TRDラリーチャレンジ Rd2 in 信州中川レポート

熱戦繰り広げる信州中川ラウンド。63台ものラリー車が春の中川村に集う!

2015.04.27 TRDラリーチャレンジ2015

「日本で最も美しい村」でのラリーに感動

2015年4月26日、雄大な日本アルプスを拝む長野県中川村においてTRDラリーチャレンジ in 信州中川が行われた。TRDラリーチャレンジカップin唐津から二週間と短い間隔での開催となったが、TRDラリーチャレンジ本戦としては第1戦となることもあり、63台ものエントリーを集める盛り上がりを見せた。
今回初開催の舞台となった中川村は「日本で最も美しい村連合」に加入するなど、昔ながらの情景を大事にした美しい景観が広がる。特に山頂からの眺めは絶景で、その美しさにレキ(コース下見)を終えた参加者からは感動の声が多く聞かれた。

  • レキ中、至る所から絶景が広がる。
    レキ中、至る所から絶景が広がる。
  • 花桃が爽やかな春を感じさせる中川村には、多くの観光客が訪れていた。
    花桃が爽やかな春を感じさせる中川村には、多くの観光客が訪れていた。

どんどん上昇する気温に体力を奪われる

中川村にそびえる陣馬形山をメインステージとした本戦は、麓の牧ヶ原文化公園をスタートし山頂まで駆け上がる道中に3箇所のSS(スペシャルステージ)が設定された。この行程を2周し、計6本のSSで争われることとなる。狭い車幅やキツい上り坂でのギア選択、路面脇の崖や側溝など攻略すべきポイントは多く、コ・ドライバーとのペースノート作りの重要性が再認識された。短いながらも難易度の高いSS2や、4.13kmの上りとなるSS3など、コンパクトながらチャレンジングなラリーとなる。また、4月にしては強い陽射しが照りつけ、クルーの視覚や体力を奪っていった。

  • TRDラリーチャレンジカラーが華やかなアクア ラリーカーがオフィシャルカーとして走行した。
    TRDラリーチャレンジカラーが華やかなアクア ラリーカーがオフィシャルカーとして走行した。
  • 注意が必要なポイントには「トリプルコーション」が置かれ、参加者へ注意を促す。
    注意が必要なポイントには「トリプルコーション」が置かれ、参加者へ注意を促す。

牟田選手の独走を止めるのは誰だ!?

エキスパート86クラスとなるE-2クラスには12台もの車両が参戦。初戦・唐津において強烈な印象を残した牟田周平選手/星野元選手の走りに注目が集まることとなる。同クラスからは元ジムカーナチャンプの田原憲選手がドライバーとして参戦し必至に追いすがるが、牟田/星野組が圧倒的な速さを見せつけての優勝となった。
C-3クラスには6台の86がエントリー。種治/安田組と青山/槇野組がSS毎に勝敗を分ける好バトルを展開したが、SS6において種治/安田組が大幅にタイムアップを果たし、見事クラス優勝を飾った。
1500ccヴィッツのエキスパートクラスとなるE-1クラスでは、前戦優勝の片山/熊倉選手と小山/水谷組の激戦が繰り広げられた。昨年86で参戦した小山選手は初めてのヴィッツでの参戦ながら、ラリーやサーキットで培った経験を活かし、見事クラス優勝を果たした。

  • 2戦連続優勝を飾った牟田選手だったが、ラリー後のインタビューでは反省点から悔しそうな表情を見せていた。
    2戦連続優勝を飾った牟田選手だったが、ラリー後のインタビューでは反省点から悔しそうな表情を見せていた。
  • 86からヴィッツにスイッチして参戦した小山/水谷選手。水谷選手は初めてのコ・ドライバー体験ながら、見事優勝!
    86からヴィッツにスイッチして参戦した小山/水谷選手。水谷選手は初めてのコ・ドライバー体験ながら、見事優勝!

更に激しさを増すE-3クラスの争いを制したのは?

激戦のE-3クラスには15台のトヨタ車が参戦した。ヴィッツのみならずセリカやレビン等が参戦し最もバラエティに富んだ当クラスでは、過去にラリーチャレンジでの優勝経験があり今年は全日本ラリー選手権にチャレンジする横澤/永渕組がMR-Sで参戦。後輪駆動のMR-Sならではの豪快な走りを披露し、見事優勝した。
今回最多の17台ものエントリーを集めたC-2クラスでは、唐津戦での勝利で弾みをつけた天野/森組が全SSにおいてクラストップタイムを記録。文句なしの勝利に笑顔がこぼれた。
C-1クラスの1000ccヴィッツには難しいコースとなったが、take/新井組がヴィッツでの豊富なラリーの経験を活かし、若手のホープ、冨本/渋谷組を抑えての優勝を飾った。

  • 全日本ラリー選手権で優勝を目指す横澤選手。MR-Sのアツい走りに、ギャラリーからは歓声が起こった。
    全日本ラリー選手権で優勝を目指す横澤選手。MR-Sのアツい走りに、ギャラリーからは歓声が起こった。
  • 北陸新幹線E7系をイメージしたというtake/新井組のヴィッツ。表彰式ではお互いを嫌いだと冗談を言い合い笑いを誘った。
    北陸新幹線E7系をイメージしたというtake/新井組のヴィッツ。表彰式ではお互いを嫌いだと冗談を言い合い笑いを誘った。

ラリーを楽しんだGAZOO Racingチーム

今回もGAZOO Racingからは2チームがエントリー。
「TGRアカデミー86」では、先の唐津戦にコ・ドライバーで出場した小林剛選手が勝又義信選手とタッグを組みドライバーに挑戦した。緊張しながらも冗談を言い合い笑顔を見せるさまはTRDラリーチャレンジならではの空気感だろうか。「TGRヴィッツCVT」での参戦となるのは、モータースポーツ初挑戦となる岡本賢司選手。慣れないレーシングスーツに照れながらも、どこか誇らしげな表情を見せていた。コ・ドライバーを務めたのは、全日本ラリー選手権で大活躍中の足立さやか選手。
初のラリー体験を終えた岡本選手は「優秀なコ・ドライバーさんがいると視界ゼロでも走れるという話は本当だと思いました。初心者の私にも分かりやすい言葉で的確に情報を伝えてくれる。足立選手のおかげで気持よく走れました。本当に楽しかったです」と満足気だった。2チームともラリーを満喫した様子だった。

  • 今回はドライバーでの参戦となった小林選手。激戦のE-2クラスで健闘した。
    今回はドライバーでの参戦となった小林選手。激戦のE-2クラスで健闘した。
  • 全くの初心者となる岡本選手だったが、足立選手のリードで安心してラリーを楽しんでいた。
    全くの初心者となる岡本選手だったが、足立選手のリードで安心してラリーを楽しんでいた。

クラス別順位結果(上位3クルー)

class - E-2
1位 ドライバー/コ・ドライバー
牟田 周平/星野 元
トヨタ 86
2位 ドライバー/コ・ドライバー
田原 憲/鵜飼 洋一
トヨタ 86
3位 ドライバー/コ・ドライバー
山口 忍/坂田 智子
トヨタ 86
class - C-3
1位 ドライバー/コ・ドライバー
種治 芳尚/保田 直樹
トヨタ 86
2位 ドライバー/コ・ドライバー
青山 寛/槇野 貴文
トヨタ 86
3位 ドライバー/コ・ドライバー
若松 仁/新田 悟
トヨタ 86
class - E-3
1位 ドライバー/コ・ドライバー
横澤 進治/永渕 直大
トヨタ MR-S
2位 ドライバー/コ・ドライバー
野村 長/瀬川 勉
トヨタ ヴィッツ
3位 ドライバー/コ・ドライバー
加藤 英祐/塩田 卓史
トヨタ カローラレビン
class - E-1
1位 ドライバー/コ・ドライバー
小山 昌子/水谷 大介
トヨタ ヴィッツ
2位 ドライバー/コ・ドライバー
片山 義章/熊倉 健太
トヨタ ヴィッツ
3位 ドライバー/コ・ドライバー
行徳 聡/吉澤 慎司
トヨタ ヴィッツ
class - C-2
1位 ドライバー/コ・ドライバー
天野 浩明/森 凌
トヨタ ヴィッツ
2位 ドライバー/コ・ドライバー
浜 清志/麻田 学
トヨタ ヴィッツ
3位 ドライバー/コ・ドライバー
白洲 剛/美馬 純一
トヨタ ヴィッツ
class - C-1
1位 ドライバー/コ・ドライバー
take/新井 祐一
トヨタ ヴィッツ
2位 ドライバー/コ・ドライバー
冨本 諒/渋谷 叶
トヨタ ヴィッツ
3位 ドライバー/コ・ドライバー
丸山 剛史/中村 庸介
トヨタ ヴィッツ

TRDラリーチャレンジのクラス区分はこちらを参照ください。