F1第12戦ドイツGP 曇天の下 チームのホームGPで公式練習開始
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地元R.シューマッハーと契約更新が発表されたJ.トゥルーリが好成績目指し
データを収集 |
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2006年7月28日(金)(ドイツ・ホッケンハイム発) |
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ドイツ・ホッケンハイムリンクでF1第12戦ドイツGPの公式練習1回目と2
回目が行われた。例年酷暑に襲われるドイツGPであるが、珍しく雲に覆われ、午
前11時からの公式練習1回目は、気温27度、路面温度35度、湿度60%と
いうコンディションで開始された。地元ドイツ出身のラルフ・シューマッハーと、
今日、パナソニック・トヨタ・レーシングとの3年間の契約延長を発表したヤル
ノ・トゥルーリは、公式練習1回目は、初期チェックでそれぞれ3回づつコース
インしたものの、タイム計測はされなかった。2時間のインターバルを経て午後
2時から開始された公式練習2回目は、気温26度、路面温度は31度、湿度7
3%のコンディション。このインターバルの間からセッション中盤にかけて若干
の降雨があったものの、大きな影響はなく、ヤルノ・トゥルーリが13周を走破
して12番手、これに14周をこなしたラルフ・シューマッハー13番手で続き、
明日の予選、日曜日の決勝へ向けて順調にデータ収集とセットアップ作業を行っ
た。
ヤルノ・トゥルーリ : カーナンバー8
シャシー:TF106/08B
公式練習1回目 : 21番手 タイム無し
4周
公式練習2回目 : 12番手 1分17秒844(トップと
1.619秒差)13周
「今日は比較的良い一日であった。特に私はチームとの契約更新を果たし、純粋
に将来へ向けて、我々の開発の進展だけに集中でき、非常に嬉しい。今日の公式
練習は、午後のセッションで降雨に見舞われそうになったが、いつも通りに進行
した。我々はすでに先週のへレステストで、このドイツGPのためのタイヤに関
する感触を得ているが、明日は、もっと暑いコンディションになるはずだ。そし
て、この週末どれだけ良いパフォーマンスを見せられるか、それを、よりはっき
りさせてくれるだろう」
ラルフ・シューマッハー : カーナンバー7
シャシー:TF106/07B
公式練習1回目 : 22番手 タイム無し 4周
公式練習2回目 : 13番手 1分17秒895(トップと1.670秒差)14周
「地元に帰ってきたことを実感し、雰囲気を楽しめるので、ホッケンハイムを訪
れるのはいつでも素晴らしい。今日は、週末へ向けてのタイヤに関する作業とセ
ットアップを行い、かなり上手く行った一日となった。周回した数ラップでも、
全てが好調に見えた。降雨のために、時間的な制約を受けながらの作業となった
が、両セッションともに問題なく進行した。タイヤ選択に必要なデータは収集出
来たので、あとは、どのタイヤを選択すべきかをよく検討しなくてはならない。
我々は進化を続けており、日曜日の決勝レースでは、上位で戦える力を持ってい
ることを信じている」
ディーター・ガス : レース&テスト チーフ・エンジニア
「天候の変化は、特に2回目のセッションの間に、チャレンジングなものとなっ
た。タイヤに関する作業において、望んでいた十分な周回をこなすことは出来な
かったが、タイヤ選択のための更なるデータを収集すべく、明日午前中の公式練
習3回目のセッションを利用しようと思っている。2台ともに小さな空力部品の
アップデートを行っており、ヤルノ・トゥルーリは最新スペックのエンジンを搭
載することになる。ここではタイヤが非常に重要な役割を果たすが、最終的なタ
イヤ選択の前に、データの確認が必要だ。明日には、我々が期待できることが、
もっと分かるだろうが、前戦フランスGP同様の結果を期待できると信じてい
る」
新居章年 : 技術コーディネーション担当ディレクター
「暑さが一段落し、少しは過ごしやすい天気となった。しかし、公式練習1回目
では、ラルフ・シューマッハーの“TF106B”にブレーキの調整が必要となったり、
公式練習2回目の序盤には雨が降るなど、プログラムを進めるのには少々困難な
一日であった。とはいえ、必要なテストはほぼこなせたし、ヤルノ・トゥルーリ
の契約も延長され、チームの雰囲気も良い。明日の予選では、2台揃っての最終
セッション進出と、上位グリッド獲得を目指す」
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1 |
C・クリエン |
レッドブル |
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2 |
J・バトン |
ホンダ |
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3 |
R・バリチェロ |
ホンダ |
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4 |
F・マッサ |
フェラーリ |
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5 |
D・クルサード |
レッドブル |
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6 |
G・フィジケラ |
ルノー |
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7 |
N・ハイドフェルド |
ザウバー |
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8 |
K・ライコネン |
マクラーレン |
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詳細.. |
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