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Rd8. Grand Prix of Great Britain
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F1第8戦イギリスGP予選
ラルフ・シューマッハーが7番手グリッド
ヤルノ・トゥルーリは予選開始直後にエンジントラブルでアタック断念。最後尾から決勝へ
 
2006年6月10日(土)(イギリス・シルバーストーン発)
 
6月10日(土)、シルバーストーン・サーキットで、イギリスGPの公式練習3回目と予選が行われた。前日に引き続き、イギリスGPとしては珍しく晴れ渡 った空の下、気温23度、路面温度31度というコンディションで午前9時30分から公式練習3回目が開始され、パナソニック・トヨタ・レーシングの2台は決勝レースを見据えたデータ収集に専念。タイヤを温存し、午後の予選へと臨んだ。予選は、サッカー・ワールドカップを考慮し、通常よりも1時間半早い、午後12時30分に、気温は29度、路面温度は43度の下で強い風を突いて開始 された。パナソニック・トヨタ・レーシングは第1ピリオド開始直後に2台共にコースインしたが、ヤルノ・トゥルーリは不運にもエンジントラブルに見舞われ、 予選アタックを断念。一方、ラルフ・シューマッハーは第1ピリオド14番手、第2ピリオドは10番手タイムを刻み、“ノックアウト”方式の最終第3ピリオ ド進出を決めた。第3ピリオドでは、終了間際にめまぐるしくタイムが入れ替わる中、ラルフ・シューマッハーは7番手のタイムを記録。明日の決勝レースでは、 4列目スタートとなり、ヤルノ・トゥルーリは最後尾22番手グリッドから追い上げを図ることとなった。

ラルフ・シューマッハー : カー・ナンバー7
シャシー:TF106/07 B



公式練習3回目 : 19番手 1分24秒386(トップと3.467秒差) 12周
予選第1ピリオド : 14番手 1分22秒886(トップと1.868秒差)  7周
予選第2ピリオド : 10番手 1分21秒043(トップと0.772秒差)  6周
予選第3ピリオド :  7番手 1分21秒073(トップと0.820秒差) 15周
グリッド : 7番手(暫定)

「今日成し遂げた予選結果には非常に満足している。我々は6番手から10番手の間に入れると予測しており、その通り、良いポジションを確保することが出来た。また、“TF106B”も好調だった。昨日と今朝の公式練習では、ライバルと同様にグリップ確保に苦しんだ。予選の第1ピリオド及び第2ピリオドでは、私にとしては完璧な走りが出来たとは言い難いが、チームのおかげで、予選が上手く 行ったことに感謝したい。最後のアタックでは、多くの燃料を搭載していたにもかかわらず良い走りが出来、とても喜んでいる。多くの他のサーキット同様、ここシルバーストーンも追い越しはやや難しいが、我々は戦略に自信を持っており、明日を楽しみにしている」


ヤルノ・トゥルーリ : カー・ナンバー8
シャシー:TF106/08B



公式練習3回目 : 16番手 1分23秒459(トップと2.540秒差) 13周
予選第1ピリオド : 22番手 タイム無し 2周
グリッド : 22番手(暫定)

「残念ながら、最初のアタック周回中にエンジントラブルに見舞われ、予選タイムを記録することさえ出来なかった。後方から煙が出ているのに気付いた時には、 私の午後の仕事は終わってしまった。それは明日の決勝で、後方グリッドからスタートしなくてはならないということを意味しており、モナコ同様に、進化型 “TF106B”での良い走りを見せられるはずだっただけに残念だ。昨日、我々は競争力が高く、今朝の公式練習後も、全く新しいタイヤを使っていなかったので、 予選には自信があった。シルバーストーンはほとんど追い越しが不可能なので、明日は非常に厳しいレースになるだろうが、まだ諦めてはいない。出来る限りハードに攻め続け、近いうちに私の運が好転することを期待し続ける」

パスカル・バセロン : シャシー部門シニア・ゼネラル・マネージャー

「複雑な思いの予選となってしまった。昨日の公式練習の後、今日の競争力を確信しており、戦略の一つとして、今朝の公式練習では新しいタイヤでの走行を行 わなかった。しかし、ヤルノ・トゥルーリの不意のエンジントラブルで、全てが台無しになってしまった。現在彼のトラブルについては調査中だが、明日は、エ ンジンを交換し、後方からのスタートとなる。しかし、“TF106B”は速く、ラルフ・シューマッハーは、予選終了直前に素晴らしいラップタイムをマークし てくれた。彼の予選結果を祝福したい。現時点で、明日はほぼドライでレースが行われると思われる。これまでの走りと、今日のラップタイムを考えれば、ラルフ・シューマッハーは、明日へ向けて非常に良いポジションにつけている」

新居章年 : 技術コーディネーション担当ディレクター

「昨日からの順調な流れに乗って、2台揃っての予選上位を狙っていたが、ヤルノ・トゥルーリのエンジントラブルで叶わなかった。ラルフ・シューマッハーは、ややグリップ不足に悩んでいたが、予選7番手と頑張ってくれた。明日は、チーム全体で万全の準備を行い、ドライバーの頑張りに応えたい」

1 F・アロンソ
ルノー
2 K・ライコネン
マクラーレン
3 M・シューマッハー
フェラーリ
4 G・マッサ
フェラーリ
5 G・フィジケラ
ルノー
6 R・バリチェロ
ホンダ
7 R・シューマッハー
トヨタ
8 J・モントーヤ
マクラーレン
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