Netz Cup Vitz Race 2013　Grand Final

#62デパマン石渡選手がポールトゥウィン！Vitz使い日本一の座に輝く。

GAZOO Racing Netz Cup Vitz Race の2013年シーズンを締めくくるVitz使いの日本一決定戦“Grand Final”。今年も全国5シリーズを戦った68台がエントリーし、JAF GP FUJI SPRINT CUP 2013の併催イベントとして富士スピードウェイで開催された。今年は新たな試みとして予選に出走する全選手に新品のGOOD YEARタイヤ、Koseiホイールを配布し、よりイコールコンディションでのレースとなった。

金曜日午後に行われた予選は、同日午前に行われた予備予選を突破した33名と全国5シリーズの上位3位までにランクインした選手、さらにタイ王国で開催されているTOYOTA Vios One Make Raceの上位ランカー2名の計45台で争われた。セッション開始直後、関東シリーズランキング3位の#62デパマン石渡選手がトップタイムをマーク。次いで予備予選を勝ち上がった#13蓬田選手、#22北田選手が続く。蓬田選手、北田選手はその後のセッションでともにベストラップを更新するも、トップタイムには届かず、石渡選手が今シーズン初のポールポジションを獲得した。

明けて土曜日に開催された決勝レースも快晴の下での開催となった。オープニングラップの1コーナーを制したのは絶好のスタートを決めた予選2番手の蓬田選手。さらに予選3番手の北田選手もこれに続き、ポールポジションの石渡選手は3番手に後退。2位に浮上した北田選手は勢いそのままにダンロップコーナーで蓬田選手もパスし、トップに浮上。1周目を終えた時点で北田選手、蓬田選手、石渡選手の順でコントロールラインを通過した。しかし、2周目の1コーナーへのブレーキングで北田選手を蓬田選手、石渡選手がパス。3台でトップ集団を形成し、4番手以下を引き離していく。さらに3周目のコカ・コーラコーナーでは、石渡選手が蓬田選手のインをついてトップに立つ。

レース中盤もトップ集団の3台は、接近戦が続いたものの、石渡選手、蓬田選手、北田選手の順は変わらず走行を重ねていく。ファイナルラップに入り、このままフィニッシュかと思われたダンロップコーナー、蓬田選手が膨らんだ隙を北田選手が逃さず、オーバーテイクし2位に浮上。しかし、トップには届かず、石渡選手が2013年シーズン最後のチェッカーフラッグを受けた。石渡選手は今シーズン、シリーズ0勝に終わったが、特別戦でVitz使い日本一の称号を手にし、見事雪辱を果たす結果となった。