WRC 第7戦 ラリー・エストニア デイ1 高速グラベルイベントのラリー・エストニアが開幕
ロバンペラがオープニングステージを制し首位に立つ

2021.7.16(金)- 06:15配信

7月15日(木)、2021年FIA世界ラリー選手権(WRC)第7戦ラリー・エストニアが開幕。エストニアのタルトゥでオープニングステージとしてスーパーSSが行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamのカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組(ヤリスWRC 69号車)がベストタイムを記録して首位に立ちました。また、セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア組(1号車)は総合10位に、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)は総合17位につけました。

69号車(カッレ・ロバンペラ、ヨンネ・ハルットゥネン)
69号車(カッレ・ロバンペラ、ヨンネ・ハルットゥネン)

昨年WRCとして初めて開催されたラリー・エストニアは、素晴らしいステージとイベントオーガナイズの良さが高く評価され、今シーズンもWRCのシリーズ入りを果たしました。エストニアのステージはその多くがハイスピードなグラベル(未舗装路)ですが、今年は低速コーナーが続くテクニカルなセクションも増え、走行距離も延びたこともあり、より一層総合的な力が求められるラリーになりました。

15日の木曜日は午前9時過ぎからシェイクダウンが行なわれ、チームと選手はラリー本番に向けてクルマの最終確認と調整を行いました。全長6.23kmのハイスピードなグラベル(未舗装路)ステージでは、ロバンペラがトップタイムを、TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムの勝田貴元が3番手タイムを、エバンスが4番手タイムを、オジエが5番手タイムを刻むなど、ヤリスWRCは全車が好調にシェイクダウンを走り終えました。

その後、セレモニアルスタートに続き、夜8時38分からエストニア国立博物館の敷地に設けられたサービスパークのすぐ近くで、全長1.64kmのスーパーSS「タルトゥ1」がスタート。路面はルーズグラベルが多く非常に滑りやすいコンディションで、出走順が早いドライバーたちは厳しい条件での走行になりました。そのような状況で、ロバンペラは2位と0.1秒差のベストタイムを記録し、初日首位に。出走順トップのオジエは総合10位で初日を終えましたが、ロバンペラと1.2秒差につけています。

<<ヤリ-マティ・ラトバラ (チーム代表)>>
今晩のオープニングステージには満足しています。全員がミスなく良い走りをしてくれました。路面のコンディションはクルマが走るたびにどんどんと良くなって行きましたが、タイム差はまだ小さいですし、明日からの本格的なステージに向けて準備はできています。気温が高く乾燥しているので、明日1、2番手でステージに臨むセブとエルフィンは路面を覆う大量のルーズグラベルに悩まされることになるでしょう。しかしカッレは十分に戦えるポジションにいますし、シェイクダウンでも速さを示しました。また、貴元もいい走りでした。全体的には、シェイクダウンを終えて皆が満足していたので、クルマはこのラリーに合っていると思いますし、優勝争いができることを期待しています。

<<セバスチャン・オジエ (ヤリスWRC 1号車)>>
この週末は出走順トップでステージに臨むことになるため、かなり苦労すると思います。シェイクダウンでは走るたびに路面コンディションが良くなりましたし、オープニングのスーパーSSは既に非常に滑りやすい路面状態でした。それでも、いつものようにベストを尽くし、何ができるのかを考えたいと思います。非常にハイスピードなラリーですが、今年の新しいステージは森の中の狭いセクションが多くチャレンジングですし、1回目に走る時はトリッキーだと思います。昨年の大会よりもステージの距離は長くなっていますが、今回はより入念な準備をしてきましたので、やれるだけのことをやるつもりです。

<<エルフィン・エバンス (ヤリスWRC 33号車)>>
今晩の短いスーパーSSは、とても道幅が狭くツイスティなステージでしたが、まずは無事にスタートを切ることができて良かったです。シェイクダウンでのクルマのフィーリングは全体的に良好でした。2回目の走行に向けていくつかセットアップ変更を行いましたが、全てうまくいったので、明日からの本格的なステージが楽しみです。今年のラリー・エストニアは様々なステージが混在しています。これまでよりも狭くてテクニカルなセクションも増えましたが、もちろん、ハイスピードなセクションもあります。全力を尽くして上位を狙っていきたいと思います。

<<カッレ・ロバンペラ (ヤリスWRC 69号車)>>
最初のステージは非常にトリッキーだったので、ミスなく走り切ることだけを考えていましたが、結果的に速いタイムを出すことができました。また、シェイクダウンでのクルマのフィーリングはとても良かったです。今年は新しいステージが沢山ありますが、その多くが狭くてテクニカルなものなので、全体的にはそれほどハイスピードなラリーではありません。ですので、非常に精度の高いペースノートが求められます。私たちにとっては、クリーンにラリーを戦い上位争いに加わることが何よりも重要です。

<<ラリー・エストニア デイ1の結果>>
1 カッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン (トヨタ ヤリス WRC) 1m42.8s
2 クレイグ・ブリーン/ポール・ネーグル (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +0.1s
3 テーム・スニネン/ミッコ・マルックラ (フォード フィエスタ WRC) +0.4s
4 ヤリ・フッツネン/ミッコ・ルッカ (ヒュンダイ i20 R5) +0.6s
5 マッズ・オストベルグ/トシュテン・エリクソン (シトロエン C3 Rally2) +0.6s
6 ガス・グリーンスミス/クリス・パターソン (フォード フィエスタ WRC) +0.6
7 アレクセイ・ルクヤヌク/ヤロスラフ・フェドロフ (シュコダ ファビア Rally2 Evo) +0.6
8 オィット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +0.9s
9 ティエリー・ヌービル/マーティン・ヴィーデガ (ヒュンダイ i20クーペ WRC) +0.9s
10 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (トヨタ ヤリス WRC) +1.2s
17 エルフィン・エバンス/スコット・マーティン (トヨタ ヤリス WRC) +3.2s
(現地時間7月15日22時00分時点のリザルトです。最新リザルトはwww.wrc.comをご確認下さい。)

<<明日のステージ情報>>
競技2日目となる7月16日(金)のデイ2は、いよいよ本格的なロングステージがスタートします。日中のサービスを挟んで各2回走行する4本のステージは、2020年大会でも使われましたが、今大会に向けていくつか変更もあり、SS4/8「カネピ」は昨年と逆方向に走ります。8本のSSの合計距離は128.24km、リエゾン(移動区間)も含めた1日の総走行距離は443.04kmとなっています。

1号車(セバスチャン・オジエ、ジュリアン・イングラシア)
1号車(セバスチャン・オジエ、ジュリアン・イングラシア)
33号車(エルフィン・エバンス、スコット・マーティン)
33号車(エルフィン・エバンス、スコット・マーティン)
69号車(カッレ・ロバンペラ、ヨンネ・ハルットゥネン)
69号車(カッレ・ロバンペラ、ヨンネ・ハルットゥネン)

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