2014年は6月21日~22日にかけて行われるニュル24時間レース。決勝は2日間に渡り行われますが、その前後、約1週間はレースウィークと呼ばれ、ニュル周辺はまさにお祭り状態に!大会期間中はサーキットの他、周辺の遊園地やミュージアムショップに世界中のモータースポーツファンが詰めかけ、ナントその数20万人以上! 年に一度のお祭りをみんなで楽しもうと現地はかなりの熱気に包まれます。
サーキットでの観戦ポイントや観戦スタイルも人それぞれ。グランプリコース側で近代サーキットの雰囲気を味わいながら観戦する人もいれば、緑豊かな北コースの好きなコーナー近くに陣取ってお気に入りのチームに声援を送る人も。北コースでは自分でテントを設営して、アウトドア気分で長時間の観戦に備えるファンも多く、様々なスタイルでの観戦が可能なのだ。昼間はドイツビールを片手に、あちらこちらでBBQ。ドライバーが肉の匂いを感じるほど。夜は大音量の音楽が流れ、クラブ状態!!日本では考えられない観戦スタイル。これもニュルならではの楽しみ方です。
ちなみに北コースの名物が路面などに描かれた落書き。これはレースの合間に、フェンスを乗り越えてコースへ入り「聖地」ニュルに来た記念や応援メッセージをファンやチーム関係者が書いたもの。なかば伝統として黙認されているので、警備員もおとがめなし。
世界一過酷なサーキットでありながら、自由なスタイルで観戦できるのも、ファンに愛されている理由の一つに違いない。