トヨタモータースポーツ開発秘話 |
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ピットビル3階のトヨタモータースポーツ50thステージでは「トヨタモータースポーツ開発秘話トークショー」が行われた。トヨタ自動車モータースポーツ部部長の高橋敬三とパナソニック・トヨタ・レーシングでテクニカルコーディネーションディレクターを務める新居章年が、50年におよぶトヨタモータースポーツの歩みを振り返りながら、クルマ好きだった自身の子供時代から今日までの秘話を披露した。
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1976年のF1グランプリ初開催を富士で観戦したという二人。高橋は「初めて目にするF1は期待通りの凄さだった。ニキ・ラウダやマリオ・アンドレッティを間近に見られて興奮したのを忘れない」と当時の感動を振り返り、「F1はエンジン開発、シャシー開発、チーム運営どれをとっても難しく、思い通りにならないことが多いが、レースをしている人間は、そのつらさをバネにしている」と話した。新居も「その通り。好きな仕事だから楽しくやっていられる。じゃないと、厳しい世界で体がもたない」とエンジニア魂あふれるトークを繰り広げた。
最後に「世界の強豪を相手に戦う秘訣は?」とたずねられると、新居は「ひらめきが大切」、高橋は「あきらめないで粘り強く、コツコツと積み上げていくこと」と即答し、モータースポーツを愛してやまないファンを最後まで釘付けにした。 |
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