- Round1
- スーパー耐久 第1戦 もてぎ
プレビュー
スーパー耐久 2016年 第1戦 もてぎ 5時間レース
S耐開幕戦もてぎに、63台が集結。2016年、日本最高峰の“ハコ”レースが開幕!
開幕戦の注目ポイント
量産車をベースに改造を施したマシンによる耐久レースシリーズ「スーパー耐久」。各クラスで車種バリエーションが幅広いのも、日本の“ハコ”レースの最高峰と言われる所以の一つだが、2016年はよりパワーアップを遂げている。年間エントリーリストを見ると、全クラス(ST-X/ST-1/ST-2/ST-3/ST-4/ST-5)にエントリーがある上に、各クラスにはニューモデルも数多く登場している。
S耐の中で激戦区と呼ばれ「TOYOTA Team TOM'S SPIRIT 86」が参戦するST-4は、86のエントリーが増加。兄弟車のBRZを含めると10台とクラスの半分近くを占めるほどだ。また、木下隆之選手や脇坂寿一選手などTOYOTA GAZOO Racingに関わりのあるドライバーの参戦も多く、彼らの戦いも注目である。
TOM‘S SPIRIT
昨年から井口卓人/松井孝允/蒲生尚弥の「若手トリオ」での参戦となり、3回の表彰台を獲得したものの、様々なトラブルやアクシデントによりチームタイトルを獲得することができなかった。2016年はドライバー以外にも影山正彦監督以下チームスタッフを含めて体制の変更はないが、マシンは新車を投入。目標はチームタイトル獲得はもちろんだが、それだけはなくパイロットチームとして、今後のための新アイテム開発なども担うそうだ。
3/6にツインリンクもてぎでS耐公式テストが開催されたが、チームはそこには参戦せず、3月中旬に富士スピードウェイでプライベートテストを実施。カラ―リングが施されていないまっさらなボディかつ暫定のアイテム装着のマシンは、今回はほぼシェイクダウンと言う状況にも関わらずタイムやフィーリングも良好で、ドライバーの評価も非常に高かった。しかし、86で参戦するライバルチームのレベルアップも大きいと予想しており、今回のテストの結果を踏まえ、更なる改善と調整を行ない、4/2の開幕戦に挑む。
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井口 卓人:トヨタ86デビュー時からS耐に参戦、スーパーGTや86/BRZレースではスバルBRZを駆る、日本で唯一の「86/BRZ使い」。
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松井 孝允:昨年からの加入だが、S耐では過去にST4クラスチャンピオンも獲得。スーパーGTにも86で参戦しており、昨年初優勝を獲得。
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蒲生 尚弥:S耐以外でも86での参戦が多く、2014年ニュル24時間ではクラス優勝、86/BRZレースでは常に上位を争っている。2015年からはスーパーGTにも参戦中。
多彩な参戦車両
S耐はFIA-GT3マシンから1.5L以下のコンパクトハッチ(ST-5)まで複数のクラス混合で争われることから、他のレースと比較しても車種バリエーションが非常に幅広い。年間エントリーリストを見ると、ST-Xにはマクラーレン650Sやフェラーリ488、ST-3は昨年の最終戦から登場のG’s マークX、ST-5はNDロードスターなどが参戦。その他のクラスも、新型車をベースとしたマシンの参戦も多くなっているのも、最近のS耐の特徴と言えるだろう。
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No.8 SLS AMG GT3
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No.24 NISSAN GT-R NISMO GT3
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No.777 Porsche 911 GT3 Cup
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No.59 WRX STI
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No.62 LEXUS RC350
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No.68 TOYOTA G’s MarkX
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No.52 TOYOTA 86
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No.111 Sportster GT/R
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No.17 MAZDA DEMIO Diesel Turbo
INFORMATION
開催日程 |
4月2日(土)14:00~16:45 公式予選 4月3日(日)12:15~17:15 決勝レース |
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開催場所 |
サーキット:ツインリンクもてぎ 住所 〒321-3597 栃木県芳賀郡茂木町桧山120−1 TEL:0285-64-000 URL:http://www.twinring.jp/ |