンのコースを走るのは初めてでしたが、GR010 HYBRIDのような素晴らしいクルマで体験できたのは格別でした。新しいドライビングスタイルやテクニック、そしてサーキット自体も学ぶ必要がありましたが、何度かのロングとショートスティントの両方を経験できました。この素晴らしい機会を与えてくれたTOYOTA GAZOO Racingに感謝します。

ベン・バーニコート
サッシャ・フェネストラズ