フォーミュラ・ニッポンとは?
- "日本最高峰"のレース「フォーミュラ・ニッポン」
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フォーミュラ・ニッポンは、その名の通りフォーミュラカーと呼ばれるタイヤが剥き出しのレース専用車両によって競われる、日本最高峰に位置づけられているレースである。
1996年に前身の全日本F3000選手権からリニューアルし、日本独自のカテゴリーとしてスタート、2012年は17年目のシーズンに入る。
2006年よりエンジンが一新され、それまで長年に渡り使用されてきたものから、トヨタ・ホンダ2社によるエンジン供給体制が始まった。トヨタは3リッターV型8気筒のRV8Jを供給し、2006年から3年連続でRV8Jを搭載したドライバーおよびチームがシリーズチャンピオンを獲得している。規則が変更された2009年からは、3.4リッターV型8気筒のRV8Kを供給。このエンジンでも2010、2011年とシリーズチャンピオンを獲得。特に、2011年シーズンは、開催された全レースで勝利を挙げる圧倒的な強さを見せた。
近年のトピックとしては、2009年から一時的に最高回転数を400回転/毎分上げることのできるオーバーテイクシステムが導入され、追い抜きのチャンスが増えている。レースは最長250kmの距離で争われ、1大会1レースの場合、獲得できるポイントは優勝から8位まで10、8、6、5、4、3、2、1。また、予選1位のドライバーには1ポイントが与えられる。1大会2レースで行われるときはポイントは半分となるが、優勝ドライバーのみ3点のボーナスポイントが追加される。
このポイントシステムによる得点合計によってドライバー部門のランキングが決められることになる。チームに対する得点はエントラントに対して与えられ、二人体制のチームには二人のドライバーのポイントが合算される。決勝レース中のタイヤ交換および燃料補給は大会によって決められている。各チームがこれらの戦略をどのように使うかにより、勝敗が大きく左右する場合があるので注目点だ。
- 2012年フォーミュラ・ニッポン ポイントシステム
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- ■1大会1レースの場合
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決勝順位 優勝 2位 3位 4位 5位 6位 7位 8位 ポイント 10 8 6 5 4 3 2 1 ※ 予選1位のドライバーには1ポイントが与えられる。
- ■1大会2レースの場合
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決勝順位 優勝 2位 3位 4位 5位 6位 7位 8位 ポイント 5+3 4 3 2.5 2 1.5 1 0.5 ※ 第1レース、第2レースとも、予選1位のドライバーにはそれぞれ1ポイントが与えられる。
第1レース、第2レースそれぞれ