6月25日(木)、2026年FIA世界ラリー選手権(WRC)第8戦アクロポリス・ラリー・ギリシャが首都アテネの近郊で開幕。デイ1としてスーパーSSが1本行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team(TGR-WRT)のセバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ランデ組(GR YARIS Rally1 1号車)が首位に立ち、勝田貴元/アーロン・ジョンストン組(18号車)が総合2位につけ、TGR-WRT2からのエントリーとなるサミ・パヤリ/マルコ・サルミネン組(5号車)と、オリバー・ソルベルグ/エリオット・エドモンドソン組(99号車) が同タイムで総合4位をシェア。エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)が総合6位につけました。
シーズン後半戦の初戦となるアクロポリス・ラリー・ギリシャは、25日(木)の午前中にルートラキのサービスパークから約8km離れたエリアでシェイクダウンが行われ、グラベル(未舗装路)中心の全長3.34kmのステージでオジエが2番手、ソルベルグが4番手、勝田が5番手、パヤリが6番手、エバンスが10番手のタイムを記録。その後、選手とクルマは東に約100km離れた首都アテネ郊外の「エリニコン・スポーツ・パーク」へと移動。今大会のために設けられたターマック(舗装路)の特設ステージで、午後7時過ぎから2台同時走行のスーパーSSが行なわれました。全長1.56kmのステージではオジエが、2番手タイムの勝田に1秒差をつけるベストタイムで初日首位に。パヤリとソルベルグが、勝田と0.2秒差の4番手タイムを分け合い、ドライバー選手権首位のエバンスは、首位オジエと1.4秒差の6番手タイムで初日を終えました。
その後、クルマはルートラキのサービスパークに戻り、15分間のサービスを受けた後、コリントス港でカーフェリーに乗船しました。今回、木曜日の夜から金曜日の朝にかけてはカーフェリーがパルクフェルメ(車両保管場)に設定されているため、デイ1は船内で終了。フェリーはコリントス湾の対岸に位置し、デイ2の起点となるイテアへと向かいました。
なお、TGR WRCチャレンジプログラムの山本雄紀は、GR Yaris Rally2でオープニングのスーパーSSに臨み、ミスのないクリーンな走りでWRC2カテゴリー14位につけています。
<<ユハ・カンクネン (チーム代表代行)>>
ギリシャに戻り、アクロポリス・ラリーをスタートできたことを嬉しく思います。私自身はこのラリーに14回出場しており、初めて出場したのは40年も前のことですが、ここで勝つためには少し運も必要だと知っています。タイヤマネージメントは常にとても重要ですが、今年も長いステージが連続している上、路面には多くの石が散乱しているため、やはり重要になるでしょう。我々のライバルはこのイベントで常に良い成績を収めているので、今回も接戦となり面白い戦いになるでしょう。明日、我々のクルマは出走順がトップ5で、後からスタートするクルマのために路面をクリーニングしなくてはならないので、特に厳しい一日になるかもしれませんが、チーム全員が全力を尽くしてくれると確信しています。
<<エルフィン・エバンス (GR YARIS Rally1 33号車)>>
今夜アテネで、クリーンな走りでラリーをスタートすることができて良かったです。明日からのステージは路面がかなり乾燥していて岩が多くあるようです。明日は出走順トップで走行するので、その影響を多少は受けると思いますが、ロスを最小限に抑えられるように努めます。特に土曜日のステージは初めて走るので、レッキで新しいペースノートを作るのは大変でしたが、うまくできたと信じていますし、私たちにとって良いイベントになることを願っています。
<<セバスチャン・オジエ (GR YARIS Rally1 1号車)>>
アテネは歴史に彩られた素晴らしい都市です。そこでステージを走ってラリーをスタートし、ファンの皆さんにショーを披露できるのは、いつもながら特別な喜びを感じる瞬間です。本当の戦いは明日から始まります。このラリーではいつものことですが、岩だらけのコースではクルマやタイヤにダメージを負うリスクが非常に高いので、トラブルを避けることが何よりも重要です。再び優勝争いに加われることを願っていますし、良い結果を残せるようにギリシャの神々に祈ります。
<<オリバー・ソルベルグ (GR YARIS Rally1 99号車)>>
アクロポリスは素晴らしいラリーです。ギリシャにはこのスポーツに対する長い歴史と情熱がありますし、今晩クリーンかつスムースなステージでラリーをスタートできたことを嬉しく思います。明日は本格的なサービスの設定がなく、非常に長く過酷な一日になると思うので、クレバーなアプローチが必要です。トラブルなく適切なスピードで走り切ってクリーンな一日を過ごせるように努め、それによって週末に向けて良い順位につけられることを願っています。
<<勝田 貴元 (GR YARIS Rally1 18号車)>>
アテネでこのラリーをスタートし、観客の皆さんにショーをお見せできるのはいつだって嬉しいことです。このラリーは毎年新しいスーパーSSが設けられるので、ドライバーにとっては常に興味深いチャレンジです。クルマのフィーリングは良くシェイクダウンでも全てが順調でした。今年は新しいステージがたくさんあるので、どこがもっとも荒れているのか見極めるのは簡単ではありませんが、トラブルを避けるために最善を尽くさなくてはなりません。
<<サミ・パヤリ (GR YARIS Rally1 5号車)>>
アテネの雰囲気は常に素晴らしいですし、これから長く過酷なラリーが待っていて、このステージが最終結果に大きな影響を与えることはないでしょうが、それでもファンの皆さんにショーをお見せすることができて良かったです。シェイクダウンを終えてクルマは良いフィーリングですが、クルマを無傷で走らせることと、自分たちが発揮可能なスピードのバランスを見つけることが重要になるでしょう
<<アクロポリス・ラリー・ギリシャ デイ1の結果>>
1 セバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ランデ (トヨタ GR YARIS Rally1) 1m38.2s
2 勝田 貴元/アーロン・ジョンストン (トヨタ GR YARIS Rally1) +1.0s
3 ティエリー・ヌービル/マーティン・ヴィーデガ (ヒョンデ i20 N Rally1) +1.1s
4 サミ・パヤリ/マルコ・サルミネン (トヨタ GR YARIS Rally1) +1.2s
= オリバー・ソルベルグ/エリオット・エドモンドソン (トヨタ GR YARIS Rally1) +1.2s
6 エルフィン・エバンス/スコット・マーティン (トヨタ GR YARIS Rally1) +1.4s
7 アドリアン・フォルモー/アレクサンドレ・コリア (ヒョンデ i20 N Rally1) +1.9s
8 ダニ・ソルド/カンディド・カレーラ (ヒョンデ i20 N Rally1) +2.5s
9 ジョン・アームストロング/シェーン・バーン (フォード Puma Rally1) +2.8s
10 ヨアン・ロッセル/アルノー・デュナン (ランチアYpsilon Rally2 HF Integrale) +2.9s
(現地時間6月25日20時00分時点のリザルトです。最新リザルトはwww.wrc.comをご確認下さい。)
<<明日のステージ情報>>
26日(金)のデイ2は、コリントス湾に面したイテアを起点に、中央ギリシャで、リバディアでのリモート・ミッドデイサービスを挟んで6本のステージが行われます。そのうち2回走行するのはSS4/6「スティリ」のみとなり、それ以外の4本のステージは1回しか走行しないため、路面がドライの場合は出走順が早いドライバーたちにとって不利なコンディションとなります。また、デイ2のステージは合計129.22kmと4日間でもっとも長い距離を走行する一日に。リエゾン(移動区間)も含めた一日の総走行距離は450.03kmが予定されています。
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