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Rd4. Grand Prix of San Marino
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予選はラルフが6位、ヤルノが9位。決勝ではさらに上位を狙う!
2006年F1世界選手権サンマリノGP予選で、パナソニック・トヨタ・レーシングは2台のクルマをともにトップ10へと送り込んだ。明日のヨーロッパラウンド開幕戦決勝ではハイレベルなパフォーマンスが期待できるだろう。
 
2006年4月22日(土)
 

イモラ・サーキットで開催される明日のサンマリノGP決勝では、ラルフ・シューマッハーが6番グリッドから、また、チームメートのヤルノ・トゥルーリが9番グリッドからのスタートとなる。

ラルフは予選の3つのセッションをいずれも上位でフィニッシュした─第1セッションでは3位、第2セッションでは6位、そして上位10台で争われる肝心の第3セッションでは1分23秒772を記録し6位となった。

「この週末の前までは自分たちがどの位置に来れるのか予想すらできなかった。だが予選を終えた今振り返ってみると、本当ならもっと上位も狙えたと思う」と話すラルフ。「以前から、イモラのコース特性とわれわれのマシンは相性がいまひとつだったが、今年のクルマのリアはこれまでのものとはまったく異なっている。それが今日は大きな役目を果たしてくれた。また、ブリヂストンもわれわれとともに懸命にタイヤの開発を進めてくれた。おかげでチームは初日からいい流れでここまできている。明日に関しては、自分たちの戦略もかなりいいはずだと楽観しているよ」

いっぽう、チームメートのヤルノは第1セッションで5位、第2セッションで7位となり、最後のセッションでは1分24秒172で9位となった。だが彼も「本来ならもっと上のグリッドを獲得できたはずだ」と今日の予選を振り返ってくれた。どうやら彼にとって、7回チャンピオンに輝いているミハエル・シューマッハーの走りはあまり関心できるものではなかったらしい。

「2回目のアタックでは間違いなくもっと速く走れるはずだった。だが残念なことにちょうどそのときミハエルがピットから出てきて、私の前を塞いでしまった。あれはフェアな行為とは思えないし、特にあれだけの技量を持つドライバーがするべきことではないだろう。第2セッションまでは、クルマのハンドリングがとてもよかったし、バランスも良好だった。明日はいいレースができると自信を持っている」

ポールポジションは今シーズン2回目となるスクーデリア・フェラーリ・マールボロのミハエル・シューマッハー(1分22秒785)が獲得。そしてラッキーストライク・ホンダのジェンソン・バトンが2位(1分22秒988)、同じくルーベンス・バリチェロが3位(1分23秒242)に続いた。4位はフェラーリのフェリペ・マッサ(1分23秒702)、その後ろがディフェンディング・チャンピオンでマイルドセブン・ルノーのフェルナンド・アロンソ(1分23秒709)、6位のラルフと9位のヤルノの間にはチーム・マクラーレン・メルセデスのファン‐パブロ・モントーヤ(1分24秒021)とキミ・ライコネン(1分24秒158)が入り、トップ10の最後はウィリアムズF1チームのマーク・ウェバー(1分24秒795)となった。

レース担当チーフエンジニアのディーター・ガスは次のようにコメントしている。「今日の午後はラルフがいい仕事してくれたし、6位という結果には満足できると思う。今回選択したタイヤであれば、予選だけではなくレースでもいいパフォーマンスできると自信を持っている。ヤルノがアタックラップでタイムをロスしたことに関しては当然がっかりしているが、それでも明日のレースに向けて2台が共にいい結果を狙える位置を手にできたと思っている」

1 M・シューマッハー
フェラーリ
2 J・バトン
ホンダ
3 R・バリチェロ
ホンダ
4 F・マッサ
フェラーリ
5 F・アロンソ
ルノー
6 R・シューマッハー
トヨタ
7 J・モントーヤ
マクラーレン
8 K・ライコネン
マクラーレン
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