4月24日(金)、2026年FIA世界ラリー選手権(WRC)第5戦ラリー・イスラス・カナリアスの競技2日目デイ2が、スペインのカナリア諸島グラン・カナリア島で行なわれ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team(TGR-WRT)のセバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ランデ組(GR YARIS Rally1 1号車)が首位に立ち、オリバー・ソルベルグ/エリオット・エドモンドソン組(99号車)が総合2位に、TGR-WRT2からのエントリーとなるサミ・パヤリ/マルコ・サルミネン組(5号車)が総合3位に、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)が総合4位に、勝田貴元/アーロン・ジョンストン組(18号車)が総合5位につけ、GR YARIS Rally1がトップ5を占めました。
前日の夕方にグラン・カナリア・スタジアムで行なわれたスーパーSSで戦いの火蓋が切って落とされたラリー・イスラス・カナリアスは、金曜日の朝から山岳地帯で一日を通しての本格的な戦いがスタート。3本のステージを、サービスパークでのミッドデイサービスを挟んで各2回走行した後、前日に走ったスーパーSSを再走するスケジュールでしたが、オーガナイザーによって午前中のSS3がキャンセルされたため、合計6本のステージが行なわれました。朝の山岳地帯は気温がかなり下がりましたが、一日を通して好天が続き、ドライコンディションのターマック(舗装路)ステージで熱い戦いが繰り広げられました。
デイ2オープニングのSS2では、前日総合6位タイのオジエが、2番手タイムのソルベルグに0.5秒差のベストタイムを記録し、首位にジャンプアップ。前日首位の勝田は総合2位に、総合2位のパヤリは総合3位に後退しました。オジエはSS4でもベストタイムを記録。一方、勝田は5番手タイムで総合5位に順位を下げ、パヤリが総合2位に、エバンスが総合3位に順位を上げました。
ミッドデイサービスを経て始まった午後の再走ステージは、1本目のSS5でソルベルグがベストタイムをマークし、首位オジエと6.4秒差の総合2位に浮上。パヤリは総合3位に、エバンスは総合4位に後退しました。その後のSS6、7ではオジエが抜群のタイヤマネジメントで連続ベストタイム。タイヤの磨耗にやや苦しんだソルベルグは僅差ながら連続2番手タイムとなり、差は8.6秒に拡大しました。また、SS7では3番手タイムのエバンスが、パヤリを抜き総合3位に順位を上げました。そして、デイ2最後のスーパーSS、SS8では4番手タイムのオジエが、6番手タイムだったソルベルグとの差を8.9秒差に拡げ、首位で一日を終えました。パヤリは勝田とベストタイムを分け合ったことにより、エバンスを抜き総合3位に復帰。総合2位のソルベルグと7秒差、総合4位エバンスとは0.5秒差につけています。また、勝田はエバンスと13.3秒差の総合5位でデイ2を終え、総合6位のダニ・ソルド(ヒョンデ)に対しては、22.3秒のリードを築いています。
サポート選手権であるWRC2では、GR Yaris Rally2で出場のアレハンドロ・カチョン(トヨタ・スペイン)が2位に。TGR WRCチャレンジプログラムの山本雄紀も良い走りを見せ、GR Yaris Rally2勢では3番手となる9位につけています。
<<ユハ・カンクネン (チーム代表代行)>>
私たちにとって非常に良い一日でした。昨年もこのラリーでは強さを発揮していたので、必要とされるクルマのセットアップに関して良いアイディアがありましたし、それが上手く機能しているようです。ドライバーたちも概ね満足しており、ミスもありませんでした。とはいえ、何が起こるかわからないのがラリーなので油断は禁物ですが、現時点では順調に見えます。セブは経験豊富なので、この調子だと彼を打ち負かすのは非常に難しいでしょう。オリバーは経験こそ浅いものの、彼もまたかなり速そうです。エルフィンとサミもそれほど遅れをとっておらず、好調を維持しています。また、貴元も自信さえ感じられるようになれば、速さを発揮できるはずです。明日も彼らにプッシュし続けてもらい、その上で誰がトップに立つか見たいと思います。
<<エルフィン・エバンス (GR YARIS Rally1 33号車)>>
今日はパーフェクトな一日とは言えず、完全には満足できませんでした。このようなレーススタイルのステージは走っていて楽しいのですが、タイヤとクルマのバランスは非常にシビアです。フィーリングは悪くなかったのですが、コーナーへのターンインが少し思い通りに行きませんでした。それでも、日中いくつかセッティングを変更した結果、最後の本格的な山岳ステージではフィーリングもスピードも少し改善されました。これは一日を締めくくる上でポジティブな材料ですし、明日もこの調子を維持できることを願っています。
<<セバスチャン・オジエ (GR YARIS Rally1 1号車)>>
満足できる一日でした。タイム差は非常に僅差ですが、このようなラリーでは当然のことですし、私たちにとっては良い方向に進んでいると思います。朝はクルマのバランスに完全には満足していませんでしたが、タイヤに大きな荷重がかかる、このような道幅が広いサーキットスタイルのステージでは、どのドライバーも多少なりとも苦労していたはずです。しかし、午後にはポジティブな進歩が見られ、クルマのフィーリングがどんどん良くなっていったので、今は満足していますし、明日もこの調子を維持できればと思っています。
<<オリバー・ソルベルグ (GR YARIS Rally1 99号車)>>
良い一日でした。午前中はフィーリングを掴もうとしていたのですが、なかなか上手くいきませんでした。しかしサービスでいくつか変更を加えたところ、より走りやすく感じられるようになり、午後ははるかに良い走りをできるようになりました。セブとコンマ数秒差で競り合えていたので、スピードがあることが分かりとても嬉しいです。クロアチアでの出来事があった後なので、落ち着いてスタートし、良いフィーリングを感じられるかどうか確認しながら、少しずつステップアップしていこうと思っていました。今夜の順位には満足していますし、明日はもう少しプッシュしてみようと思っています。
<<勝田 貴元 (GR YARIS Rally1 18号車)>>
今日は楽な一日ではありませんでした。ステージ自体はとても良かったので、自分としてはもっと楽しめると思っていました。午前中の時点で既に少し苦戦していたのですが、残念ながら午後はさらに悪くなってしまいました。このようなステージで求められる、フロントエンドのグリップを信頼することが難しく、自分が望むほど思い切ったドライビングができなかったため、タイムも伸び悩みました。今のところ厳しい状況ですが、いくつかアイデアはあるので、明日に向けて改善点を見つけられることを願っています。
<<サミ・パヤリ (GR YARIS Rally1 5号車)>>
それほど悪くない一日でした。ステージは走りやすかったのですが、自分のフィーリングは期待していたほど良くなかったように思います。チームメイトたちとの戦いは非常に激しく、午後に少し遅れをとってしまったのは残念です。セットアップにいくつか変更を加えたのですが、すべてが完璧な方向に進んだわけではなく、タイム差がこれほど小さいと、ほんの僅かなことでも差が開いてしまいます。とはいえ、まだそれほど離されてはいないので、このままプッシュし続けるのみです、
<<ラリー・イスラス・カナリアス デイ2の結果>>
1 セバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ランデ (トヨタ GR YARIS Rally1) 54m27.5s
2 オリバー・ソルベルグ/エリオット・エドモンドソン (トヨタ GR YARIS Rally1) +8.9s
3 サミ・パヤリ/マルコ・サルミネン (トヨタ GR YARIS Rally1) +15.9s
4 エルフィン・エバンス/スコット・マーティン (トヨタ GR YARIS Rally1) +16.4s
5 勝田 貴元/アーロン・ジョンストン (トヨタ GR YARIS Rally1) +29.7s
6 ダニ・ソルド/カンディド・カレーラ (ヒョンデ i20 N Rally1) +52.0s
7 アドリアン・フォルモー/アレクサンドレ・コリア (ヒョンデ i20 N Rally1) +54.8s
8 ティエリー・ヌービル/マーティン・ヴィーデガ (ヒョンデ i20 N Rally1) +1m03.6s
9 ジョシュ・マッカーリーン/オーエン・トレーシー (フォード Puma Rally1) +1m41.1s
10 ヨアン・ロッセル/アルノー・デュナン (ランチアYpsilon Rally2 HF Integrale) +1m59.5s
(現地時間4月24日21時10分時点のリザルトです。最新リザルトはwww.wrc.comをご確認下さい。)
<<明日のステージ情報>>
競技3日目となる4月25日(土)のデイ3は、島の北側と南側で3本のステージを、グラン・カナリア・スタジアムでのミッドデイサービスを挟んで各2回走行。そのうち全長28.9kmのSS11およびその再走ステージであるSS14は、今大会最長のステージとなります。6本のステージの合計距離は112.22kmと4日間で最長。リエゾン(移動区間)も含めた一日の総走行距離は523.18kmが予定されています。
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