WRC 第10戦 ラリー・フィンランド デイ1 ユヴァスキュラ市街地でのスーパーSSで競技がスタート
エバンスとオジエがチームのホームタウンで3番手タイムを分け合う

2026.07.31(金)- 06:30配信

7月30日(木)、2026年FIA世界ラリー選手権(WRC)第10戦ラリー・フィンランドが開幕。デイ1としてユヴァスキュラ市街地でスーパーSSが1本行われ、TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team(TGR-WRT)のエルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(GR YARIS Rally1 33号車)が総合3位につけ、セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア組(1号車)はエバンスと同タイムを記録。勝田貴元/アーロン・ジョンストン組(18号車)は総合5位に、TGR-WRT2からエントリーのサミ・パヤリ/マルコ・サルミネン組(5号車)は総合6位に、オリバー・ソルベルグ/エリオット・エドモンドソン組(99号車)は総合7位につけました。

33号車(エルフィン・エバンス、スコット・マーティン)
33号車(エルフィン・エバンス、スコット・マーティン)

WRCきってのハイスピード・グラベル(未舗装路)イベントであるラリー・フィンランドは今年、開催75周年を迎えました。ラリーの中心となるサービスパークは今年もTGR-WRTのホームタウンである中央スオミ県の「ユヴァスキュラ」に置かれ、7月30日の木曜日から8月2日の日曜日まで、4日間にわたり競技が行われます。その初日となる木曜日のデイ1は、まず午前中に連続するジャンプで有名な「リーヒマキ」でシェイクダウンが行われ、全長4.12kmのステージで勝田が1番手、ソルベルグが3番手、エバンスが4番手のタイムをマークしました。また、前戦ラリー・エストニアでWRC初優勝を飾った地元のパヤリは5番手タイムをライバルとシェア。レギュラーのコ・ドライバーであるヴァンサン・ランデがパーソナルな理由により欠場となったため、かつて共に8回の世界王座を獲得した盟友イングラシアと今回久々にコンビを組んだオジエは11番手タイムでした。

その後、ユヴァスキュラの市街地で、伝統のスーパーSS「ハルユ1」が午後7時過ぎからスタート。大勢の観客が見守る中、ターマック(舗装路)とグラベルの両路面を走行する2.58kmのショートステージで、このラリーで2回の優勝経験があるエバンスとオジエが、トップと1.2秒差の3番手タイムをシェア。勝田は5番手、パヤリは6番手、ソルベルグはトップと2.9秒差の7番手のタイムでオープニングステージを走破しました。

サポート選手権のWRC2では、GR Yaris Rally2で出場するTGR WRCチャレンジプログラムの山本雄紀が、トップと1.3秒差の5番手タイムを記録。同じクルマでRally2のRC2クラスに出場する、TGR-WRTチーム代表ヤリ-マティ・ラトバラのタイムを0.1秒上回りました。

<<ユハ・カンクネン (チーム代表代行)>>
ラリー・フィンランドのスタートを迎えるのは、いつだって特別な気分です。現役時代にフィンランド人ドライバーとして出場していた時は特にそうでしたし、この地元チームの一員として参加する今も、その気持ちはほとんど変わりません。ここ数日、街全体が素晴らしい雰囲気に包まれ、多くの応援をいただいています。オープニングステージのハルユもまた素晴らしい雰囲気でしたが、このステージはかなりトリッキーなので、ミスなく走り切ることがドライバーにとって最も重要なことでした。明日からは森の中で接戦が繰り広げられるはずです。我々のドライバーは全員が優勝できるだけのスピードを備えていますが、ライバルたちも激しくプッシュしてくるでしょう。

<<エルフィン・エバンス (GR YARIS Rally1 33号車)>>
いつものように、ここユヴァスキュラでとても温かい歓迎を受けました。非常に素晴らしいイベントですし、このジェネレーションのクルマでこの道を走る最後のチャンスを最大限に活かしたいと思っています。週の初めに雨が降ったので、明日出走順トップでステージに臨む私たちにとって、それが少しでも有利に働くことを期待しています。太陽が顔を出し路面は乾きつつありますが、全力を尽くして戦い、どこまでやれるのか様子を見たいと思います。

<<セバスチャン・オジエ (GR YARIS Rally1 1号車)>>
ここフィンランドの素晴らしい道を走れることを嬉しく思います。そして、市街地で行われたこの最初のステージでもそうでしたが、私たちのチームへの大きな応援に感謝します。ジュリアンが最後にもう一度一緒に走ってくれることになって嬉しいですし、彼が急なオファーを受けてくれたことに感謝します。ヴァンサンと彼の家族のことも思いながら、ベストを尽くします。クルマは素晴らしいので、走りを楽しみたいと思います。

<<オリバー・ソルベルグ (GR YARIS Rally1 99号車)>>
TGR-WRTのドライバーとして出場する初めてのラリー・フィンランドですが、雰囲気は最高です。ハルユのステージではいくつかミスをしてしまい、ミックス路面でのフィーリングもあまり良くありませんでしたが、明日の朝はしっかりと目を覚まし、全開でプッシュする準備をしなければなりません。クルマの感触は良く新しいステージも多くあるので、そのことがこのクルマで出場するこのラリーでの経験不足を補ってくれるはずです。

<<勝田 貴元 (GR YARIS Rally1 18号車)>>
ハルユのステージでラリー・フィンランドをスタートするのは、いつだって本当に嬉しいことです。自分にとっては故郷のように感じられる町ですし、友人を含む大勢の人が集まってきてくれています。フィンランドのファンの皆さんが自分とチームを力強く応援してくれることは、このラリーでこれまで以上の結果を目指す大きなモチベーションとエネルギーになっています。簡単ではないとは思いますが、フィーリングは良いのでベストを尽くします。

<<サミ・パヤリ (GR YARIS Rally1 5号車)>>
ファンの皆さんの素晴らしい歓迎を受けて走る、ラリー・フィンランドのこの最初のステージは非常に特別なものです。今週、既にこれほど多くの人々が自分たちを応援してくれているのを見て、本当に素晴らしい気分です。ハルユは非常にトリッキーなステージでもあり、良いタイムを出そうと努力したのですが、簡単ではありませんでした。重要なのは、問題なくステージを走り切り、明日に向けて準備が整ったことです。優勝争いに加わることができると思っているので、全力で戦います。

<<ラリー・フィンランド デイ1の結果>>
1 アドリアン・フォルモー/アレクサンドレ・コリア (ヒョンデ i20 N Rally1) 2m06.7s
2 ティエリー・ヌービル/マーティン・ヴィーデガ (ヒョンデ i20 N Rally1) +1.1s
3 エルフィン・エバンス/スコット・マーティン (トヨタ GR YARIS Rally1) +1.2s
4 セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシア (トヨタ GR YARIS Rally1) +1.2s
5 勝田 貴元/アーロン・ジョンストン (トヨタ GR YARIS Rally1) +1.8s
6 サミ・パヤリ/マルコ・サルミネン (トヨタ GR YARIS Rally1) +1.9s
7 オリバー・ソルベルグ/エリオット・エドモンドソン (トヨタ GR YARIS Rally1) +2.9s
8 エサペッカ・ラッピ/エンニ・マルコネン (ヒョンデ i20 N Rally1) +3.0s
9 ジョン・アームストロング/シェーン・バーン (フォード Puma Rally1) +3.3s
10 ロバート・ヴィルヴェス/ヤッコ・ヴィッロ (シュコダ Fabia RS Rally2) +4.1s
(現地時間7月30日21時30分時点のリザルトです。最新リザルトはwww.wrc.comをご確認下さい。)

<<明日のステージ情報>>
競技2日目となる7月31日(金)のデイ2は、いよいよ森林地帯で一日を通しての本格的な戦いがスタート。サービスパークの北側から東側にかけてのエリアで、4本のステージをミッドデイサービスを挟んで各2回走ります。そのうちSS4/8「シュダンマー」と、SS5/9「ホホ」はニューステージとなります。さらに、一日の最後にはユヴァスキュラの市街地でスーパーSS「ハルユ2」を走行。9本のステージの合計距離は127.72kmと4日間で最も長く、リエゾン(移動区間)を含めた一日の総走行距離は497.93kmとなります。

33号車(エルフィン・エバンス、スコット・マーティン)
33号車(エルフィン・エバンス、スコット・マーティン)
1号車(セバスチャン・オジエ、ジュリアン・イングラシア)
1号車(セバスチャン・オジエ、ジュリアン・イングラシア)
99号車(オリバー・ソルベルグ、エリオット・エドモンドソン)
99号車(オリバー・ソルベルグ、エリオット・エドモンドソン)
18号車(勝田 貴元、アーロン・ジョンストン)
18号車(勝田 貴元、アーロン・ジョンストン)
5号車(サミ・パヤリ、マルコ・サルミネン)
5号車(サミ・パヤリ、マルコ・サルミネン)

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