全日本ラリー選手権 第43回M.C.S.C.ラリーハイランドマスターズ 開催
2015年全日本ラリー選手権は残り2戦となり、第8戦ラリーハイランドマスターズが、10月16日(金)~18日(日)に岐阜県高山市を舞台に開催される。今年で43回目の開催を迎えるこの大会は、全日本ラリー選手権のなかで最も長い歴史を誇る伝統の1戦だ。かつては、速さとともにマシンの耐久性が求められる過酷なグラベル(未舗装路)ラリーとして知られていたが、2008年以降はターマック(舗装路)に変更され、0.1秒を争うスプリント要素の強いラリーとして開催されている。会場周辺は標高が高いため、ターボ車などエンジンの負荷も大きく、マシンの出来も勝敗の鍵となる。
今回、ハイランドマスターズに名物スペシャルステージ(タイムアタック区間。以下SS)が復活した。ラリー初日の17日(土)に設定された“青屋下り”は、グラベル時代に「カーブレイクラリー」と呼ばれたこのラリーを象徴する難ステージとして知られていた。数多くの名勝負が繰り広げられた“青屋”が、路面が変わりターマックSSとして復活。かつての難所がスプリントラリーとなったいま、勝敗にどう影響するかが注目される。一方、昨年も使われた“駄吉上り”、“無数河”はいずれもブラインドコーナーが続くテクニカルな林間コース。コケやグレーチングも多く、ドライバーとコ・ドライバーのコンビネーションが重要なポイントとなるだろう。
ギャラリーステージは、ひだ舟山スノーリゾート「アルコピア」で17日(土)と18日(日)に2回ずつ行われる。また、同会場にはラリーパークが開設され、ラリー関連企業のブースが出展される予定だ。ラリーカーのフォトセッションコーナーでは、ラリーに出場しているお気に入りの選手やラリーカーを撮影できるイベントが予定されている。
タイトル争いが佳境に入ったこの第8戦では、すでにチャンピオンが確定したJN6クラスとJN3クラス以外のクラスで、激戦が展開されることが予想される。このラリーでタイトルを決めることができるのか、それとも最終戦に持ち越しとなるのか、注目の1戦となりそうだ。
※SS距離は変更となる場合があります。
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- セレモニアルスタートは17日(土)の10時から、高山市郊外の道の駅「モンデウス飛騨位山」で行われる予定だ。
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- ひだ舟山スノーリゾート「アルコピア」では、ギャラリーステージのほかにラリーパークが設けられ、ラリーカーのフォトセッションも行われる。
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