3月12日(木)、2026年FIA世界ラリー選手権(WRC)第3戦「サファリ・ラリー・ケニア」がケニアのナイバシャで開幕。2本のグラベル(未舗装路)ステージが行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team(TGR-WRT)のオリバー・ソルベルグ/エリオット・エドモンドソン組(GR YARIS Rally1 99号車)が首位に立ち、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)が総合2位に、セバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ランデ組(1号車)が総合3位に、勝田貴元/アーロン・ジョンストン組(18号車)が総合4位に、TGR-WRT2からのエントリーとなるサミ・パヤリ/マルコ・サルミネン組(5号車)が総合5位につけました。
今シーズン最初のグラベルイベントとなるサファリ・ラリーは、今年もケニアのナイバシャにサービスパークが置かれ、その周辺で4日間に渡り競技が行われます。競技初日となる12日木曜日のデイ1は、まず午前中にサービスパークのすぐ近くでシェイクダウンが行われました。全長6.31kmのステージは概ねドライコンディションとなり、開幕戦ラリー・モンテカルロの勝者ソルベルグが2番手タイム、パヤリが3番手タイム、第2戦ラリー・スウェーデンのウイナーであるエバンスが4番手タイム、オジエが5番手タイム、勝田が8番手タイムを記録しました。
その後、午後4時過ぎから、サービスパークから北西方向に40kmほど離れたエリアでSS1「キャンプ・モラン1」がスタート。ステージの開始直前から大雨が降り始め、泥に覆われて非常に滑りやすくなった路面や、大きな水たまりがいくつもあるセクションも多くありました。そのような非常にトリッキーなコンディションで、2番手スタートのソルベルグが、1番手スタートのエルフィン・エバンスに30秒の大差をつけるベストタイムを記録。ソルベルグと1分9.3秒差の3番手にはオジエが、1分15.7秒差の4番手には勝田が、2分10.2秒差の5番手にはパヤリがつけ、タイム差は大きくもTGR-WRTの5台がオープニングステージでトップ5を占めました。
続くSS2、「ムザビブ1」はサービスパークから比較的近いエリアで8.86kmのステージを走行。コンディションはSS1と打って変わり、全体的にドライ路面での戦いになりました。このステージではオジエがベストタイム、0.4秒差でパヤリが2番手タイム、3.8秒差で勝田が3番手タイム、4.2秒差でソルベルグが4番手タイム、7.5秒差でエバンスが5番手タイムと、やはりTGR-WRTの5台がトップ5を占め、総合ではソルベルグが2位エバンスとの差を33.3秒差に拡げて首位を堅持。エバンスと31.8秒差の総合3位にオジエ、オジエと10.2秒差の総合4位に勝田、勝田と51.1秒差の総合5位にパヤリがつけ、TGR-WRTが1-2-3-4-5でラリー初日を締めくくりました
3台のGR Yaris Rally2がエントリーしている、サポート選手権のWRC2では、2年連続でサファリ・ラリーのWRC2クラスを制しているガス・グリーンスミス(イギリス)がクラス1位(総合10位)に、ディエゴ・ドミンゲス(パラグアイ)が3秒差でクラス2位(総合11位)につけています。
<<ユハ・カンクネン (チーム代表代行)>>
非常に難しいラリーのスタートでした。今回は天候が変わるタイミングが我々に味方してくれたのかもしれません。オリバーやエルフィンといった上位陣は、路面が少し乾いた状態で走ることができたと思いますが、それでも非常に厳しい状況でした。セブとサミは激しい雨の中を走り、タカはペースノートの情報がない状態で走らなくてはなりませんでしたが、ドライバー全員が良い仕事をしてくれたと思います。次のステージでは全員が良いタイムを記録し、好位置につけたので、ラリーのスタートにはとても満足しています。明日はより長い一日になるので、どうなるか楽しみです。
<<エルフィン・エバンス (GR YARIS Rally1 33号車)>>
かなり厳しいラリーのスタートになりました。タフな展開になるであろうことはある程度覚悟していましたが、雨が降り出し、状況はさらに厳しくなりました。いくつかの場所ではウィンドスクリーンに泥がたくさん付着し、クリアな視界を得ることができず苦労しましたが、ラリーはまだ序盤なので何が起こるか分かりません。できる限り頭を働かせて臨む必要がありますが、いつものように、攻める時と状況を見る時のバランスを取るのは難しいでしょう。
<<セバスチャン・オジエ (GR YARIS Rally1 1号車)>>
最初のステージで雨に見舞われたにも関わらず、トップとの差をわずか1分に抑えられたことを喜ぶべきでしょう。私と出走順が近いドライバーたちはさらに1分失っていたので、あの特殊なコンディションをうまく乗り越えられたと言えます。もちろん、タイムを失う形でラリーをスタートするのは辛いですが、諦めることなく、この状況から最良の結果を引き出すしかありません。週末にはきっと多くのハプニングがあると信じています。
<<オリバー・ソルベルグ (GR YARIS Rally1 99号車)>>
最初のステージでは予想していた以上にタイムを稼ぐことができました。コンディションは非常にトリッキーで、ドライからフルマッド、そして水たまりへと変わっていきました。走りのリズムは良く、クリーンにステージを走り切り、タイムも非常に良かったので、ここまではとても満足しています。ただし、非常に長いラリーですし、常にコンディションが変化していくことも分かっています。明日の朝1本目にこのクレイジーなステージをもう一度走らなければならないので、賢く、同じリズムを保ち、その上で何をできるか様子を見たいと思います。
<<勝田 貴元 (GR YARIS Rally1 18号車)>>
最初のステージは自分たちにとって大きなチャレンジでした。スタートの直前にアーロンとのコネクションが途絶えてしまい、あらゆる手を尽くしたのですが、ペースノートなしでの走行となりました。非常に困難な状況でしたが全力で走りましたし、アーロンもハンドシグナルでベストを尽くしてくれました。理想的なスタートではありませんでしたが、何とか乗り切ることができましたし、さらに悪い結果になっていた可能性もあります。まだ先は長く、明日のステージはトリッキーになると思うので、とにかくベストを尽くし続けます。
<<サミ・パヤリ (GR YARIS Rally1 5号車)>>
最初のステージのコンディションは、昨年ここで経験した時よりもさらに厳しく、自分が走ってきたなかで、おそらく最もトリッキーなステージだったと思います。かなりタイムをロスしましたが、自分よりも出走順が後ろのクルマはさらにタイムを失っていました。トリッキーなスタートになりましたが、2本目のステージでは既にかなり良いフィーリングを得られていましたし、ステージ優勝をわずかな差で逃しました。コンディション次第ですが、明日もこの調子を維持できるように努めます。
<<サファリ・ラリー・ケニア デイ1の結果>>
1 オリバー・ソルベルグ/エリオット・エドモンドソン (トヨタ GR YARIS Rally1) 30m18.6s
2 エルフィン・エバンス/スコット・マーティン (トヨタ GR YARIS Rally1) +33.3s
3 セバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ランデ (トヨタ GR YARIS Rally1) +1m05.1s
4 勝田 貴元/アーロン・ジョンストン (トヨタ GR YARIS Rally1) +1m15.3s
5 サミ・パヤリ/マルコ・サルミネン (トヨタ GR YARIS Rally1) +2m06.4s
6 ティエリー・ヌービル/マーティン・ヴィーデガ (ヒョンデ i20 N Rally1) +2m21.9s
7 ジョン・アームストロング/シェーン・バーン (フォード Puma Rally1) +2m32.2s
8 アドリアン・フォルモー/アレクサンドレ・コリア (ヒョンデ i20 N Rally1) +2m38.1s
9 エサペッカ・ラッピ/エンニ・マルコネン (ヒョンデ i20 N Rally1) +2m52.9s
10 ガス・グリーンスミス/ヨナス・アンダーソン (トヨタ GR Yaris Rally2) +3m42.5s
(現地時間3月12日19時00分時点のリザルトです。最新リザルトはwww.wrc.comをご確認下さい。)
<<明日のステージ情報>>
競技2日目となる3月13日(金)のデイ2は、一日を通してステージを走行するフルデイの初日。デイ1のSS1の再走となるSS3「キャンプ・モラン2」に続き、ナイバシャ湖の周辺で「ロルディア」「ケンゲン・ジオサーマル」「ケドング」というサファリ・ラリー定番のステージを、ナイバシャでのミッドデイサービスを挟んで、午前と午後に各2回走ります。そのうちロルディアは本来ならば全長25.04kmと今大会最長のステージになるはずでしたが、18.95kmへと距離が短縮されました。一日の最後にはSS2の再走となるSS10「ムザビブ2」を走行。8本のステージの合計距離は125.01kmと4日間で最長、リエゾン(移動区間)も含めた一日の総走行距離は373.21kmとなります。
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