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Rd8. Grand Prix of Great Britain
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F1第8戦イギリスGP 快晴のシルバーストーンで公式練習を開始
J.トゥルーリ5番手、R.シューマッハー11番手で好感触を得て明日の予選アタックへ
 

2006年6月9日(金)(イギリス・シルバーストーン発)

 

F1第8戦イギリスGPの公式練習1回目と2回目がイギリスのシルバーストーン・サーキットで行われた。 例年よりも一ヶ月早い開催となり、天候不良が予想されたが、公式練習初日は朝から快晴。気温25度、 路面温度38度、湿度42%という好コンディションで午前11時に公式練習1回目が開始された。進化型 “TF106B”での常設サーキットデビュー戦を前にパナソニック・トヨタ・レーシングは、ヤルノ・トゥルーリが 7周ながら4番手と好タイムをマーク。ラルフ・シューマッハーは初期チェックのみに留まり、タイムは計測 されなかった。2時間のインターバルを経て、午後2時から行われた公式練習2回目は、気温28度、路面 温度は45度の下、各車データ収集を継続。17周を走ったヤルノ・トゥルーリが5番手。ラルフ・シューマッハーは 22周を走り込み、11番手タイムを刻み、明日行われる公式練習3回目と予選、そして、日曜日の決勝 レースへと臨む。

ヤルノ・トゥルーリ : カーナンバー8
シャシー:TF106/08B



公式練習1回目 : 4番手 1分22秒877(トップと0.931秒差)   7周
公式練習2回目 : 5番手 1分22秒437(トップと1.355秒差)  17周

「我々は今年ここシルバーストーンでのテストを行っていないため、テストをしてきたライバルチームよりはセットアップに関してやや作業量が多くなった。あまりグリップが得られず、どの方向性を目指すべきか理解するために、異なるタイヤを試した。我々はセットアップへとやるべき作業が若干残っているが、全体的には上手く行っている。モナコでデビュー戦を終えた進化型“TF106B”は、昨週のバルセロナテストで強力なパフォーマンスを示し、高速サーキットで初めてのレースを迎える。私が喜べるかは晴れるかどうかにかかっている。晴れれば、それ以上もう何もいうことはない」

ラルフ・シューマッハー : カーナンバー7
シャシー:TF106/07B



公式練習1回目 : 17番手 タイム無し   2周
公式練習2回目 : 11番手 1分23秒114(トップと2.032秒差)  22周

「今日のシルバーストーンは滑りやすく、全てのドライバーにとって難しく、多くのドライバーがスピンを喫した。 少なくとも私はコース上に“TF106B”をとどめ、問題なくプログラムを遂行出来た。セットアップ面でまだ作業は残っているが、今週末へ向けて、グリップレベルが改善されていくことを期待している。私が初めてF1カーを テストしたのは、10年前のシルバーストーンであった。あれからサーキットは変わったが、今でも私はこのサーキットでレースを戦うことを楽しんでおり、コースレイアウトも好きだ。我々が望むレベルのパフォーマンスを得るまでには、まだやるべきことはあるが、ここシルバーストーンで良い結果が得られることを望んでいる」

ディーター・ガス : レースおよびテストのチーフ・エンジニア

「イギリスでこのように暖かく、晴れた天候に恵まれることは素晴らしいことであり、今日は我々にとって順調な公式練習初日となった。ただ、予測していたほどのグリップが得られず、ドライバーはバランスを見出すのが難しいと報告してきた。そのため、ハードな一日となったが、バランスの問題を解決すべく、若干の調整を 行った。また、特に大きな問題もなくタイヤの評価を行うことが出来、週末へ向け、まずまずのスタートを切れたと言える」

新居章年 : 技術コーディネーション担当ディレクター

「イギリスGP公式練習初日は、レースに向けて順調な滑り出しだったと言える。サーキットは風のせいか 全体にグリップの低いコンディションだったが、プログラムは順調にこなせた。今日の結果を解析し、明日の公式練習3回目に反映させた上で、予選ではラルフ・シューマッハー、ヤルノ・トゥルーリ揃って上位グリッド 進出を目指す」

1 M・シューマッハー
フェラーリ
2 N・ハイドフェルド
ザウバー
3 F・マッサ
フェラーリ
4 K・ライコネン マクラーレン
5 G・フィジケラ
ルノー
6 F・アロンソ
ルノー
7 R・バリチェロ
ホンダ
8 J・ビルヌーブ
ザウバー
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