WRC 第6戦 ラリー・ポルトガル デイ1 伝統のラリー・ポルトガルが古都コインブラで開幕
ソルベルグが初日首位に立ち、オジエは総合3位につける

2026.05.08(金)- 06:30配信

5月7日(木)、2026年FIA世界ラリー選手権(WRC)第6戦ラリー・ポルトガルが、ポルトガル中部の古都コインブラで開幕。デイ1として3本のステージが行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team(TGR-WRT)のオリバー・ソルベルグ/エリオット・エドモンドソン組(GR YARIS Rally1 99号車) が首位に立ち、セバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ランデ組(1号車)が総合3位に、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)が総合5位に、TGR-WRT2からのエントリーとなるサミ・パヤリ/マルコ・サルミネン組(5号車)が総合6位に、勝田貴元/アーロン・ジョンストン組(18号車)が総合8位につけました。

99号車(オリバー・ソルベルグ、エリオット・エドモンドソン)
99号車(オリバー・ソルベルグ、エリオット・エドモンドソン)

WRC第6戦は、ヨーロッパ大陸では今シーズン初となるグラベル(未舗装路)イベントのラリー・ポルトガル。長い歴史と人気を誇るクラシックラリーです。ラリーの中心となるサービスパークは今年もポルトガル北部の大都市、ポルトの近郊「マトジニョス」に置かれ、4日間に渡り競技が行われます。

競技本番前の最後の走行セッションとなるシェイクダウンは、例年よりも一日早い水曜日に行われ、5.72kmのステージでパヤリが2番手タイム、エバンスが5番手タイム、ソルベルグが6番手タイム、勝田が7番手タイム、オジエが11番手タイムを記録。木曜日午後からの戦いに向けて、クルマとドライビングの最終確認を行いました。

ラリーの開始を祝うセレモニアルスタートは、今年もマトジニョスから約130km南に離れた古都コインブラで行われ、その後、北に約70km離れたアヴェイロの近郊でSS1、SS2と2本の本格的なステージを走行しました。午後3時過ぎから始まったSS1は、一部にターマック(舗装路)のセクションを含む15.08kmのグラベルステージ。このSS1では、グラベル路面では不利となる1番手スタートを担ったエバンスがトップと0.1秒差の2番手タイムを、ソルベルグがエバンスと0.1秒差の3番手タイムを記録しました。続く20.24kmのSS2では、ソルベルグがベストタイムを刻み首位に立ちました。また、SS2では3番手タイムのオジエが総合4位にポジションアップ。エバンスは総合5位、3番手スタートのパヤリは総合6位、2番手スタートの勝田は総合8位につけました。

デイ1最後のSS3は、大西洋に面したリゾート地「フィゲイラ・ダ・フォス」でのスーパーSS。市街地に設けられた全長1.93kmのターマックステージでは、4番手タイムのソルベルグが首位を堅持。ベストタイムをエバンスと分け合ったオジエが、ソルベルグと7.2秒差の総合3位に順位を上げ、エバンスはオジエと0.3秒差の総合5位、パヤリは総合6位、勝田は総合8位でデイ1を終えました。

TGR WRCチャレンジプログラムのドライバーとしてGR Yaris Rally2で出場の山本雄紀は、43台ものクルマが競うRally2クラスで、オープニングステージを11番手のタイムで走り切りました。しかし、SS2ではスピンを喫して20秒程度を失いクラス19位に。SS3では7番手タイムをライバルと分け合い、Rally2クラス18位で初日を終えました。

<<ユハ・カンクネン (チーム代表代行)>>
木曜日の午後から本格的なグラベルステージでラリーが始まったのは、興味深いことです。我々としては悪くないスタートを切ることができましたが、各ドライバー間のタイム差は依然として非常に僅差ですし、もちろんラリーはまだ始まったばかりです。今回は、前戦ラリー・イスラス・カナリアスよりもライバルとの戦いがはるかに激しくなるだろうと予想していましたが、今のところその通りになっているようです。ですので、この先も、見ている皆さんにとってエキサイティングなラリーになると思います。

<<エルフィン・エバンス (GR YARIS Rally1 33号車)>>
私たちにとっては、まずまずのスタートでした。出走順トップで走ったにも関わらず、1本目のステージでは私たちよりも後から走ったドライバーたちがそれほど速くなかったことに少し驚きました。2本目のステージでは予想通り路面クリーニングの影響が少しありましたが、全体的な感触としては、過去の同じような状況と比べて悪くなかったですし、タイム差もまだそれほど開いていません。とはいえ、ラリーはまだ始まったばかりなので、明日はどうなるか分かりません。

<<セバスチャン・オジエ (GR YARIS Rally1 1号車)>>
理想的とは言えないスタートでしたが、なんとか大きなタイムロスなく一日を終えることができました。最初のステージでは力を出し切って走ることができず、スピードが出ていないとも感じていました。しかしクルマにいくつか調整を加えたことにより、2本目のステージではより良いフィーリングを得ることができました。ラリーはまだ序盤ですが、明日以降のためにさらに良いフィーリングとペースを見つける必要があります。

<<オリバー・ソルベルグ (GR YARIS Rally1 99号車)>>
グラベルのステージに戻ってくることができて嬉しいですし、木曜日の午後から本格的なステージでラリーが始まったのは興味深いことでした。自分たちにとっては、特に問題のないクリーンなスタートになりました。トップに立つのはいつだって嬉しいですが、まだ差は僅差ですし、これから何日も長い戦いが続きます。毎日が全く異なる展開になるでしょう。明日はタイヤにとって厳しい一日になりそうですし、明日以降天気がどのように影響するのか、様子を見たいと思います。

<<勝田 貴元 (GR YARIS Rally1 18号車)>>
少し奇妙に感じられたラリーのスタートでした。出走順のせいでもっとタイムを失うと予想していたのですが、それほど悪くありませんでした。ただし、今のところあまり良いフィーリングを得られていませんし、明日はさらに長い一日になるので、このままだと簡単にはいかないでしょう。より良いフィーリングを見つけるために、クルマのセッティングを調整する必要があります。まだまだ先は長いですが、今のところ悪くはありません。

<<サミ・パヤリ (GR YARIS Rally1 5号車)>>
ラリーはまだ始まったばかりですが、自分たちにとってはベストなスタートとは言えませんでした。まだ戦いは続いていますが、プレイベントテストやシェイクダウンの時とは少し違い、フィーリングがあまり良くありませんでした。ですから、完全には満足しているわけではありません。明日に向けてクルマのセットアップを少し調整し、自分たちが目指すペースで走れることを願っています。

<<ラリー・ポルトガル デイ1の結果>>
1 オリバー・ソルベルグ/エリオット・エドモンドソン (トヨタ GR YARIS Rally1) 28m00.0s
2 アドリアン・フォルモー/アレクサンドレ・コリア (ヒョンデ i20 N Rally1) +3.4s
3 セバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ランデ (トヨタ GR YARIS Rally1) +7.2s
4 ティエリー・ヌービル/マーティン・ヴィーデガ (ヒョンデ i20 N Rally1) +7.4s
5 エルフィン・エバンス/スコット・マーティン (トヨタ GR YARIS Rally1) +7.5s
6 サミ・パヤリ/マルコ・サルミネン (トヨタ GR YARIS Rally1) +10.7s
7 ダニ・ソルド/カンディド・カレーラ (ヒョンデ i20 N Rally1) +11.7s
8 勝田 貴元/アーロン・ジョンストン (トヨタ GR YARIS Rally1) +15.9s
9 ジョシュ・マッカーリーン/オーエン・トレーシー (フォード Puma Rally1) +23.4s
10 ジョン・アームストロング/シェーン・バーン (フォード Puma Rally1) +24.8s
(現地時間5月7日19時30分時点のリザルトです。最新リザルトはwww.wrc.comをご確認下さい。)

<<明日のステージ情報>>
競技2日目となる5月8日(金)のデイ2は、コインブラの東側エリアで「モルターグア」「アルガニル」「ロウザン」「ゴーイス」という、ラリー・ポルトガルの定番ステージをアルガニルでの20分間のリモートサービスを挟んで走行した後、マトジニョスへと戻ります。そのうち、SS8ゴーイスだけが1回のみの走行となります。7本のステージの合計距離は96.22km。リエゾン(移動区間)も含めた一日の総走行距離は601.28kmが予定されています。

33号車(エルフィン・エバンス、スコット・マーティン)
33号車(エルフィン・エバンス、スコット・マーティン)
1号車(セバスチャン・オジエ、ヴァンサン・ランデ)
1号車(セバスチャン・オジエ、ヴァンサン・ランデ)
99号車(オリバー・ソルベルグ、エリオット・エドモンドソン)
99号車(オリバー・ソルベルグ、エリオット・エドモンドソン)
18号車(勝田 貴元、アーロン・ジョンストン)
18号車(勝田 貴元、アーロン・ジョンストン)
5号車(サミ・パヤリ、マルコ・サルミネン)
5号車(サミ・パヤリ、マルコ・サルミネン)

最新情報はこちら

TOYOTA GAZOO Racing WRTのSNSアカウント
∇Facebook: https://www.facebook.com/TOYOTAGAZOORacingWRC
∇X: https://x.com/TGR_WRC (@TGR_WRC)
∇Instagram: https://www.instagram.com/tgr_wrc/ (@TGR_WRC)
∇YouTube: https://www.youtube.com/@TOYOTAGAZOORacingJPchannel