東北シリーズ第3戦 第2レース

シリーズチャンピオンの行方は？

翌朝、決勝第2レースが行われた。第1レースのグリッドは、第1レースのベストラップを基にグリッドが決定される。ポールポジションの渡辺選手は、ランキング3位からシリーズチャンピオンを狙う。2013年東北シリーズの最終レースがスタート。5番手スタートの橋本選手が絶好のスタートで1コーナーでは一気に3番手までポジションアップ、続く2コーナー・3コーナーでも、2位イシカワ選手を激しく追い上げる。

オープニングラップを終え、トップ5は渡辺選手・イシカワ選手・橋本選手、それに横田選手・飯田選手が続いた。中盤の5周目にレースが動く。1コーナーでイシカワ選手に橋本選手が並びかけるも、ポジションは変わらない。しかし、橋本選手は続くコーナーでついにイシカワ選手を交わし、2位へポジションアップ。終盤も上位5台が僅差の接戦を繰り広げながら周回を重ねていく。

上位5台のポジションは変わらず、そのままチェッカー。渡辺選手がポールトゥウインで今年の東北シリーズ最終レースを締めくくった。2位には橋本選手、3位にイシカワ選手が続いた。クリーンな好バトルが続いた最終戦2レースの結果、東北シリーズのシリーズチャンピオンは、昨年の雪辱を果たしたイシカワ選手が獲得した。イシカワ選手は56歳(決勝日時点)でNetz Cup Vitz Race史上、最年長のシリーズチャンピオンの誕生となった。