TRDラリーチャレンジ Rd3 in 須坂レポート

今季初のグラベルコースを攻める!立ち上る砂煙の先で勝利を掴むのは誰だ!?

2015.04.13 TRDラリーチャレンジ2015

晴天の菅平に61台のラリーカーが集結

6月14日、長野県須坂市エリアにおいてTRDラリーチャレンジin須坂が開催された。前戦信州中川ラウンドに続いて60台オーバーとなるエントリーを集めた須坂ラウンドは、大谷不動線でのターマック(舗装路)ステージ4本と、今季初のグラベル(未舗装路)となるスポーツランド信州でのステージ2本で構成された総走行距離120kmのラリーとなる。梅雨入りで雨も心配されたが、現地は早朝から汗ばむほどの陽気となり、日差しや熱との戦いとなった。

  • 2015年も盛り上がりを見せるTRDラリーチャレンジ。初参加や女性のエントラントも増えている。
    2015年も盛り上がりを見せるTRDラリーチャレンジ。初参加や女性のエントラントも増えている。
  • 雨知らずの菅平ラウンド。強い日差しが徐々に参加者の体力を奪う。
    雨知らずの菅平ラウンド。強い日差しが徐々に参加者の体力を奪う。

往年の名コース「スポーツランド信州」を攻める!

林道コースとなる大谷不動線ステージは、ラインを外すと滑りやすくなる路面コンディションと狭い道幅、そしてガードレールのない箇所から見える崖への恐怖心に打ち勝つことができるかがポイントとなる。
グラベルステージとなるスポーツランド信州は硬質な路面が特徴的なステージとなり、滑りやすい路面に加えアップダウンの激しいチャレンジングなコースとなる。特に、見せ場となるギャラリーエリアは斜度のきついロングコーナー。コーナー全体の形状がすり鉢状になっており、ライン取りやアクセルコントロールなど難易度が高く、ギャラリーコーナーとはいえ慎重な走りが求められる。

  • お馴染みとなった大谷不動線ステージ。崖を意識せざるを得ないレイアウトとなる。
    お馴染みとなった大谷不動線ステージ。崖を意識せざるを得ないレイアウトとなる。
  • E-3クラスに2台のアクアが参戦。砂埃を上げながらも静かに駆け抜ける様に歓声が上がった。
    E-3クラスに2台のアクアが参戦。砂埃を上げながらも静かに駆け抜ける様に歓声が上がった。

混戦必至のE-2クラスのアツい戦い

E-2クラスには13台もの86が参戦。連勝を続ける牟田周平選手/星野元選手の独走を誰が止めるかが注目されたが、前戦で光る走りを見せた田原憲選手がSS1からトップタイムを記録。序盤からいまいち乗り切れない牟田選手に対し着実にアドバンテージを広げ、念願の初優勝を飾った。また、2位にはC-3クラスからステップアップした角谷豪也/秋田典昭組が入るなど、健闘を見せた。
C-3クラスには7台の86がエントリー。勢いにのる種治芳尚選手がターマックステージでクラスベストタイムを連発し、14秒のマージンを持ったまま優勝。前戦出場できず悔しい思いをしたコ・ドライバーの坂井理紗選手とともに表彰台に登った。
14台のトヨタ車が参戦したE-3クラスは本戦も加藤英祐/塩田卓史組と松嶌裕貴/赤木弥生組の一騎打ちとなり、セクション1ではコンマ数秒の戦いが続いた。しかし、グラベルセクションにおいて加藤/塩田組が全体ベストに迫る好タイムを記録。見事優勝を決めた。

  • 元ジムカーナチャンプの田原選手は、初のグラベル走行ながら見事に86をコントロールしてみせた。
    元ジムカーナチャンプの田原選手は、初のグラベル走行ながら見事に86をコントロールしてみせた。
  • 「コ・ドライバーのためにも表彰台を…」と語った種治選手。見事約束を果たした。
    「コ・ドライバーのためにも表彰台を…」と語った種治選手。見事約束を果たした。

86勢に割って入る1000ccヴィッツの底力

1500ccヴィッツのエキスパートクラスとなるE-1クラスには、本大会の前身となる「TRDヴィッツチャレンジ」から参戦を続ける松岡淳/清水慶治組が参戦。ベテランヴィッツ遣いの技を見せつけ、20秒以上の圧倒的タイムでクラス優勝を果たした。
C-2クラスでは、ベテランの浜清志/麻田学組や、今シーズン、ランサーからヴィッツに乗り換えた昆徹/須藤ゆか組が奮闘。浜組が勝利を飾り、天野浩明/森凌組の連勝にストップをかけた。
1000ccヴィッツのC-1クラスでは、ベース車を5万円で買ったという恩田倫明/原田寛之組のヴィッツが好走。森田浩平/北村信組と激しいバトルを展開したが、SS5のグラベルでリードを広げ、見事勝利を手にした。
また、前戦優勝のtake選手がSS6においてエキスパート86(E-2クラス)に割って入るタイムを記録し、会場を大いに沸かせた。

  • 参戦すれば上位に必ず食い込む松岡選手。ヴィッツ乗りとしてトップクラスの走りを披露した。
    参戦すれば上位に必ず食い込む松岡選手。ヴィッツ乗りとしてトップクラスの走りを披露した。
  • 86勢に食い込む走りを見せたtake選手など、1000ccヴィッツの走りも侮れない。
    86勢に食い込む走りを見せたtake選手など、1000ccヴィッツの走りも侮れない。

ドライバーの視点からラリーを感じる

今回TOYOTA GAZOO Racingからは「TGRアカデミー86」1台がエントリー。
この86をドライブするのは、全日本ラリー選手権に参戦するTOYOTA GAZOO Racingチームのメカニック・チーフを務める豊岡選手。走行会等でサーキットを攻める経験はあるものの、ラリー等の競技に出るのは今回が初体験となる。コ・ドライバーは、先日の全日本ラリー選手権第3戦「若狭ラリー2015」で見事優勝した足立さやか選手。スタート前には緊張した面持ちの豊岡選手だったが、足立選手と走行前の準備を進めるうちに笑顔を覗かせるようになっていった。
6本のSSを無事走り終えた豊岡選手は「不甲斐ない結果で…正直、もっとやれたという気持ちが強いです。でも、足立選手のお陰でラリーを存分に楽しめました!もしまた走る機会があれば、今度こそ上位を狙いたいですね」と晴れやかな表情でリベンジを誓った。

  • 足立さやか選手の的確で丁寧なアドバイスに、豊岡選手の表情も柔らかくなっていった。
    足立さやか選手の的確で丁寧なアドバイスに、豊岡選手の表情も柔らかくなっていった。
  • ドライバーとして初のラリー体験をした一日。メカニックとしても得るものは大きかったようだ。
    ドライバーとして初のラリー体験をした一日。メカニックとしても得るものは大きかったようだ。

クラス別順位結果(上位3クルー)

class - E-2
1位 ドライバー/コ・ドライバー
田原 憲/本城 祐太朗
トヨタ 86
2位 ドライバー/コ・ドライバー
角谷 豪也/秋田 典昭
トヨタ 86
3位 ドライバー/コ・ドライバー
牟田 周平/星野 元
トヨタ 86
class - C-3
1位 ドライバー/コ・ドライバー
種治 芳尚/坂井 理紗
トヨタ 86
2位 ドライバー/コ・ドライバー
山地 浩生/鵜飼 洋一
トヨタ 86
3位 ドライバー/コ・ドライバー
高橋 康之/三輪 静秋
トヨタ 86
class - E-3
1位 ドライバー/コ・ドライバー
加藤 英祐/塩田 卓史
トヨタ カローラレビン
2位 ドライバー/コ・ドライバー
松嶌 裕貴/赤木 弥生
トヨタ ヴィッツ
3位 ドライバー/コ・ドライバー
松木 秀樹/桜井 克之
トヨタ ヴィッツ
class - E-1
1位 ドライバー/コ・ドライバー
松岡 淳/清水 慶治
トヨタ ヴィッツ
2位 ドライバー/コ・ドライバー
小山 昌子/水谷 大介
トヨタ ヴィッツ
3位 ドライバー/コ・ドライバー
行徳 聡/吉澤 慎司
トヨタ ヴィッツ
class - C-2
1位 ドライバー/コ・ドライバー
浜 清志/麻田 学
トヨタ ヴィッツ
2位 ドライバー/コ・ドライバー
昆 徹/須藤 ゆか
トヨタ ヴィッツ
3位 ドライバー/コ・ドライバー
岩城 昇/山田 政樹
トヨタ ヴィッツ
class - C-1
1位 ドライバー/コ・ドライバー
恩田 倫明/原田 寛之
トヨタ ヴィッツ
2位 ドライバー/コ・ドライバー
森田 浩平/北村 信
トヨタ ヴィッツ
3位 ドライバー/コ・ドライバー
丸山 剛史/中村 庸介
トヨタ ヴィッツ

TRDラリーチャレンジのクラス区分はこちらを参照ください。