2015年、開発中の次世代スポーツカーで戦う!

2015.05.11 Nürburgring 24hot tips

TOYOTA GAZOO Racingのニュル24時間参戦の原点は「もっといいクルマ作り」。これまで発売前のLF-A(後のLFA)やFT-86(後の86)が開発テストとして参戦を行なってきました。今年は昨年デビューした「LFA Code X」と、今年から新たに投入した「RC」の2台が参戦します。

LEXUS LFA Code XはLFAの名を冠していますが、中身は全て現在開発中のメカニズムで構成されています。昨年のニュル24時間はデビュー戦ながらも総合11位(SP-PROクラス優勝)を獲得しましたが、まだ改良の余地は多く、ポテンシャルをさらに引き出すことが必要でした。そのため、今年は昨年のモデルの経験や反省をフィードバックさせ、ボディを含め全てをアップデートしています。

LEXUS RCは新しいクルマに搭載予定の新エンジンを搭載したテストマシンです。見た目は市販されているRCの姿ですが、市販モデルとは異なる「次世代2.0L直噴ターボ」を始めとする新しいメカニズムを搭載しています。ちなみにこのRCに搭載されるメカニズムはレース用のチューニングは行なっていません。つまり、市販車へ技術を反映することを見据えた、エンジンの24時間実戦耐久テストでもあるのです。

この2台のスポーツカーによるTOYOTA GAZOO Racingのニュル24時間の挑戦の答えは、何年か後に明らかになるはずです。「あの時のニュル24時間の挑戦は、このためだったんだ!!」と。