2011年のニュルブルクリンクVLN9で発売前の86がレースデビュー。
渦巻き模様のカモフラージュカラーで注目を集めました。
ニュルブルクリンクがモータースポーツファンの間で「聖地」と呼ばれるのは、24時間レースやF1、モトGPなどの伝統あるレースの開催地であるほか、世界中の自動車メーカー各社が、スポーツモデルを中心に様々な開発車両をテスト走行させるコースとして使用されていることも大きな要因の一つです。
約20kmある北コースは、コーナー数、高低差など世界一過酷なコースと呼んでも過言ではありません。ロングディスタンスを走るための耐久性、低速や高速などバリエーションに富んだコーナーを的確にパスできる足回り、刻一刻と変化する路面状況への対応など、クルマには実に多くの負荷がかかります。コースを何度も何度も走らせながら、自動車メーカーは「世界中の様々な道を安心して走ることができるか」をテストしているのです。
誰もが憧れる各メーカーの名車の品質を高めたテストコース＝ニュルですから、ファンが「聖地」と呼ぶのも納得です。
