ヤルノ・トゥルーリ(パナソニック・トヨタ・レーシング レースドライバー)
まず2007年を振り返ったヤルノは、「難しいシーズンだった。スロースタートではあったが、シーズン序盤は何ポイントか取ることができた。しかし、期待していたような結果は得られなかった」としながらも、「スポーツに不測の事態はつきもの。多くを学び、教訓を得た」と前向きな姿勢。「来シーズンはなるべく早い時期にチームに初優勝をもたらしたい」と力強いコメントを聞かせてくれた。また、初めて一緒に走った小林可夢偉については、「サードドライバーは大切な役割。彼には期待しているし、彼にとっても素晴らしい経験になるはず」と話している。
小林可夢偉(パナソニック・トヨタ・レーシング サードドライバー)
F1ドライバーとして初めて参加したファン感謝イベントについて、「いきなり有名人になった気分。お昼ご飯を食べる時間もないほど忙しかったが、F1をやっていく上でこういう仕事も大事だということが分かった。1日、いい勉強になった」と振り返り、「ヨーロッパに比べ日本のコースはすごくきれい。今日はいいお天気で富士山もよく見えた。富士スピードウェイは僕の中でベスト3に入る素晴らしいコース」と絶賛した。
また、サードドライバーの仕事については、「クルマ自体のメカニカルグリップを上げるために、正しいコメントで適切なフィードバックをすることが重要」とコメント。記者から「どのドライバーに勝ちたいか?」とたずねられると、はにかみながらも「いつかはハミルトンに勝ちたい」と答えたのが印象的だった。小林はイベント終了後、ヨーロッパへ戻り、来月のヘレステスト参加に備える。
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