2015年のニュル24時間レースの決勝は、昨年よりも約1ヶ月早い5月16~17日に開催されます。昨年は比較的天候が安定していましたが、ニュル特有の時々刻々と代わる天候はどのチームに微笑み、どのチームに試練を与えるのでしょうか?
今年のエントリー台数は昨年とほぼ同じく160台。その中でも総合優勝争いを繰り広げるSP9-GT3は31台と最多のエントリー数となります。このクラスでは日産GT-Rが日本勢で唯一参戦していますが、今年はアウディは新型R8 LMSを投入、新たにベントレーコンチネンタルGT3の参戦もあり、混戦のなか総合優勝をかけて戦います。
TOYOTA GAZOO RacingのLEXUS LFA Code Xが参戦するSP-PROは3台のマシンがエントリーしています。SP9 GT3と戦えるポテンシャルを備えているので、総合順位も要チェックです。
また、今年で8年目の参戦となるスバル&STIは、2011/2012年以来遠ざかっているSP3Tクラス優勝を目指し、昨年モデルに比べて大幅バージョンアップが行なわれたWRX STIで参戦します。ちなみにTOYOTA GAZOO RacingのLEXUS RCも同クラスに参戦しており、同じSP3Tクラスで戦う日本勢の活躍にも注目してください。
世界で最も“過酷”と言われるニュルブルクリンクで開催される、24時間の“極限”のレース。すべてのマシン、すべてのドライバー、すべてのメカニック、すべてのサポートにとっての厳しい戦いが間もなくスタートします!