WRC 第5戦 ラリー・イスラス・カナリアス デイ1 ラリー・イスラス・カナリアスがスペインのカナリア諸島で開幕
今季2連勝中の勝田が首位に立ち、パヤリが総合2位につける

2026.04.24(金)- 06:45配信

4月23日(木)、2026年FIA世界ラリー選手権(WRC)第5戦ラリー・イスラス・カナリアスが、スペインのカナリア諸島グラン・カナリア島で開幕。デイ1として島北東部の都市ラス・パルマスでスーパーSSが1本行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team(TGR-WRT)の勝田貴元/アーロン・ジョンストン組(GR YARIS Rally1 18号車)が首位に立ち、TGR-WRT2からのエントリーとなるサミ・パヤリ/マルコ・サルミネン組(5号車)が総合2位に、セバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ランデ組(1号車)が総合6位タイに、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)が総合8位タイに、オリバー・ソルベルグ/エリオット・エドモンドソン組(99号車)が総合10位につけました。

18号車(勝田 貴元、アーロン・ジョンストン)
18号車(勝田 貴元、アーロン・ジョンストン)

WRC第5戦は、前戦クロアチア・ラリーと同様、ターマック(舗装路)のステージが戦いの舞台に。ラリー・イスラス・カナリアスは昨年初めてWRCの一戦として行われ、今年で開催50周年を迎えました。ラリーはまず、23日(木)の午前11時過ぎからシェイクダウンが行われ、実際に競技が行われるステージに近い特徴を持つ全長6.26kmのターマックコースで、ソルベルグ、勝田、オジエ、パヤリ、エバンスの順に1〜5番手タイムを記録。TGR-WRTの5人のドライバー全員が、ラリー本番に向けて良い形でクルマの最終確認作業を終えました。

その後、敷地内にサービスパークも設定されるラス・パルマスのグラン・カナリア・スタジアムで、夕方6時過ぎから新ステージのスーパーSS1「ラス・パルマス・デ・グラン・カナリア1」がスタートしました。サッカースタジアム内に設けられた全長1.89kmのタイトかつテクニカルなターマックステージで、第3戦サファリ・ラリー・ケニア、第4戦クロアチア・ラリーと2連勝し現在ドライバー選手権をリードしている勝田がベストタイムを記録、首位に立ちました。そして勝田と僅か0.4秒差の総合2位には、直近の3戦で表彰台に立っているパヤリがつけ、6番手タイムをアドリアン・フォルモー(ヒョンデ)と分け合ったオジエが総合6位タイに、8番手タイムをティエリー・ヌービル(ヒョンデ)と分け合ったエバンスが総合8位タイに、ソルベルグが総合10位につけました。

また、TGR WRCチャレンジプログラムのドライバーとしてGR Yaris Rally2で出場の山本雄紀は、サポート選手権のWRC2で3位、総合でも12位につけています。

<<ユハ・カンクネン (チーム代表代行)>>
今晩ここグラン・カナリア島で、スタジアムに集まった大勢のファンの皆さんの前でラリーが始まったことを嬉しく思います。もちろん今晩のこのステージは、キャンバーがついて高いグリップが得られ、高速で流れるようなコーナーが続く、このラリーの他のステージとは大きく異なります。道はクロアチアよりもクリーンなので、公平かつ接戦となることを願っています。私たちは昨年ここで良い結果を残すことができましたし、事前のテストも順調に終え、シェイクダウンのタイムも良かったので、すべてが順調に進んでいると思います。私たちのクルマはこのラリーの道に合っているようなので、ドライバー全員が良い走りを見せてくれるでしょう。

<<エルフィン・エバンス (GR YARIS Rally1 33号車)>>
このスーパーSSでラリーをスタートすることができて嬉しく思います。私たちにとっては最高のステージとは言えませんでしたが、ミスが許される余地があまりなかったので、無茶なことはしないように心がけました。シェイクダウンでのフィーリングは全体的に悪くなかったので、これまで通りベストな結果を目指します。このタイプのラリーではいつものように僅差の勝負になると思いますが、面白い戦いになることを期待しています。

<<セバスチャン・オジエ (GR YARIS Rally1 1号車)>>
この最初のステージに多くの観客が集まり、良い雰囲気に包まれたことを嬉しく思います。もちろんコースは非常にツイスティで、これから週末に走るステージとは大きく異なりましたが、良いショーになりました。このラリーは美しくて、楽しめるステージが多く、コンディションもほぼ安定しているので、ここに戻ってくることができて嬉しいです。天候は予測することが難しく、それが現時点での最大の懸念事項ですが、シェイクダウンでのクルマのフィーリングは良かったので、準備は万端です。

<<オリバー・ソルベルグ (GR YARIS Rally1 99号車)>>
このようなステージでこれほど多くの人々が一箇所に集まり、本格的な山岳ステージが始る前にショーを披露できたのは素晴らしいことです。ステージは小さくトリッキーで、完璧な走りだったとは言えませんでしたが、リスクを冒さないように心がけました。このラリーは景色も、人々も、ステージも素晴らしい美しいラリーです。シェイクダウンで最速タイムを出せたのは良かったですし、クロアチアで感じた良い走りのフィーリングを保ち続けたいと思っています。

<<勝田 貴元 (GR YARIS Rally1 18号車)>>
この最初のステージに大勢の人が集まり、このスポーツを見に来てくれたことに心から感謝しますし、自分たちの実力を見てもらうのは重要なことです。コーナーは非常にタイトだったので、あまり楽観的な走りはできませんでしたが、ファンの皆さんに楽しんでもらえたなら嬉しいですし、タイムもなかなか良かったと思います。クルマの調子は良さそうですし、今朝のシェイクダウンではいくつかのことを試してみました。自分の走りに集中し、この週末の美しいステージを楽しみたいと思っています。

<<サミ・パヤリ (GR YARIS Rally1 5号車)>>
走る上ではかなり特殊なステージでした。このクルマのために作られたとは言えませんでしたが、ファンの皆さんにとっては良いショーになったと思います。これから3日間、本格的な戦いが行われるので楽しみです。クリーンで流れるようなコーナーのターマックステージを走行するこのラリーは、私のお気に入りの一つです。各ドライバー間のタイム差は僅差になると思うので、良いタイムを出すためには100%力を出し切る必要がありますが、シェイクダウンでは良いフィーリングを得ることができました。

<<ラリー・イスラス・カナリアス デイ1の結果>>
1 勝田 貴元/アーロン・ジョンストン (トヨタ GR YARIS Rally1) 1m54.2s
2 サミ・パヤリ/マルコ・サルミネン (トヨタ GR YARIS Rally1) +0.4s
3 ロベルト・ダプラ/ルカ・ググリエルメッティ (シュコダ Fabia RS Rally2) +0.8s
4 ダニ・ソルド/カンディド・カレーラ (ヒョンデ i20 N Rally1) +1.0s
5 ジョシュ・マッカーリーン/オーエン・トレーシー (フォード Puma Rally1) +1.2s
6 アドリアン・フォルモー/アレクサンドレ・コリア (ヒョンデ i20 N Rally1) +1.4s
= セバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ランデ (トヨタ GR YARIS Rally1) +1.4s
8 ティエリー・ヌービル/マーティン・ヴィーデガ (ヒョンデ i20 N Rally1) +1.9s
= エルフィン・エバンス/スコット・マーティン (トヨタ GR YARIS Rally1) +1.9s
10 オリバー・ソルベルグ/エリオット・エドモンドソン (トヨタ GR YARIS Rally1) +2.0s
(現地時間4月23日19時30分時点のリザルトです。最新リザルトはwww.wrc.comをご確認下さい。)

<<明日のステージ情報>>
競技2日目となる4月24日(金)のデイ2は、島中心部の2本のステージおよび、西側の1本のステージの合計3本のステージを、サービスパークでのミッドデイサービスを挟んで各2回走行。中心部のステージの大部分は昨年も使われた道ですが、新たに加えられたセクションもあり、西側のステージは昨年と進行方向が逆になります。そして一日の最後には、デイ1のスーパーSS1と同じステージを、スーパーSS8として再走します。7本のステージの合計距離は108.79km。リエゾン(移動区間)も含めた一日の総走行距離は521.16kmが予定されています。

33号車(エルフィン・エバンス、スコット・マーティン)
33号車(エルフィン・エバンス、スコット・マーティン)
1号車(セバスチャン・オジエ、ヴァンサン・ランデ)
1号車(セバスチャン・オジエ、ヴァンサン・ランデ)
99号車(オリバー・ソルベルグ、エリオット・エドモンドソン)
99号車(オリバー・ソルベルグ、エリオット・エドモンドソン)
勝田 貴元
勝田 貴元
5号車(サミ・パヤリ、マルコ・サルミネン)
5号車(サミ・パヤリ、マルコ・サルミネン)
GEN2 山本雄紀、 ジェームス・フルトン
GEN2 山本雄紀、 ジェームス・フルトン

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